拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ムゼッ「ト」のワルツ

2017-03-22 08:40:18 | 音楽

ここのところ、ルチア・ポップの記事が続いてかなり満腹になったので、とっておきのデザートで一区切りつけよう。「ムゼッタのワルツ」(ボエーム)。最初にこの映像をみたときは心配した。スカラ座の聴衆はうるさい。自分たちの趣味と合わなければブーブー言う。例えば、あの名テナーのアルフレード・クラウスが歌っても「イタリア声ではない」ということで耳をふさぐ人がいたそうだ。ポップの声はイタリア声ではない。はたして受け入れられるだろうか?……馬鹿なことを言った。この名唱に心を打たれるのは万国共通。リンクした映像には入ってないが、この後万雷の拍手が続く。因みに、このときの舞台は、ロドルフォこそパヴァロッティでイタリア人だが(ロドルフォはこの映像がベスト)、後はインターナショナル。指揮はクライバーだし、ミミはコトルバス、コッリーネはネステレンコだ。「ムゼッタのワルツ」は以前から移調してアルトの曲にして某会のソロ・コーナーで歌いたかった。私が歌えば「ムゼットのワルツ」になる。なんだかマゼットと紛らわしい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