バロン・オックスのブログ

猫と音楽とワインのある風景

ごっつぁんです(字幕の話。見事に下手に歌ったMストリープの話も)

2017-05-18 06:44:06 | 音楽
そんなわけで私は語学は大好きだがしょせんシロート。合唱団でご一緒の某さんは、アメリカの有名ドラマの字幕作成スタッフに名を連ねるプロだ。このくらいのプロになると、例えばメリル・ストリープがサッチャー首相を演じたときに役作りで話したイギリス英語も「あざとい」と感じられるそうだ(ものすごく上手であることは間違いないらしいが)。そういえば、Mストリープは「マディソン郡の橋」ではイタリア訛りの英語を話したというし、近年、マダム・フローレンス・ジェンキンズを演じたときは、見事に下手に歌って見せた(「見事」と「下手」。普通は二律背反)。これはまったくあざとくない。「本物」は相当なものだったから。逆に、ストリープの歌は、本当はとっても上手であることがそこかしこに透けて見えた(音がはずれるんでも、本物は下にはずれるところを上にはずれるとか。立派な高音を持ってなければできないはずし方)。身近にプロの方がいらっしゃるせいだけではないが、私は字幕にとっても興味がある。字数制限があるなかでの意訳が面白い。最近目に止まったものを挙げると。魚の「extremely small」な口=「おちょぼ口」。「Dad」=「パパ」(「お父さん」だと堅苦しいし、「ダッドゥ」は日本では一般的でないから「パパ」なのだろう。因みに、「大草原の小さな家」では「Pa」「Ma」を「父さん」「母さん」と訳していた。私は「おとう」「おかあ」もアリでは?と思った。「おかあ」と「おかん」と「おかか」(西田敏行さんが演じた秀吉は妻のねねをこう呼んだ)は意味は同じで音も似てるがニュアンスが全然違うのが面白い)。それから、ルメール騎手がある馬についての感想を聞かれて日本語で「ちゃんぴおん・うま、でーす」と言ったときの字幕が「チャンピオン・ホース」になっていた。フランス人騎手がせっかく一生懸命日本語で話してるのに英語に直すことはないのにと思った。そのルメール騎手、どこで覚えたか、最近、インタビューの最後に「ごっつぁんです」と言って勝った力士が懸賞金をいただくポーズをする。
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