きょうのできごと in Bangladesh

バングラデシュのダッカに暮らす日本語教師の日記

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ブログ

2009-12-12 11:19:59 | 
日本に帰ってきてから数日。穏やかな時間を過ごしている。
学生達や在バの友人とはFacebookやメールでやりとりがあり、あまり距離を感じない。便利な世の中になったものだ。
こちらでの食事も何故かベンガル料理率高し。帰りのトランクにスパイスやアチャールを詰めてきたのが役立っている。

さてさて、このブログ。
「きょうのできごと in Bangladesh」なんて題名だし、
帰国したらどうしようかな、などと考えていたのだが、ここらでいったん閉じようと思う。

そもそもブログを始めた理由というのが、
一般的に飲酒をよしとしないバングラで、それまで習慣になっていた日々の晩酌をやめた結果、夕飯後の時間がなんとなく手持ち無沙汰になってしまったからだった。
実際に書いてみると結構面白くて、週に1~2回の更新ではあったけど、書くのが楽しみになっていた。
書いてみて何よりよかったと思うのは、ブログによってたくさんの人とつながるきっかけができたこと。
ブログを通じて知り合えた方もいたし、日本人会の集まりなどでお会いしたときに「ああ、あのブログの」と声をかけて下さった方もいた。そこから会話が広がっていくこともあって、当初、現地の日本人の知り合いが少なかった私にとってはとてもありがたかった。
それに、ブログで仕事関係のイベント告知をしたことも数回あったし、遠くの友人にも自分の近況を知ってもらうことができたのもよかった。

書く面白さやブログの効用もよくわかったので、またいずれ書くこともあるだろうが、そのときは他のサーバーを使ってみようと思う。
というわけでこのブログはここでおしまい。

これまでコメントやメッセージを下さった皆様、本当にありがとうございました。
コメントを読むのは書くためのいい動機付けになりましたし、いろいろな方から応援のメッセージをもらうのは嬉しいものでした。(直接面識がない方からのメッセージに関しては必要なもの以外返信しませんでしたが、全て読ませていただいております。ありがとうございます。)
リンクを貼って下さっている皆様、こういう場合、リンクってどうするんでしょうね。解除していただいても結構ですし、そのまま放置でも構いませんのでよろしきようにお取り計らい下さい。

当面は何か書きたくなったらmixiかFacebookにでも書きなぐろうと思いますので、直接の知り合いでアカウントをお持ちの方はそちらでよろしくお願いいたします。mixiはこのブログのHNと同じ名前で、Facebookは本名で登録しています。
ただしFacebookは、私と「お友達」になった途端、我が学生達から「お友達リクエスト」が殺到する恐れがありますので、特に妙齢の女性はご注意下さい。

それでは、皆様、本当にどうもありがとうございました。
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帰国

2009-12-08 01:18:10 | 
荷物を詰め終わった。
空港に行くまであと1時間半ぐらい。
ちょっと寝ておいたほうがいいかな、とも思うけど、寝たら起きない気がする。

学生達の試験は昨日終わった。結果がわかるのは数ヶ月先。
毎朝毎朝続いていた授業が今日はなく、朝の小テストもなく、
これから私にとっても学生達にとっても新しい生活が始まることを実感した。

私はここでの生活が結構気に入っていた。
仕事はやりがいがあって楽しかったし、上司にも同僚にも学生にも恵まれた。
一緒にくだらないことで大笑いできる友人達もいて、
毎日毎週、同じように仕事して、たまに酒飲んで遊んで。
そんなシンプルな生活が本当に楽しかった。

こんなことを書いていると、いろいろな人の顔が思い浮かぶ。
本当にたくさんの人に支えられた2年だった。
たまたまこのダッカという町で皆に出会えたこと、時間を共有できたこと、心から嬉しく思う。

皆さん、どうもありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。
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本日の

2009-12-03 21:51:21 | 
◆昼食:会社にてヒデ爺お手製の弁当を食す
 ・白米
 ・牛肉入り野菜炒め
 ・牛肉のトルカリ(カレー)
 ・牛肉の和風甘辛煮
牛肉祭りだわっしょいわっしょい。

◆夕飯:自宅にてヒデ爺の手料理
 ・白米
 ・野菜炒め
 ・フライドポテト
 ・鶏の唐揚げ
 ・みそ汁腕入りミニラーメン
小学生男子が喜びそうなメニューだ。
ちなみにミニラーメンは東南アジア製インスタント。
もともと「ミニ」じゃないはずだが、お椀に入らなかった分はどこに行ったのか。

