TOPへ
その1 「旅は道連れ~一緒に死んでもらいましょう」編
その2 「夜中の睦沢~大多喜単独走」編
その3 「尻は痛いは、思わず寝ちゃうは…orz」編
※リアル「ツール・ド・ちば」はこちら
「夜中の睦沢~大多喜単独走」編
土気を出ていきなり県道20号線の標識を見失う。
しばらくさまよったが、さっぱりで「白子までの道」を人に聞く。
県道20号線から県道83号線に入るはずが、想定していない道に出た。
地図を確認すると、気づかず走っていたのは県道21号線だった。
これだって九十九里浜に着くんだけど…、当初のコースより随分南。
ここから超迂回コースで83号線に復帰した。
ホーリーくん(仮名・33歳)とのラストラン約15kmのつもりが25km近くを走った。
暗くなってからは地図を見る回数が増えてきた。
県道も似ている番号の連続や、標識を見つけられなかったりで勢いストップが増える。
走行中はサイコンも見えないから距離も分からないッス。
9時15分、県道123号線の分岐で僕は左折して、彼は海へ向かって直進した。
何時になるか分からないが、彼とは鴨川オーシャンパークで待ち合わせた。
「先に着いたほうが電話をかける、これを合図にしよう」
ここから単独走になる。蓮沼まで無駄に北上して白子まで南下してくる迂回路。
やっぱ完全走破にこだわっちゃうんだよね。
北上中は田園風景、南下中は古い町並みという違った景色が楽しめる迂回路なんだろうけど
そう、僕が走る時間は、…真っ暗だった。
レーパンの前ももが擦れ始めた。
コンビニでジョンソンベビーローションを買ってトイレで塗りまくる。
そして、このツールの最北端、蓮沼の道の駅「オライはすぬま」に着いた。ふぅ。
折り返して県道30号線を下る。
「甘いもの甘いもの」という声が聞こえたので、板チョコレートと…
1時間半が経過したけど、ホーリーくん(仮名・33歳)は大丈夫だろうか?
心配したところで彼から電話。大原だという。
「本当に山の中を走るんですか?真っ暗ですよ」
この電話の意味、つまり彼だって御宿から先の暗闇と闘ったんだということ。
ちょっと怖くて挫けそうだったところに彼からの電話は、かえって勇気づけられたような(笑)
「大丈夫さ」
長生の県道84号線から293号線、R128と乗り継いで茂原市の県道85号線に入るのが迷った。
何度も行ったり来たりしたッスよ。とにかく夜中だから尋ねる人もいない。
ようやく七井土から県道85号線に入ったのは、白子を出て1時間後の23:45になってしまった。
睦沢町から大多喜町の町境まで登りが続いた。そして0:30大多喜町に入った。
出発してから256.4km(10時間13分 平均速度25.0km/h)
R297の交差点まで下る。
ここからは城下町としての大多喜の町並みが楽しめるはずなんだけど…、
まぁ、当然そんなもん見えないし、見てる余裕もないッスね。
停まると何かに憑れそうじゃん。
ほら得体の知れない生き物だか虫だかの声が聞こえるんですよ。
その度に鳥肌たってケイデンスがアップします。
松野で国道を離れ、県道82号線で安房小湊を目指す。
国道を離れ…、もう決定的に怖いッス。
直江津ランの野尻湖までの18号も怖かったが、あれは国道でこっちは県道だ。
この県道82号線上で電話のワン切り着信音!
