あるいて・みつける

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ヘキサノンとフィルム

2016-12-20 19:00:22 | フィルムで行こう
今ではなくなってしまったコニカカラーのフィルムですが、少し軟調の描写と地味な発色が好きで、ネイチャー写真の撮影に活用していました。あまり派手目に描写をすると見るだけで疲れてしまって、鑑賞の意欲が湧かなくなる感じです。人の顔の表情も良く出てくるフィルムでしたから、青空入れてパリッと写すときにはフジカラー、風合いや色合いを愉しむときにはコニカカラーと決めていました。

今ではディジタルカメラと現像ソフトウエアで、近いテイストを作成できますから、それほどの希求心は湧きませんが、それでもフィルムの持っている特徴はディジタルではなかなか再現できない訳で、フィルムを使う事でいろいろな表現が行えていた時代の事を懐かしんでいたりしています。

ペンタックスのタクマーでコニカのフィルムを使うと、画像が少し頼りなくなってしまい、あまり面白くありません。この為に少し深く絞り込んで、解像度とコントラストを稼ぐようにして撮影していました。この点からすると、タクマーを使用するときにはフジカラーかコダックのフィルムを使う方がメリハリも発色も良くなりますので、好んで使っていたという感じです。

この様な事もあるかもしれませんが、コニカのフィルムにはヘキサノンのレンズがベストマッチします。少し彩度が落ちる傾向と軟調の描写をカバーするように、はっきりと写って彩度も高めに描写しますから、現代のフジカラー・スぺリアでは少し派手になりすぎる傾向となって、後から彩度と調子を整えるようにします。しかし、フィルム自体の粒度の関係から、それほどどぎつくはならない感じで、程々で済ませるのが良いと感じています。

コニカオートS2は、イメージサークルも広めに設定してある感じで、画像周囲の暴れも少なく、撮像範囲全体を使用しても癖の少ない画像となりますから、撮影時にトリミングの事を考えて撮影する必要が無くて好都合です。ピントの合った所は解像感もコントラストも十分でしっかりとした画像になりますから、撮影する意欲も高まってきます。

加えて、明るいレンズが装着された高級コンパクトカメラですから、絞り解放からの解像度の高さと併せて、色々なシーンで撮影が出来ます。残念なところは古いカメラである事から露出計部分の接触にガタがきており、オート露出があてにならない事です。きちんと動作するときは良いのですが、大半の動作はあてになりませんので、摩耗故障と云う事にしてフルマニュアルで撮影しています。

ネガフィルムであれば、露出表を用いたかなりいい加減な露出決定でも、それなり無難なネガ濃度を得ることが出来ます。ポジフィルムはさすがに露出計を用いてシビアに露出を決定する必要がありますが、ネガフィルム専用機と考えて使うとそれなりに納得できる結果を出してくれますので、絞りとシャッター・スピードの精度は出ていると考えています。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


Konica Auto S2 Hexanon 45mmF1.8
撮影データ:1/250sec F8 Fujicolor Superia X-Tra 400
真っ赤に色付くどうだんつつじの紅葉が秋の日に映えます。流石はネガフィルムで色飽和を感じさせない仕上がりは見事です。
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