あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

錦秋の季節を切り取る

2017-12-11 08:22:28 | 季節は進む
公園では落葉がかなり進んでしまって、枝だけになってしまった木も多いのですが、裏山の木々はかなり温度も高いせいかいつまでも青々としていました。ここの所雨や雪の日が多くて、金沢でも初雪が降るようになってきて、いよいよ山の木々も紅葉を始めたという感じです。

紅葉のあとは一気に落葉しますので、雑木林の地面が隠れるくらいに落葉した葉が埋め尽くすということになります。1週間もすれば枝だけの寂しげな雰囲気になるので、今のうちに錦秋の衣をまとった山を撮影しておきます。やはり青空バックの紅葉は映えますので、チャンスを逃さないように撮影して行きます。

それにしても週末は雨模様の天気が多くなりました。寒くてみぞれが降ってきますので、ここの所の気温差で一気に紅葉が進んだという感じです。今年の錦秋はかなり色合いが良くて、一気に寒くなったことで色付きが良くなったと感じています。もみじの赤色もきれいなのですが、山全体が緑色から黄色や赤に染まる頃は、一番美しく感じます。

ところが、この色合いを写真で再現しようと、色々撮影してはいますがあまり上手くは再現できません。おおっ、きれいと思ってから撮影機材を抱えていきますので、少しの時間経過とともに日の当たり具合が違ってきて、色合いが思っているものと違っていたりします。おおっと思ったときの雰囲気を記憶していますので、なかなか合わないといった所です。

今年はさくらの葉がきれいに色付いて、まだ残っていますから被写体には苦労しないといった感じです。昨年と比べて赤みが強くて見栄えがしますから、11月末になっても被写体になってくれているといった感じです。暑い夏が続くと枯れてしまうような感じですが、今年は上手い具合に寒くなってきたことで、紅葉の当たり年といえるかもしれません。

錦秋の季節になると、黒白フィルムでは色の再現や想像が難しくなりますので、山の紅葉がピークの頃はディジタル一眼レフ・カメラか、カラー・フィルムの出番となります。きれいな色はぜひとも記録に残しておきたいといった感じで、いそいそとディジタルカメラを持ち出していきます。

今回は、少し離れた場所にある裏山の紅葉ですから、ダイナミックに引き寄せて撮影するためにも150mmのタクマーを使います。暗いタクマーですが、晴れて光量が十分に稼げる屋外ですから、遠くにある被写体を狙ってダイナミックに切り取っていきます。1,600万画素機のK-5は、丁度中判カメラに普段使いのネガフィルムを入れた場合と同等の解像度がありますので、帰ってきてからの拡大トリミングもすんなりと行えます。

もうあと1週間もすれば、枝だけになってしまいそうで、少しあせりながら撮影を行っていきます。それまでの間はカラー撮影で、今年の色合いを記録に残していこうと考えています。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 150mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO200
山は錦秋の季節でとても美しい景色ですが、垣根を見るとどうだんつつじが真っ赤に紅葉しています。雪が積もる頃までのお楽しみです。
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