自転車でちょっと行ったところの桜並木、見事に一厘も咲いてない（東京なんですけど）。でも、蕾が大分ふくらんでかなり色づいてきた。
「お国もの」ではないんだよな。ルサルカの作曲者のドヴォルザークはチェコの人。ルチア・ポップはスロヴァキア。昔は一つの国だったが今は別。でも言語はとっても近いのだそうだ。チェコ人とスロヴァキア人は互いに自国語で会話をして通じるのだそうだ。そういえば、昔、「日出処の天子」（少女漫画）を読んで聖徳太子（この名称は消滅しかかったが、かろうじて残った）に興味がわいて関連本をかたっぱしから読んでたら、ある著者が、この頃の日本語と朝鮮語はとっても似ていて互いに自国語で会話をして通じたのではないかという仮説を述べていた。さて、ポップがポッポーヴァ（ポポヴァー）であることは知っていたが（因みに、ルネ・コロは、本当は、ルネ・コロツィースキ）、ルチアはルツィアだったってことは本人のインタビューを見て初めて知った。ウィーンに来てルチアになったそうだ。でも、ドイツ語圏ならやはりルツィアになりそうだがウィーンのオペラ界はイタリア人がぞろぞろいるからそのせいかもしれない。