マッシーパパの遠吠え

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高原(こうげん)と高地の違いわかります!?

2008-11-02 08:00:58 | Weblog

先週末、バスツアーで家内と赤目四十八滝と曽爾高原を訪れた。「”赤目(あかめ)”で2時間半、”曽爾(そに)”で1時間半、ゆっくり散策を楽しんでもらいます」とパンフにハイキングの「ハ」の字もなかったが、散策とはほど遠いハードなハイキングでした。

処で、”赤目四十八滝”は縦断するのに120分かかるから当然、時間的に全行程踏破は無理。でも、せめて、シンボル的存在の「荷担滝(にないたき)」ぐらいはと意気込んでいたが、二人連れでは百畳岩の茶店がせいぜい限度。時間切れでUターンして戻ることに(http://www.akame48taki.jp/takiannai/main.html)・・。

そして、今回、お目当ての「黄金色に輝くススキの群生」の曽爾高原へ向かったが、バス停から高原にたどる坂道がなんと急勾配で延々15分。早、イントロで戦力喪失。折角、稜線をたどって、峠まで行くはずが、丘の中途でギブアップする始末(http://gt80.fc2web.com/nara/play/soni.html)。

あの毎日のジョギングで鍛えたはずの体力が、連続する高地で思わずメッキがはげたという次第・・。

ともあれ、「高原」といえば、マッシーパパの頭に浮かぶのは歌の数々。ざっと数えあげても

伊藤久男の『高原の旅愁(http://jp.youtube.com/watch?v=uM96p3kny1w)』、

霧島昇・二葉あき子の『高原の月(http://jp.youtube.com/watch?v=9oT2vXRArF4)』、

小畑実の『高原の駅よさようなら(http://jp.youtube.com/watch?v=x6UxlrVG1bQ)』と『ああ、高原を馬車が行く』など。

そしてほかにも、懐メロでおなじみの岡本敦郎の『高原列車は行く(http://jp.youtube.com/watch?v=PQv_RvASkdw)』と林伊佐緒の『高原の宿(http://jp.youtube.com/watch?v=RzgfWSsG9DA)』。

さらには、東海林(しょうじ)太郎の『高原の回想譜』と舟木一夫の『高原のお嬢さん(http://jp.youtube.com/watch?v=_DQCUQw_FWk)』などなど、「高原」をイメージするすがすがしい歌が多い。

そして、なぜか、ほとんどが、51-55年に流行したもの。又、歌詞もその多くが、「夢」「月」「旅」「列車」「白樺」「宿」「恋」などスイートな言葉を並べている。それだけに、いやおうなく、旅情をかきたててくれるのだが・・。

しかし、それがなぜか、40年の「高原のお嬢さん」を最後に、歌謡曲の世界から「高原」の歌がぷっつり消える。そして、1987年に公開された映画『私をスキーに連れてって』を契機として全国的にスキーブームが起こり(Wikipedia)、一層、高原は旅情の舞台からレジャーのメッカに様変わっていったのである。

閑話休題、処で、「高原」といえば、今ひとつ、気になるのがその意味合い。広辞苑には「海面からかなり高いところにあって、平らな表面を持ち、比較的起伏が小さく谷の発達があまり顕著でない山地」とある。そういう意味では今回の曽爾高原はほぼ条件が整っているように思われる。

でも、日本には、「高原」といわれるものだけで129箇所(Wikipedia)あって、中には、八幡平のように””、弥陀ヶ原、八方ヶ原のように”台地”と呼ばれる高原もある。いや、阿武隈高地や北上高地、上高地と言って、高原状の山地もある。

一体、それらとどう違うねん!と思わず突っ込みを入れたくなるが、実際、学問的にも区別は難しいようだ。

Wikipediaにも「高原とは標高の高い平地、起伏が少ない高地という表現もできるが、高原と高地の境界は明確ではない」とある。又、「規模の大きな台地を高原と呼ぶこともあるが、高原と台地の境界も明確ではない。台地のうち標高600m以上のものを高原とすることもある。ただし、高原の全てが台地状というわけではなく、那須高原のように山の麓に広がる平坦地も高原という」と、きわめていい加減なもののようだ。

ま~、漢字文化の繊細さが生んだ弊害といえるのかも。その点、英語だと、高原も高地も「highland」、台地は「tableland」ですむのにね。ホンと、日本語はとかく厄介だ・・。と講釈しつつ、疲れはしたが楽しい一日でした。

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