拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

フリッツ・ライナー

2016-10-22 11:54:23 | 音楽
パルシファルは初演後しばらくはバイロイトのみでの上演しか許されていなかったが、著作権が切れた1913年以降、各地で上演されるようになり、ブダペスト初演を指揮したのがフリッツ・ライナーだという(Wikiより。ホントならライナーが24か25のときだ)。フリッツ・ライナーは十代の頃から聴いていた。四大ヴァイオリン協奏曲(ベトコン、メンコン、チャイコン、ブラコン)のレコードがすべてハイフェッツで、その伴奏をしてたのがミュンシュ&ボストンとライナー&シカゴだったからだ(町にあったレコード店でそれしか置いてなかったから選択の余地はなかった)。ということで積極的に「ライナーを聴こう」と思ってレコードを買ったわけではなかったし、ジャケットの写真も髪をびしっと決めたビジネスマン風でとっても怖そうで、正直心証はよくなかった(指揮者はなぜぼさぼさ頭か坊ちゃん刈りが多いのだろう?とぼさぼさの私が言うのもなんだが)。だが、今聴いてみると、歯切れのいい、きっちりかっちりしたテンポ(同郷の後輩のショルティもそう)の中で実によく歌っている。今朝も第九を聴いたがとってもよかった。 Rシュトラウスとも親交があったし、オペラも得意なのだそうだ(欧米のたたきあげ指揮者の例にもれず)。まだまだ知らないライナーが山ほどありそうでわくわくする。因みに、ライナーはリスト音楽院だって。ハンガリーですねぇ。

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