ヒデ爺の料理はなかなか予測できない。
ミニラーメンは本日初登場であった。そんな工夫はしなくてよろしい。
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最後の○○

2009-12-02 22:51:54 | 
来週、今の職場を辞めて日本に帰る。
ビザの延長で手間取っていたこともあり、帰る日が正式に決まるまでここに書くのは控えとこうと思っていたら、結局今日になってしまった。
ビザの延長もできたし、航空券も取った。

もともと任期があってないようなもので、今月で2年と4ヶ月。
今、教えている学生達がこの日曜日に日本語能力試験を受け、キリがよいのでとりあえずここまで。
試験結果を待って彼らの進路を見届けたいという気持ちもあるが、それよりも自分の進路をどうにかせえよ、ということで今の時期に帰国することにした。

同僚達は「ついに結婚か!」と期待に満ちた目で聞いてくるが、
私の返事を聞くと、失望の色を隠さずに問う。「・・・何故だ。」
心底心配そうな瞳で見つめるのはやめていただきたい。

先週あたりまでは、ここを去る実感も特にないまま過ごしていたのだが、
最近「これが今回のバングラ滞在で最後の○○」という機会が増えてきて「ああ、そうだったな」と気付かされる。けっこう切ない。
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犠牲祭

2009-11-28 19:37:31 | バングラデシュのこと
Eid Mubarak!

というわけで犠牲祭である。
昨晩は野太い牛の声とメエメエ悲しげな山羊の声があちらこちらから聞こえたが、
今朝、私が目覚めた頃にはいたって静かに。すでに天に召されたか。

せっかくの機会だから散歩でもしてみるか、と思ったのだが、
スプラッタな光景を想像してなんとなくおっくうになり、結局出かけたのは夕方になってからであった。

昨晩、牧場のかほりを楽しめた駐車場は、本日は屠殺場のかほりとなっており、早速憂鬱になる。
マンションの門の辺りには人だかり。皆さん「マイ・バッグ」を持って牛肉のお裾分けを期待していらっしゃる模様。

人々を掻き分け、外に脱出。
ところどころに赤黒い水溜りを発見するも、夕方になるとだいたい掃除も終わっており、想像よりもはるかにましだった。ただ、匂いがやはりひどい。

匂いのせいか何なのか、いつもの街並みもなんとなく殺伐として見える(本当は聖なる日なんだけどね・・・、慣れないもんで)。
店はすべて閉まっているが、道は結構人が歩いている。
ただし、皆「マイバッグ」持参。牛をもらい歩いているらしい。

犠牲祭では牛または山羊を捌くが、それをすべて自宅で喰らうのではなく、
親戚や近所にお裾分けし、また貧しい人にも分け与える。
そんなわけなので、貧しい人々が肉のおこぼれを期待してお金持ちっぽい家を渡り歩いているのだ。


とある家の前に集う人々

モスクの近くでは、白いパンジャビを血で染めた男性や巨大なナイフを持った男性を見かけた。
血がしたたっているリキシャを見ると、牛の皮が大量にのせてあった。
いつもは一人で道を歩いていて心配になることなどほとんどないのだけど、
やはり見慣れないものだからか、なんとなく不安になってさっさと帰ってきてしまった。


我が家の門前。まだ人だかりが。(*中央の男性は全く無関係の方です。申し訳ない。)

家に帰るとお向かいのマダムが大量の牛肉を持ってきて下さった。
まことにありがたいが、冷凍庫に入りきらんっす。

明日は同僚宅を数軒めぐるダワット(ご馳走)の旅を決行予定だし、しばらく牛肉祭りが続きそうである。
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ドナドナの季節

2009-11-27 14:25:08 | バングラデシュのこと
さあ、今年もバングラデシュにドナドナの季節がやってまいりました。
悲しげな瞳をした牛さんがドナドナドーナーと路傍を引かれてゆくわけで、
近々(明日辺り)彼らを襲うであろう運命を思うと、胸が締め付けられる思いである。

おいしく食べてあげるからね、牛さん。

***************************

気づけばもうそんな季節なのである。
イスラム教の犠牲祭。牛さん(あるいは山羊)を切ってさばいて配って食らう。
この季節になると、バングラ男子のテンションが妙に高くなるような気がする。
「牛、もう買った?」
「うんにゃ、まだ。明日買いに行く。」
「おれ買った。」
「いくら?」
「XXXXXタカ。」
「お、すっげえ。あ、あの牛、立派だな。」
「目も綺麗だし。」
「ありゃ隣の○○さんとこの牛だな。」
そんな感じで、男共の脳内は牛のことで一杯。やれでかいだの美しいだの値段がどうだのどこの市場がいいだのと、牛議論。ザ・牛祭りである。