1:44 @ 心臓止まるかと思ったよ。
ホーリーくん(仮名・33歳)が鴨川オーシャンパークに着いたんだ。
真っ暗闇のアップダウンをいい加減うんざりしながら走っていると、
逆からは来たくないッスね、という感じの厳しい九十九折の下りになった。
暗くてコーナーが見えないので、がちがちブレーキング&へっぴり腰で下り
…ふぅ、ようやく街灯の明るい道、房総黒潮ライン(R128)にぶつかった。
街灯、街灯、ひゃっほー♪
で、すぐ着くかなぁ、と思っていた道の駅「鴨川オーシャンパーク」へは、
さらに50分近く漕ぎ続けた2時44分に到着した。
ホーリーくん(仮名・33歳)はベンチで仮眠をしていた。
5時間30分ぶりに再会したわけだけど、僕は独りで走ってる気がしなかったなあ。
何だか、彼が応援してくれてるんじゃないかという気持ちだった(錯覚だっていいじゃね)。
僕も一人でとんでもないことに挑戦しちゃった彼を応援してたし、ね。
ホーリーくん(仮名・33歳)はタフガイでした。レーパンのパッドさえあたらなければね。
さて、ここでいよいよ決断となった。
僕は外房をぐるっと洲崎経由で回り、館山から内陸に入りスタート地点まで戻る。
そして9時のフェリーの乗船を目指し、三浦半島一周を行くつもりだった。
金谷港まで、あと100km以上を5時間で走らなくちゃならない。
そしてホーリーくん(仮名・33歳)は、ゆっくりとR128で直接館山を目指すことにした。
江見のコンビニで一緒に食べる最後の補給食、というか夜食ですね。
「フェリーに乗ったら電話をかけてね。心配だからさ。」
ってことで、下三原の交差点で僕は左の海岸線へ。
じゃね、頑張って!
◇土気駅~鴨川オーシャンパーク◇
20:10に土気駅を出発、約6時間30分後の2:44に鴨川オーシャンパークに着いた。この区間は
137.78km 5時間26分 平均速度25.4km/h
ここまでのトータルは
303.97km 12時間05分 平均速度25.1km/h
その1 「旅は道連れ~一緒に死んでもらいましょう」編
その2 「夜中の睦沢~大多喜単独走」編
その3 「尻は痛いは、思わず寝ちゃうは…orz」編
Blogランキングに参加してます~←お疲れさん、と思ったら お一つ
その1 「旅は道連れ~一緒に死んでもらいましょう」編
その2 「夜中の睦沢~大多喜単独走」編
その3 「尻は痛いは、思わず寝ちゃうは…orz」編
※リアル「ツール・ド・ちば」はこちら
「夜中の睦沢~大多喜単独走」編
0:26、大多喜町へ入った。ここまでが登り
土気を出ていきなり県道20号線の標識を見失う。
しばらくさまよったが、さっぱりで「白子までの道」を人に聞く。
県道20号線から県道83号線に入るはずが、想定していない道に出た。
地図を確認すると、気づかず走っていたのは県道21号線だった。
これだって九十九里浜に着くんだけど…、当初のコースより随分南。
ここから超迂回コースで83号線に復帰した。
ホーリーくん(仮名・33歳)とのラストラン約15kmのつもりが25km近くを走った。
暗くなってからは地図を見る回数が増えてきた。
県道も似ている番号の連続や、標識を見つけられなかったりで勢いストップが増える。
走行中はサイコンも見えないから距離も分からないッス。
9時15分、県道123号線の分岐で僕は左折して、彼は海へ向かって直進した。
何時になるか分からないが、彼とは鴨川オーシャンパークで待ち合わせた。
「先に着いたほうが電話をかける、これを合図にしよう」
ここから単独走になる。蓮沼まで無駄に北上して白子まで南下してくる迂回路。
やっぱ完全走破にこだわっちゃうんだよね。
北上中は田園風景、南下中は古い町並みという違った景色が楽しめる迂回路なんだろうけど
そう、僕が走る時間は、…真っ暗だった。
レーパンの前ももが擦れ始めた。
コンビニでジョンソンベビーローションを買ってトイレで塗りまくる。
そして、このツールの最北端、蓮沼の道の駅「オライはすぬま」に着いた。ふぅ。
21:55 @ 北の折り返し点、銚子までは30kmちょい…けど戻らなくちゃ
折り返して県道30号線を下る。
「甘いもの甘いもの」という声が聞こえたので、板チョコレートと…
千葉県だしね、マ~ックス。22:57 @ 白子町のコンビニ
1時間半が経過したけど、ホーリーくん(仮名・33歳)は大丈夫だろうか?
