あるいて・みつける

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Tele-Takumar 300mmF6.3

2017-05-05 15:05:01 | タクマー・レンズ
昨年暮れには元祖タクマー300mmF4が購入できて、喜んで撮影していましたがハロや画面の柔らかさの癖があって、なかなか思い通りの結果が得られなかった悔しさがあります。やはり300mm望遠レンズともなると、ハロが多く出てきて輪郭がボケてきますので、しっかりと撮影できるレンズはタクマーの場合200mm位までといえそうです。

もちろん現代の単焦点望遠レンズを使えば、分散ガラスにしっかりとしたコーティングが施されていますので、現代レンズの方がお勧めである事は言うまでもありません。それでも単焦点望遠レンズを手に入れたいと思ったときに勧められるレンズが、このテレタクマー300mmF6.3で、多少暗いのですがある程度満足できる結果が残せます。

200mmタクマーより少し長い感じですが、鏡胴径はほぼ同じで細身に作ってありますから、持ちやすくてしっかりとホールドする事が出来ます。このため望遠レンズだけれど軽快に撮影を行う事が出来て便利です。手振れ補正機能が付いたディジタル一眼レフ・カメラを使うと、微ぶれのほとんど無い画像を手に入れる事が出来ますから、満足感は高くなります。

絞り開放でF6.3のレンズですから、ファインダー像が薄暗くなる事は否めません。晴れた日で十分に光量が稼げるときでないと、絞り込みによる画面の解像度変化を捉えることができませんので、使用する状況が限定されてしまう感じです。しかし、この暗さがあるために絞り開放からかなり解像感がある画作りになります。

被写界深度はうんと絞り込まないと深くなりませんので、かなりピント位置には気を遣います。手持ちの場合は体の前後振れがありますので、同じシーンを2,3枚連続で撮影しておけば、安心できるという感じです。それでもF6.3のレンズですから、絞り開放から背景ボケは硬くなりますので、遠景撮影と割り切って使うか背景にあまり細かなものを持ってこないようにする工夫が必要です。

それでもテレタクマー300mmF6.3は廉価版の望遠レンズで、当時はF4の高級レンズを買う方は少なかったと思われますから、この廉価版レンズが多く生産されていたものと思われます。このため、タクマー300mmF4はまれに中古店に出てくる希少品であるのに対して、テレタクマー300mmF6.3は、探していればそこそこ見つかる中古品でもあります。

ファインダーの見え具合が多少悪いだけで、現代のディジタル一眼レフ・カメラを用いれば高感度画質もすごく良くなっていますし、300mmレンズと言うハンディ・キャップも高度な手振れ補正機能で、しっかりとカメラとレンズをホールドすれば微ぶれの無い画像を提供してくれます。よき時代になったもので、従来は三脚必須だったレンズも手持ちで十分活用できるようになりました。

今の時代でもそこそこ使えるレンズですが、プリセット式レンズである事が災いして、中古品を見つけても価格は驚くほど安い実用本位のレンズです。ボケの癖があったり見え難かったりの癖だらけレンズですが、しっかりと条件を合わせると見違える画を提供してくれますから、手放せなくなる感じです。

それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 Takumar 300mmF6.3
撮影データ:1/125sec F11 ISO400
なかなか咲かなかったはなずおうの花です。さくらと同じ時期に咲くのですが、今年は少し遅かったようです。紫色の花は遠くから目に付きます。
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