過去2年の犠牲祭のときはいつも休暇で日本に帰っていたので実際に見るのは今年が初めて。
すでに私が住んでいるマンションの駐車場には確認できるだけで4頭の牛がもしゃもしゃと干草を食べながら待機しており、駐車場にいながらにして大自然のかほり(=牛スメル)を堪能できる。
目をつぶれば牧場気分。なかなか贅沢な話じゃないか。
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最近の悩み

2009-11-27 14:22:41 | 日本語教育
バングラデシュもすっかり涼しくなった。
エアコンやファンなしでも快適。秋である。
湿度も下がり、それとともに私のお肌もカッサカサ。干からびている。
「加齢」という言葉が頭をよぎるが、ノンノン!きっと秋風さんのいたずらね!!
とあえてパリジェンヌ風に明るく否定しておこう。

さてさて、私がお肌の悩みを抱えている横で、学生達は試験にむけて必死にもがいている。
過去3回の模擬テストを見る限り、漢字・語彙・文法はもうあまり問題ない。
聴解は、試験会場の設備や環境にやや不安が残るが、その点はどうしようもない。
学生達が苦戦しているのが読解。
読解力がないわけではない。速読ができないのだ。
学生達が12月に受ける日本語能力試験では、結構な「速読力」が求められる。
長文(B51ページ程度)が1題、中文(半ページ強)が3題、短文が5題というのが毎年の2級の平均的なところ。それを30~40分程度で読み込み、問題を解かなければならない。
母語話者なら20分もあれば十分だ。
が、学生達はおそらく漢字や語彙の認知に時間がかかってしまうのであろう。
ゆっくり読めばわかるような問題も、時間が足りなくて落としてしまうことが多いのである。

読解指導では、トップダウンだのスキャニングだのスキミングだのといろいろな方略研究がなされているが、下手にそれらの方略を使うと、単なる「飛ばし読み」になって文章全体の正確な意図が読み取れていない、というケースがしばしば見られる。
質問を先に読んでからそれに関係していそうなところを注意して読む、という試験のための「方略」はもちろん有効だが、結局のところはいかに「素早く」「正確に」全体の内容を理解できるかが要だ、というのが教えていての実感。

彼らのように漢字を習い始めてまだ1年数ヶ月ほどの非漢字系の学習者に対して
漢字語彙がモリモリある文章を素早く読め、というほうが無理なのかもしれない。
でも、語彙によってはもう日本人と変わらない速度で脳内処理できるものだってある。そういう語彙や表現を増やしていけばいいわけだ。

そのためにはどうすればいいのか。
やっぱりたくさん読むことだと思う。読んで、慣れる。
たくさん読んで、文章の中の語彙の使い方、表現に慣れる。覚える。

そんなわけで学生達は最近、とにかく読む読む読む。
一回読んだものでももう一回読む。
試験まであと一週間。
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アマチュア

2009-11-07 01:09:42 | 学生たち
試験が近づいてきたとあって、昼休みや就業時間後にも自主的に教室に来て勉強する学生が増えてきた。

そんな学生達の一幕。
既婚者Lさんと独身Kさんの会話。

K「・・・Lさん、『しろうと』マネ、キー?(『しろうと』って何?)」
L「素人?素人は、"Amateur"。」
K「Amateur?Amateur キー?(アマチュアって何?)」
L「Amateurは・・・えーと、たとえば・・・、結婚式の夜、ご主人は初めてですから、どうすればいいかわからない。『何をしますか?どうしますか?』まごまごします。Then,"Oh! You are an amateur!!!"・・・これです。」

何の例え話だ。

婚前交渉がご法度のバングラならではの例えではあるが、純情な独身Kさんは絶句。
私が後ろから「いやいや、素人ってのは『プロ』の反対の意味だよ。」と声をかけると、私が聞いていることを知らなかったのか、二人ともやや焦った様子で

K「・・・Lさん、悪い例えですねえ!私は先生の説明ではっきりわかりました!」
L「すみません、先生。でもこれは本当でしょう?これでKさんもよく覚えられます。」

・・・うん、そうかな。
でも、結婚初夜に奥さんも「おめえ素人だな」なんて言わないだろ。
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進む時間

