世界の街角

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京にて食事2題

2017-09-12 05:16:59 | グルメ

3カ月ぶりの京都である。家内がSNS上で京都駅ビルの伊勢丹別館3階に和久傳の別ブランド「はしたて」があり、価格はリーズナブルで味よしとの情報をゲット。早速出かけてみた。開店は11時からとのことで、10時半に着くと長蛇の列。う~ん、これでは食事できるのは12時頃か。一瞬諦めようとしたが、長蛇であれば美味であろうと、我慢して列に加わった。

鰹のたたき丼とかきあげ丼のセットをオーダー。結局、食事できたのは12時前、まず、アホクサイとの印象。盆には京漬物と味噌汁も並び1700円ほど、確かにリーズナブルではある。ところが味が今一である。SNSの口コミは何なのか、御用記事そのものであった。紫野の和久傳は昼食でも1万円ちかくするが、味覚は流石和久傳と云える。「はしたて」も流行っているようだが、あの和久傳がなぜ? これでは京都人は行かないであろう。

御池・富小路の「吉川」へ昨日行ってみた。こちらは退職前の10年間、京都で勤務中に、それなりに通っていたが、其の時と同様で美味そのもの。

老舗で風情は満点。ここでも30分またされたが、我慢の限界内である。当然ながら待ち時間に茶をだして頂ける。

価格の話で恐縮であるが、天婦羅は9品で3000円。天婦羅に使う油は新鮮そのもので、酸化した黒ずんだ油ではない。見ていると常に新しい油を追加している。雰囲気良し、見た目良し、味良しで3000円はお得そのもの。観光客のみなさん、折角の京都で「はしたて」などやめて、「吉川」は如何であろうか?