拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

脳トレと書道

2017-08-10 12:14:15 | 日記

こないだ母のところに行ったら、施設の中で誰かが「今日は脳トレ」と言っている。母に聞いたら「知らない」。施設でいろんな会を催してるのだが、母は体操以外は行ってないそうだ。初めに行かないと行きにくくなってもう行かないんだそうだ。母はそうでなくても出不精。石橋を見ると叩かないですごすごと帰るタイプ(因みに、私は石橋をみると叩かないで渡ろうとして川にはまるタイプ。子供の頃の性格診断で、「なんにでも手を出して後から後悔するタイプ」と言われて、なんで分かるんだろう、と思った)。しかし、そんなことは言ってはいられない。利用できるものは何でも利用して脳みそを使ってもらわねば。そこで、殺し文句。「お母さん、行かないとぼけるよ」。効果てきめん。そろりそろりと会場(食堂)に向かうのを見届けて帰宅。どうだったんだろう。次の日行くと、チェックシートがある。足し算引き算のほか、丸の中に三角があって、それを一筆書きで書けっていう問題だとか(私、ムキになってやってみた。すぐできて、まだ大丈夫と思った)、左側に「桃太郎、かぐや姫、一寸法師、浦島太郎、はなさかじいさん」、右側に「こづち、亀、灰、きびだんご、竹」とあって(これを思い出してここに書くのは私にとっての脳トレ)、左右の関係あるものを線で結ぶっていう問題だとか、なかなか面白い。母もアウェーな感じはなかったらしく、次も行きそうだ。因みに、左右の線引き問題は、母は桃太郎ときびだんごしか結んでない。他のが分からないのではなく、線を一本だけ引けばいいと思ったという。さっきの一筆書きじゃあるまいし。きっと「この人は一つしか分からなかった。相当いってる」と思われてしまったろう。また別の日は、お隣に最近引っ越してきた知性あふれる感じのおばさまが「今日は書道」とおっしゃってるんで、母にも例の殺し文句を言って行かせる。どうだったんだろう。次の日行くと、自分の作品をタンスに貼って悦にいっている。えらく上手に見える。少なくとも私の百倍は上手い(私は尊敬するベートーヴェン大先生に倣って悪筆で通している)。これはもう続ける気まんまんだ。インターネットに載っけていいか?と聞いたら「いいよ。あっ、名前を書いてない」だって。名前出したいの?そう言えば学校では名前を書いて張り出すんだよなー。

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