2009-11-06 00:49:43 | 学生たち
現在、日本で働いている元学生が一年数ヶ月ぶりに一時帰国している。
数日前、彼の結婚式があった。彼女をこちらで待たせていたのだ。

結婚式には、彼の元同級生、つまり私の元学生も結構集まった。さながら同窓会気分。
彼らの代は、コース途中で会社側といろいろな問題が起こったこともあって
結局コースを修了できたのは7人だけだった。
そのうちの5人は今も日本で働き、2人は現在こちらで働いている。
他の者は途中で会社を辞めたり、会社には残っても日本語学習を辞めたりし、それぞれの道に進んだ。

日本語から離れた者はもう会話できるかどうかもあやしい。
覚えるのは大変でも、忘れるのはすぐだ。

でも、1年半ぶりに集まってみると、結婚した者、子供が生まれた者、近々留学する者、皆それぞれが選んだ道をしっかりと歩んでいた。
教室で毎日会っていた頃は、私と同年代の割に子供っぽいところがあるな、なんて思ったこともあったのだけど、この1年半で変わったのか、それとも単に当時の私が彼らを子ども扱いしてしまっていたのか。

時間は進み、彼らも進んでいる。そして私も。
皆のこれからに幸あらんことを。
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カタカナ問題

2009-11-05 01:48:59 | 学生たち
外国人日本語学習者にとって、カタカナは意外と難しい。

漢字がすでに1000字程度読める学生たちでさえ「パソコン」を思わず「パンコン」と読んでしまったりするわけで。

もちろん初級の段階でカタカナは学習するのだが、
カタカナで表す語彙は限られており、使用頻度もひらがな・漢字に比べてはるかに低い。
熱心に漢字を勉強しているうちに気がつけばカタカナは忘却の彼方。
かろうじて自分の名前と「バス」「テレビ」「ペン」「ノート」などの頻出語だけは何とか・・・という状態になってしまうこともしばしば。
自分の名前ですら、たまに「マハムド」さんが「ムハマド」さんに変身したり、「せリム」さんや「もシェド」さんなど、表記の上で斬新な名前も登場したりする。

あるいは、カタカナ語彙には英語からの外来語が多いという事実が学生や教師の心に油断を生んでしまうのかもしれない。
英語と同じだし、わかるっしょ。みたいな。
実際は発音の面で大いに異なるし、なかなか難しいものがあるのだけど。

そんなわけで今週はカタカナ強化週間。
試験出題範囲内のカタカナ語彙をどんどこ導入+復習。

で、学生達が理解に苦しんでいたものを以下にあげてみる。

◆トンネル
学生「先生、トンネレって何ですか。」
私 「トンネレじゃない。トンネル。道を作るときに途中で山があったらこうやって穴を掘って道を作るでしょう?これがトンネル。」(絵をかきながら説明)
学生「・・・おー・・・バングラデシュにはありません・・・」
・・・トンネル作る山がないか。(注:地方によってはあるはず)

◆ステーキ 
私 「肉の料理ですね。肉を焼いて作る。牛肉とか。」
学生「先生、stickですか?stick、・・・棒に肉をこうやって(棒に肉を刺す仕草)。」
・・・それはシシカバブでは。
厚く切った肉をフライパンで焼く、と絵をかいて説明すると、
学生「・・・おー・・・食べたことない・・・」
・・・牛肉、全部カレーになっちゃうもんなあ。

◆ワンピース
私 「女の人が着る服です。」(絵を描いて説明)
学生「はいはい。」(うなずく)
お、わかったかな。こっちじゃワンピース着ている女性なんて皆無だけど・・・と思っていると、
学生「つまり、女の人の『寝巻き』ですね。」
・・・そういえばこちらの女性、ムームーみたいなワンピース着て寝てるな。

◆ストッキング
冬でも裸足の人が多いバングラデシュ。
洋服を着る女性でさえめずらしいのに、スカートとストッキングを履いている女性なんざ見たことない。
ましてや男度100%、うぶなオトコだらけのこの教室でストッキングなどというものを一体だれが知っていようか。

女の人がさあ、ほら、ときどきスカートの下に履いてるじゃん、靴下みたいなんだけどさあ、薄くてさあ、透けててさあ、ほら、映画とかで見たことない?
などという私の一連の説明(絵付き)を経て、彼らが得た理解はおそらく
「女の人が履く靴下みたいなもん」
程度であろう。実物見せればよかったのか?・・・まあ、いいか。
コメント (7)
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