あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

Pentacon Auto 29mmF2.8

2017-06-14 15:55:01 | 海外レンズ
久しぶりのペンタコンで、旧東ドイツのレンズです。中古品でも良く見かけてそこそこ安い海外レンズですから、何個か買って持っていたいという気にさせてくれるレンズです。ボケの形に多少癖があって、Webで検索してみるとマイアー光学のレンズである事が判って来て、それならばとドミプランもマイアー光学続きで購入したという落ちがあります。

最近までペンタコンシックスの名前がありますから、中判カメラもある中でのM42レンズと言うことが出来ます。質実剛健のドイツレンズらしくと言いたい所ですが、購入したレンズは前群部分のユニットの締め付けが緩く、撮影している時にぽろっと外れてしまうアクシデントがありました。

慌てて元に戻して締め付けておきましたが、元来リーズナブルな普及品レンズですから、この様な事も有るといった感じで慎重に使っています。鏡胴も昔ながらのがっしりとした造りなのですが、少し手を抜いてある部分もあるといった感じです。ヘリコイドや絞りの動きに多少の引っかかりはありますが、これも昔レンズならではで、慎重に使えば長持ちするといった感じで使っています。

画面中心部分の解像感は、流石マイアー光学の写りですので、安心して被写体を画面中心において日の丸構図で撮影しています。あまり絞り込まなくても高い解像感で表現してくれますので、後からトリミングを行うときに被写体を少し上下左右にずらして仕上げます。このレンズ・エレメントも一つ一つ手磨きが行われていた感じで、画面内の色々な場所でボケの変形度合いが違います。おおよそ中心部分が一番ボケ変形が小さくて解像度が高くなっています。

加えて近接撮影が行えるのがこの時代のドイツレンズで、25cmまで近寄る事が出来ます。約0.2倍位まで拡大できますので、撮影をしていてマクロの雰囲気が欲しくなった時にも使えて大変に便利です。広角撮影で尚且つマクロの雰囲気が楽しめるレンズは貴重で、画像周辺部の怪しさを良く理解して撮影すれば、満足できる結果を残す事が出来ます。

APS-Cサイズのディジタル一眼レフ・カメラを用いる事で、画像周辺部の像の流れをあらかじめトリミングする事が出来ます。すなわち撮って出しの雰囲気でも満足できる画像が得られますから、現代になって見直されても良いレンズと考えています。マルチコートで逆光にもそこそこ強くて、発色が良いドイツレンズの特徴を受け継いでいますので、安価なドイツレンズながらパフォーマンスは非常に良い仕上がりになっています。

このレンズとツァイス・イエナのテッサーは安くてもパフォーマンスの良い優秀レンズです。テッサーは背景ボケが硬い癖を持っていますが、ペンタコンは背景ボケが柔らかくて発色が良い実用本位のレンズです。スナップにも好適で、少し絞り込んでパン・フォーカス撮影もファインダー像を気にすることなく、バシバシ撮影が出来ます。

ひめおおやまれんげの花が咲いて、公園は今えごの花が満開になっています。さわやかな風に揺らぐ真っ白のえごの花がとてもきれいな季節になりました。思わず歩きながら撮影行、体にも良い季節がやってきたという感じです。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 Pentacon Auto 29mmF2.8
撮影データ:1/400sec F7 ISO100
えごの花が満開になりました。あたり一面独特の香りが漂います。しばらくすると花が落ちて、実が一杯ぶら下がるようになります。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« リーズナブルにドイツレンズ | トップ | Komura 135mmF2.8(Asahi Pen... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

海外レンズ」カテゴリの最新記事