あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

SMC Takumar 150mmF4

2017-04-19 16:38:20 | タクマー・レンズ
少し画像が柔らかめの印象は受けますが、良く持ち出している好みのレンズです。F4の暗さがありますので、晴れの日を選んで持ち出すようにすると、しっかりとした画像を手に入れることが出来ます。遠景は少し不得意のようであまり解像度も上がらない感じですが、中景から近景までの間で解像度が上がって、はっきりとした画になります。

どうやら少しはなれた場所にある被写体をぐっと引き寄せて撮影できるように、2m~10mの間くらいで解像度が高くなるようにチューニングされているレンズかもしれません。昔のレンズは、撮影距離のすべてにわたって良好な特性を得るように設計されていませんので、この様なレンズらしさを示すようなチューニングが施されています。

絞り開放では、収差の影響が強く出てなんとなくピントが決まらない印象を受けますが、1段分ほど絞り込むとかなりはっきりとした、説得力のある画になってきます。背景のがさつきも同時に出てきますが、少し遠くの被写体をぐっと引き寄せて、はっきりと描写をする特性のレンズですから、現代レンズの雰囲気を求めないで、しっかりと絞り込んで背景を選択する必要があります。

絞り開放で丸ボケを作れる現代のレンズとは少し違って、絞り込まないと画像がしゃきっとしない昔レンズですので、それなりに被写体と背景を選ぶレンズですが、反面被写界深度が思った以上に浅いレンズということも出来ます。開放絞りがF4と多少はボケも硬くなるのですが、絞り開放時からある程度の解像感を持っているレンズでもあります。しかし、被写界深度が浅いレンズですから、微妙なピント外しが多く発生して、結果として甘い画像になっているとも感じられます。

ゼンザノン150mmF3.5と同じ様な雰囲気のレンズともいえそうですが、35mm判フィルム用のレンズですので、絞り込むと収差の影響が少なくなってきます。その代わりに背景のボケが硬くなって被写界深度が稼げます。このため、同じ150mmレンズとはいえSMCタクマー150mmF4は、多少扱いやすいレンズとなっています。確かに微妙なピンと外しによる失敗コマの発生も少ないですし、絞込みによる調子の変化幅も大きい訳で、見ながら調整が意外と簡単に行えます。

色々な特徴を持ったレンズですが、ゼンザノン150mmF3.5よりも扱いやすいために、気軽なスナップ撮影でもしっかりと満足できる結果を残す事が出来ます。あまり肩肘張らない撮影行ではSMCタクマー150mmF4を使うと、撮影時のストレスが軽減されて撮影にも満足できるといった按配です。

150mmF4レンズはSMCタクマーとスーパータクマーを持っていますが、しなやかに写す時にはスーパータクマー、コントラストを高めにきりっと写す時にはSMCタクマーをチョイスします。意外としっかり写る実力派レンズですので、撮影も楽しくなります。SMCタクマー200mmF4ほどに大きくコントラストの低下はしませんので、手持ちスナップ撮影でもしっかりと使えます。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 150mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO100
やっと見つけたつくしの花です。今年はあまり咲いていなくて、色々な場所を探しました。この後ですぎながいっぱい繁茂するようになります。
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