マッサ・カンタービレ 

有坂まさよし 音楽家 テノール歌手です。
アリサカスクール(ありさかピアノ教室)を主宰しています。

少し心が重くなる時…!!

2017-10-06 21:54:46 | 日記
私はあることわざを耳にすると少し気分が晴れないときがあります。
それは「馬鹿につける薬はない」、「馬鹿は死ななきゃ治らない(馬鹿は死んでも治らない)」という、ことわざです。なぜなら、学問を教授する者として、どんなに愚かな人間でも学問をきちんと習えば、立派な人物になると信じているからです。また私は、ことわざは先人からの知恵のプレゼントであり、大事な教えだと思っています。だから、このことわざは愚かな人間は様々なことを試みても、何も変わらず愚かなままであると言っているような気がするのです。
確かに、愚かな人間は人に対して思いやりなく、非礼の限りを尽くしても、自分の行動・言動などが失敬だと気づきませんし、またそれらが失敬だと分かっていません。また、自分は一番賢く、世の中のすべてを知っていていると思い、他人からの貴重な助言も理解もできず、聞きもしません。そして、何か失敗や解決できないことが自分自身に起きれば、すぐに筋の通らない言い訳をし、他人のせいにします。愚かな人物に仕事を任せても、中途半端な仕事しかしないので、まわりの人たちがすべて処理をします。それでも、こういう人物は自分は立派な仕事をしたと言い張るのです。
このように様々なことを考えていくときりがなく、上述のことわざは正しいように考えられてしまいます。
ただ、このことわざに次のような意味も含まれています。
愚かな人につける薬はないけれど、その人自身が心を改めて、学問を習おうとする気持ちさえあれば、 愚かさを治すことができるという意味もあります。つまり、その人自身が自分は馬鹿で愚かな人間なんだと気づくことが肝要だということです。ただ、愚かな人間は自分がすべて正しいと思い、体系的に物事を考える能力がないので、自分で気づくのは非常に困難だと感じています。
しかし、私は学問を教授する者として、愚かな人物が心改めて、学問をしっかりと学ぼうとする姿勢になることに期待をしたいのです。学問には人を正しい道に導く力があると信じているのです。
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