拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

手足=メンバー(ブクステフーデ)

2017-01-13 10:04:30 | 音楽
Youtubeは、私によく動物ものを推奨する。ライオンがキリンに蹴飛ばされただとか、どこかのコオロギが昆虫で最強だとか。もちろんジェンティルドンナのレース映像(動物もの?)もしきりに推奨する。推奨してくる、ということは、私が日頃こういうものを好んで見ているからだろうが、今回、ブクステフーデの「メンブラ」(Membra Jesu nostri)を推奨してきたので観た。いい!合唱の声部も多すぎないし、ソロも各パートに分散してる(エヴァンゲリストも複数のパートに割り振られてる)。シュッツを歌う会でできそうだ。そのうちやろう!ところでこの曲の題名の意味は「私のイエスのmembra」。「membra」は「肢体」あるいは「四肢」と訳されている。曲が7つの部分に分けられていて、それぞれがイエスの体の一部を表しているのだ(すると、四肢に限らないから「肢体」の方が相応しい)。さて、ここからは私の無知をさらけ出すわけだが(毎度のこと。ブログのためだったらなんでもする)。「membra」(ラテン語)は、見るからに英語の「member」の語源だよなー。「member」(メンバー)に「肢体」「四肢」なんて意味あったっけ。で、辞書を見た。あったんですよ、ちーとも知らなかった(無知)。しかも、元の意味が「体の部分」で、そこから「SMAPのメンバー」の「メンバー」の意味が派生したのだという。へー、へー、へー。「手足」=「メンバー」、分かる気がする。因みに、メンバーを表すドイツ語は「Mitglied」。「Mit」をとれば、そうだった、「Glied」は手足だ。手足が集まって(mit)メンバーとなる。ガッテン!

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