あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

02 Standard Zoom 5-15mmF2.8-4.5(Pentax Q7)

2016-10-17 22:39:50 | ミラーレス一眼レフ
ペンタックスQ用の標準ズーム・レンズで、キット・レンズにもなっていますから、まず最初にセットを購入するとついてくるレンズです。このレンズのほかには望遠ズームや広角ズーム、そして標準レンズのスタンダード・プライムがありますが、手っ取り早くQを愉しむときにはこのスタンダード・ズームになります。

キット品という事もありますが、写りの点で余り期待できないかと言うとそうでもありません。分散レンズや非球面レンズが搭載されているみたいで、収差の少ないきっちりとした画作りになります。しかし、このレンズがQの専用レンズと云うことによるメリットのほうが良い感じで、歪曲収差の無いしっかりとした画になります。

ペンタックスQのような撮像素子が小さいカメラの場合、レンズの焦点距離が相当に短くなります。すなわち35mmフィルムのカメラでは、魚眼レンズの位置付けのレンズが標準レンズになります。そのまま撮影すると独特の歪曲収差に悩まされるのですが、そこはQ専用のレンズという事もあって、ズームした焦点距離にあわせた歪曲補正をカメラ側で行うことが出来ます。

広角側も望遠側も超広角レンズですから、カメラの歪曲収差補正機能を切ると、たる型の歪曲収差が盛大に出てきます。これはこれで表現として使えますので、お好みしだいと言った感じなのですが、すべてのズーム域で歪曲補正が丁寧に効いた画像は、まさに圧巻です。昔はフィルムカメラにズームレンズで愉しんでいましたが、広角側のたる型歪曲と望遠側の糸巻き歪曲がはっきりと出てきて、困りきったことがあります。

結局ズーム・レンズも標準域でしか使わずに、望遠ズーム・レンズは単焦点の望遠レンズに化け、その後タクマー・レンズを見直して、ズーム・レンズは用廃になっています。真直ぐなものが真直ぐに写ること。真直ぐなものは結構自然界や構造物に多くありますから、意図的にディフォルメーションする事を行わない限りは、被写体が膨れたり縮んだりして面白くないわけです。

このような機能がついていますので、このスタンダード・ズームは見事常用レンズとなった訳です。望遠ズーム・レンズの糸巻き歪曲はテレ端で少なくなるレンズもあり、超望遠用として現用しているレンズが数本残っている中で、ズームしながら画角を変えて撮影しているのはこのレンズだけと言った感じです。集合写真を撮影しても中心部と周辺部の人の顔が変わってしまう様では、面白くありません。

小柄なペンタックスQと専用レンズのスタンダード・ズーム、フルサイズのペンタックスK-1が発売されて、影がなおさら薄くなった感がありますが、しっかり描写できる小型のカメラとして大きな特徴を持っていると言うことが出来ます。フルサイズの一眼レフ・カメラが成し得なかった事を簡単に実現できますので、この取り合わせもお勧めできると感じています。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Standard Zoom 5-15mmF2.8-4.5
撮影データ:1/250sec F8 ISO400
テレ端の中望遠域でも、ここまで大きく撮影できます。深まり行く秋にピンクのみぞそばの花がアクセントを添えます。
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