とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「ら抜き言葉」と可能動詞1

2016-10-29 13:57:24 | 国語

「ら抜き言葉とは」

 「ら抜き言葉」は本来間違いとなっているが、最近間違いと気づかず使用している人が増えていて、「ら抜き」言葉を間違いとしないほうがいいのではないかという議論が出てきています。今回は「ら抜き言葉」の整理をします。

 現代日本語には「れる」と「られる」という助動詞があります。古典文法をしっかり習った方ならばわかると思いますが、この「れる」と「られる」は古典文法では「る」と「らる」です。この助動詞の意味は古典でも現代語でも同じで、
受身、可能、自発、尊敬
です。「ら抜き」言葉というのは、助動詞「られる」が可能の意味で使用された場合に「ら」の部分が欠落したものです。

「れる」と「られる」の使い分けは次の通りです。

  五段活用の動詞未然形に、「れる」が接続します。
  上一段活用、下一段活用、カ行変格活用の動詞…未然形に、「られる」が接続します。

 ただし五段動詞に「れる」が接続した場合は、可能の意味でつかわれることはあまりないようようです。

  例 読む+れる = 読まれる

 この例では、尊敬や受け身の意味では使われますが、可能の意味では使われません。可能の意味で使用されるときは「読める」という下一段活用の可能動詞に変化します。
他の例をいくつかあげます。

  書ける、飛べる、遊べる、飲める、走れる

などです。

 さて話を「ら抜き」言葉にもどします。上一段、下一段、カ変の動詞に可能の意味で「られる」がついたとき、例えばつぎのようになります。

  食べられる。
  来られる。
  考えられる。
  見られる。
  出られる。

  文法的に正しいのは上記です。しかし最近、「ら」を脱落させて、「れる」だけつけるような「誤用」が多くみられるようになりました。

  食べれる。
  来れる。
  考えれる。
  見れる。
  出れる。

これが「ら抜き」言葉です。
 
 整理しますと、
  上一段活用の動詞
  下一段活用の動詞
  カ行変格活用の動詞
 には本来、受身、尊敬、可能、自発の助動詞「られる」が接続されるが、可能の意味にかぎり、「れる」が接続される現象。
 ということになります。

 続きます。

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