マッサ・カンタービレ 

有坂まさよし 音楽家 テノール歌手です。
アリサカミュージックスクール(ありさかピアノ教室)を主宰しています。

ミニ音楽史23!!

2017-05-18 19:49:57 | 音楽
今日は古典派主義音楽時代の意義についてお話をします。
古典派音楽は1760年から1830年の年代区分で考えることができます。そして、その始まりと終わりでは音楽を取り巻く環境が激変したように思われます。
まずは音楽家の音楽活動のスタイルが“貴族のため”から“一般市民のため”に変化しました。古典派初期は、最大の聴衆であり、最大のスポンサーは貴族でした。そのため、貴族のために、貴族世界にあった音楽を作曲していました。演奏会形式も貴族の世界にあった形式のものでした。つまり、貴族の知識と教養を満足させるための音楽を書いていたのです。しかし、しだいに音楽会そのものが一般市民のための公開演奏会という形をとるようになりました。音楽家もそのようなスタイルの演奏会での活動が主体になっていきます。そして、さまざまなところから依頼される音楽を創作し、その演奏・出版し、音楽の教授し、いろいろな活動を通して収入を得るようになりました。つまり、音楽家が自身の芸術的意欲に従って活動をしていったということです。
そして、音楽自体もポリフォニー音楽からホモフォニー音楽に変化しました。それによりソナタ形式が生まれ、独奏用ソナタ、二重奏ソナタやトリオや四重奏などの室内楽、大型形式の協奏曲や交響などのさまざまな形式が作られました。そして、それぞれに相応しい楽想・音楽形式が与えられ、その形式の個性化が強調されていくようになりました。つまり、古典主義音楽の形式を尊重する形式美が確立されたのです。
この時代は音楽も音楽家も主体性が確立された時期と感じます。
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