今月末で赤川仮橋の使用が出来なくなるらしいので最後の雄姿を見に行ってきた。seemo氏の情報では14時台に2編成の貨物列車が通過するらしいということだったので、その時間を目がけて行ってみると、ちょうど良い時間にやってきた。西側の河川敷、鉄橋の袂に踏切があって、おもむろに踏切の警報音が鳴り始めると見物人たちの異様などよめきが起こり、皆、(貨物列車やってくるであろう方向である)吹田方面に目を向ける。
それにしても目の前を通過する姿は圧巻!!
そして長い編成の貨物列車が通過する脇ではたくさんの人がカメラを構えて、通過する貨物列車を撮りまくる光景があった。
複線用に作られた鉄道用の鉄橋、まずは単線分の線路の使用だけで足りる国鉄から大阪市建設局が使用の許可を取って、木を組んだだけの簡素な構造で仮の人道橋を掛けている。赤川仮橋と名付けられたその橋は、JRおおさか東線の延伸工事の関係で今月末を持って閉鎖され、翌月から線路整備のために撤去されるのである。
今月末の閉鎖予告をしている看板。
この仮橋の撤去後の人と自転車は淀川の上流、写真の奥の方に見える橋まで迂回しないといけないらしいのだから、けっこう酷なことだなあと思う。この橋は普段からけっこう人の往来があるのだ。
7年ほど前に訪れた時は床に鉄板は敷いておらず木製の床だったので本当にスリル満点であった。
第13.5回まちあるき探検隊に参加する。
骨組系写真(7)
木製の床はこんなにたくさんの人が歩くためには設計されていないだろうから、鉄板敷いて荷重の分散をしないと危ないのだろうねぇ。
列車が来ないのでリーチを伸ばしてパシャ!!
今日は折しも大阪マラソンの日。こんな名も無き橋に大量の見物人が詰めかけている風景を見て、皆が皆、大阪マラソンの方を向いているわけではないのだなあと感じ、ちょっぴりホッとした。
そうこうしているうちに14時台2本目の貨物列車がやってきた。
プァーンと汽笛を鳴らしながらアッという間に走り去って行ってしまった。
貨物列車が通過したあとは民族大移動が始まる。この仮橋の最寄駅は阪急淡路駅なので、北側から橋を南側に渡り、南岸まで行って再び折り返し北岸に戻る人の流れが交錯する。おまけに欄干に寄りかかって線路を眺める人や反対側の欄干に寄り掛かって川面を見下ろしている人たちの脇をすり抜けていかないと行けないので大混雑するのである。歩きながら誰かが「この辺でフランクフルト売ったらめっちゃ儲かるんちゃう?」って言っていたのを聞き、心の中で『買う買う!!』と叫んだのであった。
つづく
まっしゅ、最後の赤川仮橋を見に行く《後編》
昨年夏まではここの近くに住んでましたので懐かしいです。
もっと色々スナップしとけば良かったとちょっと後悔してます。
家の周りの諸々のスナップって意外に撮っていなかったりするのですよね。
ブログの「残照の輝き」の写真拝見しました。夕陽のあたった客車がすごくきれいですね。
地の色が茶色いからなおさら陽光が映えるような気がしました。