たけこの部屋

観劇と東方神起が好きです。

ワルシャワ室内歌劇場オペラ「魔笛」 12/15

2006-12-19 21:50:07 | モーツァルト
先日のワルシャワ室内合奏団と同じく“ワルシャワ・モーツァルト・フェスティバル in Japan”の一環。フェスティバルホールにて。

“ワルシャワ・モーツァルト・フェスティバル”とは、1991年のモーツァルト没後200年を機に企画されたフェスティバルで、その年以降毎年1年も欠かさずに40日間に渡って開催される話題の音楽祭。それを11/17~12/22まで日本で開催するというから行かないわけにはいきません。

モーツァルトの6種類の全幕オペラ(「フィガロの結婚」、「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」、「コシ・ファン・トゥッテ」、「皇帝ティトの慈悲」、「後宮からの誘拐」)を全26回、そして「レクイエム」のオーケストラコンサートと室内コンサートという2つのプログラムを計11回上演してくれるものです。

ただ、日本で開催するといってもやはり関東地方が中心で、関西で上演してくれるオペラは「魔笛」のみ。そして関西で聴けるコンサートは先日の室内合奏のみ。
モーツァルトイヤーと言えどもその盛り上がり方においては正直関東との温度差を感じます。

さてさて、「魔笛」はおもちゃ箱の中の世界のようで楽しいですよね。
ファンタジー・アドベンチャーって感じ♪
ただ演出が少し地味で、例えば冒頭は大蛇が登場するのを期待していたのに3匹の魔物が登場し、しかもその魔物の存在がイマイチインパクトがなかったのが残念だったかな。
あとタミーノ王子はもうちょっと若い方が(笑)

でも、パパゲーノと夜の女王とザラストロがすごく良かった!
バリトン好きの私としてはやっぱりパパゲーノの声が好き。
劇団四季の某ご贔屓さまもオペラ時代にこのパパゲーノを演じられていたとのことv パパゲーノの滑稽さに笑うたび、ご贔屓パパゲーノの姿を想像して「ありえない・・」と苦笑する私なのでした。

夜の女王のアリア、一度口元をちゃんと観てみたかった♪
一音一音、ものすごい速さで口の形が変わるんですね~!
感激でした。歌もとても素晴らしくて
この美しい曲が怒りに満ちた曲だなんてねぇ。

パパゲーノとパパゲーナは観ていて微笑ましく、可愛かったv
今年のモーツァルトはこれが見納めでしたが、来年以降も引き続きモーツァルトに触れる機会があれば嬉しく思います。

【キャスト】
ザラストロ: スワボミール・ユルチャック
タミーノ : レシェック・シフィジンスキ
パパゲーノ: アンジェイ・クリムチャック
夜の女王 : タチアナ・ヘンペル
パミーナ : マルタ・ボベルスカ 他
コメント (4)
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