心配したところで彼から電話。大原だという。
「本当に山の中を走るんですか?真っ暗ですよ」
この電話の意味、つまり彼だって御宿から先の暗闇と闘ったんだということ。
ちょっと怖くて挫けそうだったところに彼からの電話は、かえって勇気づけられたような(笑)
「大丈夫さ」
長生の県道84号線から293号線、R128と乗り継いで茂原市の県道85号線に入るのが迷った。
何度も行ったり来たりしたッスよ。とにかく夜中だから尋ねる人もいない。
ようやく七井土から県道85号線に入ったのは、白子を出て1時間後の23:45になってしまった。
完全走破のためにさらに内陸へ、大多喜町を目指す
睦沢町から大多喜町の町境まで登りが続いた。そして0:30大多喜町に入った。
出発してから256.4km(10時間13分 平均速度25.0km/h)
R297の交差点まで下る。
ここからは城下町としての大多喜の町並みが楽しめるはずなんだけど…、
まぁ、当然そんなもん見えないし、見てる余裕もないッスね。
停まると何かに憑れそうじゃん。
ほら得体の知れない生き物だか虫だかの声が聞こえるんですよ。
その度に鳥肌たってケイデンスがアップします。
0:58 @ 道の駅「たけゆらの里」
松野で国道を離れ、県道82号線で安房小湊を目指す。
国道を離れ…、もう決定的に怖いッス。
直江津ランの野尻湖までの18号も怖かったが、あれは国道でこっちは県道だ。
この県道82号線上で電話のワン切り着信音!
1:44 @ 心臓止まるかと思ったよ。
ホーリーくん(仮名・33歳)が鴨川オーシャンパークに着いたんだ。
真っ暗闇のアップダウンをいい加減うんざりしながら走っていると、
逆からは来たくないッスね、という感じの厳しい九十九折の下りになった。
暗くてコーナーが見えないので、がちがちブレーキング&へっぴり腰で下り
…ふぅ、ようやく街灯の明るい道、房総黒潮ライン(R128)にぶつかった。
街灯、街灯、ひゃっほー♪
1:57 @ 安房小湊駅、誰もいないのに明るくて、ちょっと安心
で、すぐ着くかなぁ、と思っていた道の駅「鴨川オーシャンパーク」へは、
さらに50分近く漕ぎ続けた2時44分に到着した。
2:44 @ 鴨川オーシャンパーク
ホーリーくん(仮名・33歳)はベンチで仮眠をしていた。
5時間30分ぶりに再会したわけだけど、僕は独りで走ってる気がしなかったなあ。
何だか、彼が応援してくれてるんじゃないかという気持ちだった(錯覚だっていいじゃね)。
僕も一人でとんでもないことに挑戦しちゃった彼を応援してたし、ね。
ホーリーくん(仮名・33歳)はタフガイでした。レーパンのパッドさえあたらなければね。
さて、ここでいよいよ決断となった。
僕は外房をぐるっと洲崎経由で回り、館山から内陸に入りスタート地点まで戻る。
そして9時のフェリーの乗船を目指し、三浦半島一周を行くつもりだった。
金谷港まで、あと100km以上を5時間で走らなくちゃならない。
そしてホーリーくん(仮名・33歳)は、ゆっくりとR128で直接館山を目指すことにした。
江見のコンビニで一緒に食べる最後の補給食、というか夜食ですね。
「フェリーに乗ったら電話をかけてね。心配だからさ。」
ってことで、下三原の交差点で僕は左の海岸線へ。
じゃね、頑張って!
◇土気駅~鴨川オーシャンパーク◇
20:10に土気駅を出発、約6時間30分後の2:44に鴨川オーシャンパークに着いた。この区間は
137.78km 5時間26分 平均速度25.4km/h
ここまでのトータルは
303.97km 12時間05分 平均速度25.1km/h
その1 「旅は道連れ~一緒に死んでもらいましょう」編
その2 「夜中の睦沢~大多喜単独走」編
その3 「尻は痛いは、思わず寝ちゃうは…orz」編
Blogランキングに参加してます~←お疲れさん、と思ったら お一つ
天気がなんとかなりそうで良かったですね。
茅ヶ崎代表として頑張ってください。
1日目と2日目のコースといえば
僕の場合は夕方から夜中、明け方だったので参考になったのか
自信がありません(^^
今思えば1日目って相当長かった印象があります。
ペースを守ることと適度な補給で白子まで!
2日目は真っ暗だったので何とも言えませんが、
多分、大多喜あたりはいい感じなのでしょう。
帰還をしたら是非、ここにコメントをください。