あるいて・みつける

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SMC Macro Takumar 50mmF4

2017-02-12 08:50:03 | タクマー・レンズ
使いやすいマクロレンズで、主に文献の複写などに使われていたタクマーです。コピー機のなかった時代には、ミニコピー・フィルムと専用印画紙で複写を行っていた感じです。専用の複写台まであって、特に図案などはコピーして参考にしていた感じです。専用コピー機でコピーすると数100円掛かりましたので、ミニコピー・フィルムが安かった感じです。

50mmF4レンズは初代タクマーから存在していて、等倍まで撮影が行える優れものレンズでした。時代の変遷とともにオート絞りが採用されると、鏡胴内のスペースが足りなくなって1/2倍のマクロレンズになりましたが、その流れとともに家庭用コピー機が増え始めて、マクロタクマーの役割も普通のマクロ撮影へと変わっていったように感じています。

レンズはテッサー構成で、マクロ域まで安定した描写性能を示します。しかし、マクロレンズにフローティング機構を備えてある現代レンズとは違い、全群繰り出しの構造のために諦めなくてはいけない部分も存在します。このマクロタクマーはあくまでもマクロ撮影用といった感じで、近接撮影からマクロ撮影までの間で最高の性能が発揮されるようになっています。

50mmレンズですから、このレンズだけで撮影を行うことも出来ますが、やはり中景から遠景は暗いF4レンズの特徴が出てきて、コンパクトカメラのような深い被写界深度になってしまいます。更にフレアも良く出てくる感じですから、使い方は主に近景からマクロ撮影までと割り切ってしまう事が大切なレンズです。

標準レンズに比べてマクロタクマーは数段高い価格でしたから、清水の舞台から飛び降りる気持ちでSPボディと購入した方は、何とか風景撮影でもこのレンズを使うために、順光重視で深めのフードをつけて撮影していたと記憶しています。当時は標準レンズにクローズアップ・レンズを付けてマクロ撮影を行うのが流行でしたので、マクロタクマーまで手を広げる方はそう居なかった感じです。

ディジタルの時代では、高感度画質が格段に良くなりましたし、AFアシスト機能は暗いレンズでも良く効きます。ディジタルの時代で、このレンズが持っている絞り開放からの描写性能が見直された感じで、中古価格も結構高いですしWebページに掲載されたレンズも程なくして売れてしまう様です。しかし、風景撮影では多少不利になって、活用範囲がある程度制限されるレンズは、それ程の希求感はないといった感じです。

冬の真っ只中では、咲いている花や木の実は少なく小さなものが比較的多いので、マクロタクマーを持ち出してきました。思い切り近づいて撮影できますから、100mmよりもこの50mmの方が使いやすい感じです。晴れ間の間をぬって撮影しますので、小さくて軽いSMCマクロタクマー50mmF4が軽快に使えて便利です。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/25sec F5.6 ISO1600
庭先のじゅうりょうが赤い実を付けています。お正月飾りにもなりますが、実がなくなると春本番になります。
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