バロン・オックスのブログ

猫と音楽とワインのある風景

出世魚のポップも立派な社会人

2017-03-20 08:59:38 | 音楽
古典的なギャグ=外国人が寿司屋で「お勘定」と言ったら「へい、お待ち」で「ハマチ」が出てきた(How much?=ハマチ)。ハマチが出世するとブリになる。同様に(?)、ルチア・ポップはいろんなオペラで「出世」してきた。「魔笛」では「夜の女王」から「パミーナ」に。「フィガロ」では「スザンナ」から「伯爵夫人」に。「バラの騎士」では「ゾフィー」から「元帥夫人」に。「アラベラ」では「ズデンカ」から「アラベラ」に。ミュンヘン・オペラの引越公演では、アラベラの公演が三回あり、ポップとトモワ・シントウのダブル・キャストで、私はポップが出てくるまで通ってポップは三回目の公演にようやっと登場したから結局三回全部聴くはめになった(トモワ・シントウは名歌手だが、その声の多くはオケに埋没してあまり聞こえなかった。それに対しポップの声はぴーんとよく聞こえた)。その公演の時の記者会見でのポップとトモワ・シントウの発言。ポップ「あたしはこれまでズデンカを歌ってきて、アラベラについてはアンナ(トモワ・シントウ)の方がずっと先輩です。」。するとすかさずトモワ・シントウが「あなたのズデンカは素晴らしかったわ」。おおっ、共に気遣いの発言。社会人だなー、と感心した。この二人の間ではこんな会話があったそうだ。トモワ・シントウ「最近、素晴らしいマテオ(アラベラに出てくるテナーの役で、やたらに音が高い)と共演したわ」ポップ「へー、誰?」「ペーター・ザイフェルト。ところで、あなた最近彼ができたんだって?」「そう、そのペーターなの」。
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