あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

花も一通り咲きました

2017-05-25 16:30:25 | 季節は進む
2月終わり位にまんさくの花が咲いてから、梅に桜とほぼ毎週色々な花が咲き始めて気ぜわしい春でしたが、藤の花からこうぞの花と移ってきた時点で一休みのような感じです。これからはあじさいの花になるのですが、まだ少し時間があるような感じです。やっと一休みといった感じで、朝晩はそう冷え込まないようになりましたから、これからは夏への模様替えになります。

温かくなりましたので、連休の休みを利用してストーブを片付けて、これからの季節に必要となる扇風機を出してきます。5月も過ぎると部屋を閉め切っていては熱が篭りますので、扇風機や換気扇を使って空気の入れ替えを行うようにするとすっきりとした感じになります。梅雨の季節は除湿機を入れながら部屋の換気を行って、あまり部屋が冷えないようにします。

春の花が咲き終わると、いよいよ木々の芽が吹き出してきて、今までは枝だけで見通しの良かった山が緑の服を着る様になります。こんもりとした丸い山に変貌していく訳で、あたり一面緑色の季節になります。この様になってくると、緑色一色になってくる訳で黒白フィルムで表現してもさほど違和感を感じないようになります。

冬の雪と地面のモノトーンから、初夏の緑と構造物のモノトーンに変化してくる訳で、色の数が少なくなりますから、黒白フィルムの活躍の場が出てきているという事になります。春先はスーパーパンの世界に浸って、赤外光まで伸びている特性表現を愉しみましたが、これからはあまり気にしなくとも色の数が少ないので、今まで購入しているトライXやネオパンアクロスを使って撮影を行っていくという具合です。

どちらかというと柔らかめに表現するネオパンアクロスが好みですから、早速ゼンザブロニカに詰め込んで撮影行に出かけます。芽吹きの頃は、芽吹いた葉が虫に食われていませんので、きれいなグラデーションがつきます。これからしばらくたつと虫に食われたり、風で痛んだりしてきれいな葉がだんだん少なくなりますので、今のうちが撮影のチャンスです。

中判カメラでは、粒子の粗いフィルムを使っていても、35mm判フィルムの4倍の面積がある6×6判ですから、十分に高精細な画像を得る事が出来ます。むしろ、粒子の大きさぎりぎりまで解像度を上げないで、そこそこの解像度でスキャニングを行うと繋がりが良くなって、満足できる仕上がりになって行きます。

黒白フィルムであれば、自家現像も出来ますので便利に撮影を行う事ができます。仕上がりを期待しながら現像タンクを動かして攪拌する作業も楽しいものです。ディジタルカメラはその場で結果を見られるので、それもまた楽しいのですがフィルムのようにプロセスを愉しむ工程があると、数倍愉しんで撮影が行えるようになります。

休日の一日は、のんびり撮影とのんびり現像で過ぎていきます。現像が上がったらゆっくりとスキャニングして画像に仕上げます。花が少なくなった休日は、この様な楽しみもまた良しといった感じです。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/60sec F5.6 Neopan Acros100
気付くと、玄関先でほうちゃくそうが咲き始めていました。緑色系の花ですから、黒白フィルムのほうがトーンも出せて良い感じに写せます。
コメント
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