とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

『子供の事情』(8月4日観劇、新国立劇場)

2017-08-05 22:54:40 | 劇評
 三谷幸喜の新作。シスカンパニー公演。
 [作・演出]三谷幸喜 [出演]天海祐希 / 大泉洋 / 吉田羊 / 小池栄子 / 林遣都 / 春海四方 / 小手伸也 / 青木さやか / 浅野和之 / 伊藤蘭

 豪華キャスト。しかも全員10歳の子供役。だれもが見たい芝居です。抽選で見事に当たって遠い2階席から見ました。

 おもしろい。名作です。それぞれの役者さんが、自分にとっての自然な形で子供の役を演じています。個性がそれぞれはっきりしています。脚本家と役者の力量がわかります。そしてストーリーもたのしめるものだし、そのストーリーにこめられた作者のメッセージも押しつけがましくない形で伝わってきます。

 みんなが様々な事情を持って生きている。そしてその事情の中で精一杯生きている。時には失敗してくじけることもあるかもしれない。しかし10歳ではなくともやり直すことができる。それを応援してくれる友達になりたい。そんな気持ちにさせてくれました。

 ひとつだけ気になるのは大泉洋の役の登場人物には無理があるのではないかということです。1年間友達をあのようにごまかし続けられる人間はいません。大人だって子供だって毎日無理をし続けることはできないと思うのです。

 ラストシーンは素敵です。さすが新国立劇場。
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