白黒ブログ~続カウンターの内側から~

カウンターの内側目線&店の外のマスターの顔

映画『きらめく拍手の音』試写会

2017-04-19 00:17:23 | Weblog


食器の音、洗い物の音などの生活音だけが聞こえる
静かな静かな家の中。
だけど両親はしきりに会話をしている。
手話で。

ろう者の両親の元に生まれた’聞こえる‘子供を
コーダ(CODA)と呼ぶ。

丸山正樹さんの小説『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』を読んで
知識は多少あった。

その丸山さんにお誘いいただいて
今日この映画の試写を見に行った。

コーダである韓国人女性監督イギル・ボラ氏が
自身の家族を2年間に渡り撮り続けた
ドキュメンタリー映画『きらめく拍手の音』だ。

<犬の声>、<店から流れる歌謡曲>などが
ろう者の観客のために字幕で出て
改めて生活の中にさまざまな「音」があることに気づかされる。

幼い頃から手話を自然に身につけ
両親の通訳になって
ろう者と聴者の世界を繋いできた監督とその弟。

ろう者の両親はとにかく明るい。

家族でカラオケに行く場面で
音程も拍数も合っていなくても
歌を楽しみ、歌詞に思いを込め歌う妻に
タンバリンで拍子をとりデュエットする夫。

笑いを誘う場面ながらも
あまりに幸せな家族の姿に
涙が止まらなかった。

特に悲観するでもなく
説明たらしくもなく
淡々と描かれた家族の日常は
全編きらきら輝いて
なんだかとてもまぶしかった。



上映が終わり来日中の監督のトーク。
そしてロビーで丸山さんと一緒に
少しお話をさせていただいた。

実は丸山さんの『デフ・ヴォイス』の韓国語版が
この度出版され
推薦文を書いてくれたのが彼女なのだ。

感動の初対面に同席。

行動力と強さと優しさを内に秘めた
素敵な女性だった。

アフタートークで監督自身が言っていた通り
いろいろな違い、
韓国と日本の文化、ろう者と聴者、ろう者とコーダなどの違いを
見て感じて楽しめる作品。

6月10日よりポレポレ東中野にて公開!
是非ご覧ください。

その前に『デフ・ヴォイス』未読の方は
そちらも是非!
コーダの法廷手話通訳士を主人公にしたミステリーです。
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