網創漠蓄

網(ネット)上で、創作物などを、漠然と、蓄えていこうとするページです。

「日本」のルビについて

2010-12-12 12:16:58 | ネタ
ネギま!のなにか さんのところの記事を読んで纏めておきたくなったものを。



「にっぽん」と「にほん」、現状二通りの読みが混在していますが
どちらが正式な読みなのか、というのは案外難しい問題をはらんでいます。
「日本語での発音」の項目を読む限りでも。

元々の発音は「にっぽん(nitpong)」だったようです。(広韻より)
これが日本では「詰まる音」として「nippon」となり、
のちに唇音退化により「niffon」→「nifon」→「nihon」と変化します。



ちなみに中国語の方では先頭の歯音が退化して
n→z→rのように変化し、現代北京語では「リーベン」のような発音になります。
zだった時期に欧州などに伝わり、「ジャパン」などの語源となっています。

旧かな使い・文語体では「にほん」と書いてそのまま「にっぽん」と読むこともあり、
同様の名残は「一本、二本、三本・・・」等の読みにも残ります。
そんなわけで半濁音なるものがハ行にだけ存在しているわけです。



だから結局、「にほん」と「にっぽん」のルビは
強調のニュアンスがあるかどうかなどで使い分けるのが正しい、
ということになるのかも。もしくはルビなど振らないか。

そんなわけで統一は難しいんじゃないかなと。
いっそのこと和語で「ひのもとのくに」と読んでしまえ(何


最新の画像もっと見る

コメントを投稿