あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

雨の日のすごし方

2016-10-05 06:45:38 | 旅行の記録
9月は台風がいっぱい出来たことと、寒冷渦の影響で雨の日が多かったように感じています。連日うだるような暑さと、雨がほとんど降らなかった今年の夏ですが、ここに来て雨の日が多くなったことで草や木も生気を取り戻した感じで、いっそう茂っているような感じです。石川県の水がめもここ一ヶ月の雨で渇水の危機から脱したようで、安心して水道の水が使えることは有難いことです。

しかし、雨ばかり降る週末では写真のほうも疎かになりがちで、そろそろ秋の彼岸花と考えていますが、カメラは準備してあっても外に出られない状況ですから、晴れ間を待っているうちに花期が過ぎてしまいそうで少しやきもきしています。彼岸花も咲き始めがきれいで、しばらくたつと花の色が褪せてしまって、余り好い画になってくれません。

それでも、雨の日は昔を思い出しながらフィルムを引っ張り出して、スキャンして鑑賞すると、当時の雰囲気がよみがえって来て良いものです。また、スキャンする条件は以前スキャンした時と微妙に違いますから、新しい視点で鑑賞が行えますし画像の切り取り方も違いますから、新鮮な気分で鑑賞が行えることがストレス解消につながっています。

あまり家の中でうじうじとすごしていても、気分は晴れませんから今晩のおかずにと、近くのスーパーまで歩いて出かけます。本当は雨の日のシーンも撮影したい感じですが、何しろ防水対策が取られているカメラは、ペンタックスK-5しかありませんし、その他のレンズはすべて防水仕様ではありません。どうしても撮影したくなったらスマートフォンが一番手っ取り早い感じです。

そういえばと、棚の天辺にあるスライドの箱を見ていると、昔々の四国旅行の写真が出てきました。そういえばスダチの実を箱いっぱいに買ってきたけれど、焼き魚のレモン汁代わりでは消費しきれずに、ジュースや焼酎に入れたりと色々楽しんだ思い出がありますし、四万十川の清流の美しさや道後温泉の雰囲気など、色々な景色を思い出してしまいました。

四万十川のほとりのホテルで、川で採れたうなぎのうな重はとても美味しかったですし、風景も目に焼き付けて帰ってきたわけですが、やはり石川県から四国は遠い場所で、四国旅行に行ってきた後から、県内にも讃岐うどんのセルフ店が多く出来て、うどん王国の味わいが県内でも存分に楽しめるようになったのは、ある意味うれしいことでした。

そんなこんなで、目に留まったスライドをスキャンして、目に焼きついている当時の状況を思い出しながら現像処理を行います。一番覚えているのは四万十川の澄んだ水とコバルトグリーンの深みの色、そして真っ青な空です。せっかくの旅行だからとフィルムカメラにプロビア100Fを詰め込んでいって正解でした。もう10年以上たつのですが、フィルムは色褪せることなく当時の状況を再現してくれます。

ディジタルでは、保存しているハードディスクの寿命もありますし、ただ保存しているだけではいつの間にかデータが見れない状況になってしまう危険があります。フィルムは保管場所さえしっかりとしていれば、いつの時代になっても安心して鑑賞することが出来る優れもの媒体です。溜め込んだフィルムはその当時の雰囲気も克明に再現してくれますから、フィルム万歳と言った感じで、フジフィルムさんに感謝しながら今も使い続けているといった感じです。

それでは、今から10年以上も前の写真から掲載します。


Nikon F50 SIGMAZOOM 28-80mmF3.5-5.6(28mm広角域)
撮影データ:ISO100 Auto Fujichrome Provia100F
沈下鏡の上から四万十川の流れを撮影しました。川底がくっきりと見えて風情たっぷりです。
コメント
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