まだ、結婚する前の話。
人生の全てを捧げても良いと思えるほどの恋愛をした。
今でも、思い出せる、あの時の熱くて激しい思い。
それは、それから今までの人生の中で、とうとう一度も味わうことなく
この歳まで来てしまった。
親元を離れて就職して一人暮らしを始めたあたしは、
新しい土地になかなかとけ込めずにいた。
地元に古い付き合いの彼氏を置いてきぼりにしての、たった一人の始まりだった。
そしてそれは、始まりにして即座に挫折を迎え
社内でも浮いた存在になってしまうほどの失態を犯していた。
そんなあたしだったから、進んで友達になろうという人も居なく、
また、周囲の人は地元出身者が殆どで、よそ者には居づらい雰囲気もあった。
そうして半年が過ぎようとする頃、
一人の同僚に呼び止められ、転属になた若い子達と歓迎会をするから一緒にどうかと誘われた。
誰が来るとも、何名来るとも聞かずにOKをしてしまったのは
その、誘ってくれた男性こそが
隣の事務所で働いていて、言葉を交わす程度だったけれど
密かに憧れていたその人だったからだった。
歓迎会には10名ほど参加し、うち5名は若い男性だったが、
あたしの興味は、彼一人だった。
10歳も、年上の彼には既に奥さんも居た。
知ってた。
でも、好きになる気持ちに歯止めが利くはずもなかった。
彼にしても、奥さんとの生活は幸せではなく、
過去のいろいろな経験の中で、彼女を沢山傷つけてきたから、責任を取って結婚したのだと、愛情なんか無い生活をあたしに打ち明けた。
本当に愛を語り、愛を表現し、愛をはぐくんで行きたいのはあたしなのだと
彼ははっきりとそう言った。
仕事は順調になった。
忙しい時期も、そうでない時期も、彼と待ち合わせをして一緒にあたしの住むアパートに帰った。
帰る前に、近くのラブホテルに寄ることもあった。
毎日が幸せだった。
遠くの彼氏のことは、すっかり忘れてしまっていたし、
彼が、奥さんの待つ家に帰ろうとするその直前までは、彼が妻帯者であることすら忘れていられた。
お互いの全てに興味を持ち、お互いの全てを共有しようとし、それが出来た。
その土地で有名なイルミネーションを二人で見に行った時は、
この時間が止まってしまえばいいと
本当にこんな事を考えていた。
ドラマみたいに、恋愛することってあるんだなぁって
彼との唇を合わせるたびに、思っていた。
そして、この先も何も変わらないと。
二人には未来があるのだと。
そう思い始めた頃、歯車が狂い始めた。
出会って3ヶ月目の頃だった。
続きはこちら。
人生の全てを捧げても良いと思えるほどの恋愛をした。
今でも、思い出せる、あの時の熱くて激しい思い。
それは、それから今までの人生の中で、とうとう一度も味わうことなく
この歳まで来てしまった。
親元を離れて就職して一人暮らしを始めたあたしは、
新しい土地になかなかとけ込めずにいた。
地元に古い付き合いの彼氏を置いてきぼりにしての、たった一人の始まりだった。
そしてそれは、始まりにして即座に挫折を迎え
社内でも浮いた存在になってしまうほどの失態を犯していた。
そんなあたしだったから、進んで友達になろうという人も居なく、
また、周囲の人は地元出身者が殆どで、よそ者には居づらい雰囲気もあった。
そうして半年が過ぎようとする頃、
一人の同僚に呼び止められ、転属になた若い子達と歓迎会をするから一緒にどうかと誘われた。
誰が来るとも、何名来るとも聞かずにOKをしてしまったのは
その、誘ってくれた男性こそが
隣の事務所で働いていて、言葉を交わす程度だったけれど
密かに憧れていたその人だったからだった。
歓迎会には10名ほど参加し、うち5名は若い男性だったが、
あたしの興味は、彼一人だった。
10歳も、年上の彼には既に奥さんも居た。
知ってた。
でも、好きになる気持ちに歯止めが利くはずもなかった。
彼にしても、奥さんとの生活は幸せではなく、
過去のいろいろな経験の中で、彼女を沢山傷つけてきたから、責任を取って結婚したのだと、愛情なんか無い生活をあたしに打ち明けた。
本当に愛を語り、愛を表現し、愛をはぐくんで行きたいのはあたしなのだと
彼ははっきりとそう言った。
仕事は順調になった。
忙しい時期も、そうでない時期も、彼と待ち合わせをして一緒にあたしの住むアパートに帰った。
帰る前に、近くのラブホテルに寄ることもあった。
毎日が幸せだった。
遠くの彼氏のことは、すっかり忘れてしまっていたし、
彼が、奥さんの待つ家に帰ろうとするその直前までは、彼が妻帯者であることすら忘れていられた。
お互いの全てに興味を持ち、お互いの全てを共有しようとし、それが出来た。
その土地で有名なイルミネーションを二人で見に行った時は、
この時間が止まってしまえばいいと
本当にこんな事を考えていた。
ドラマみたいに、恋愛することってあるんだなぁって
彼との唇を合わせるたびに、思っていた。
そして、この先も何も変わらないと。
二人には未来があるのだと。
そう思い始めた頃、歯車が狂い始めた。
出会って3ヶ月目の頃だった。
続きはこちら。
いったい、誰が言ったのだろうか?本当かなぁ??
若い頃、自己責任の中で、他人には迷惑が掛からない範疇で、
好き勝手をしてきた。。
恋愛に対してもそう。。本当の気持ち?
やりたいようにやれれば、・・自己満足の毎日だった・・
だけど
今になって・・
自己責任の中で・・・?
他人には、迷惑の掛からない範疇で・・・?
知ってしまった。。
独りよがりの行動が、どれだけ人に影響を及ぼしてるかと・・
だから
身動きが取れなくなる。。
これって、理性??
本能のままに動いてみた。
が
阻まれた。。きっと、理性ってヤツに><
「感じること...ぇ」
楽しみにしていますよ^^
確かに、自分のやることに責任を持って、その結果にも責任を持つつもりで、行動をすると思うの。そんなことを鼻から考えないで行動するような人は、よっぽど経験が足りないんだともうの。
でも、踏み入れてしまう罠。はまりこんでしまう誘惑。その全ても、人生の一部だったなんて、言える未来が来るなんて、今はまだ言えないの。
コメント有難うございます。