世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

シリーズ⑤:ピマーイ国立博物館・その3

2016-10-20 08:25:59 | 日記
<続き>

今回は館内に展示されているリンテル(まぐさ石)を中心に紹介する。仏立像が6体刻まれているリンテルで、ピマーイ遺跡とある。
次もリンテルでナコーンラチャシーマ県スゥンノーエン郡出土から出土した、アイラーバタ(白象)に載るインドラ神である。
下はムアンカーエク遺跡(ナコンラチャシーマ県スゥンノーエン郡)出土のリンテルで、ドゥルガー神とキャップションに記されている。クメール様式の10世紀とのことである。ドゥルガーは戦いの女神で10本ないしは18本の腕に、それぞれ神授の武器を持つ。シバ神の妃とされ、パールバティと同一視される。
次はキャップションによると、クメールのアンコール・ワットスタイルで、12世紀とある。5人のアバターと中央がビシュヌ神。

ピマーイ遺跡で発見された、アンコール・ワットスタイルで12世紀の製作。アイラーバタに載るインドラ神像。
同じくピマーイ遺跡で発見された、ビシュヌ神像でアンコール・ワットスタイルの12世紀の製作。
ブリラムの遺跡から出土、クメール様式の10世紀とある。刻まれているのはガジャ・ラクシュミーでラクシュミー神はビシュヌの妃。美と幸福の女神と云う。ガジャとはサンスクリットで象とのこと。リンテルをみるとなるほど女神でカーラに載っている。両脇は象でアーチを形造っている。
クメール・コーケースタイルで10世紀。ムアンカーエク遺跡(ナコンラチャシーマ県スゥンノーエン郡)出土のリンテル。刻まれているのはビシュヌ神。
クメールのアンコール・ワットスタイルの12世紀に作られたリンテルで乳海撹拌の場面とある。
今回はコラート各地から出土したリンテルを紹介したが、いずれもバラモンとヒンズーの神々が刻まれている。現代のタイ社会は上座部仏教一色であるが、中世はヒンズーと後期大乗仏教が社会に彩を加えていたことが如実に理解できる。
明日から富山、飛騨高山、新城、瀬戸、京都を回る予定である。従って当該シリーズを一時中断する。




                                 <一時中断>





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