とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

rightとprivilege ことばを大切にする社会を

2017-04-06 06:52:05 | 教育
 きょうの朝日新聞の「福岡伸一の動的平衡 言語が脳に刻みこむ論理」というコラムがおもしろかった。「言語の役割は何か?」という疑問から、「言語は、概念を作り、人間の脳に、その言語固有の神経回路を生み出しうるのだ。」と主張し、次のように言う。

 米国のミーティングにて。英語のネイティブスピーカーがこう話した。rightとprivilegeは何が違うでしょう? 受験英語的には、前者=権利、後者=特権、と暗記させられたから、似たようなものかなと思ってしまう。ところがフロアの人々(これも英語のネイティブスピーカー)、当然のことのように、rightはもともと人間に備わった権利だが、privilegeは本人の努力によって得られるもの、と口にした。

 さらに次のように続ける。

 たとえば当地の子どもは携帯電話を使えるのは、あなたのもともとのrightではなく、privilegeだと厳しく教えられる。宿題予習を終わらせてから初めて親から付与されるものだと。

 子育てでスマホを子供に預ける親が増えていると聞く。実際にそれはしょうがない場面もあるかもしれない。しかし、しっかりとしたしつけなしに行っている親もいるようである。こうやって育った子供はどうなっていくのか。

 日本人は直接的な表現をさける。これは人間関係を円滑にするための知恵である。しかし、この曖昧性を好む傾向は日本人のだらしなさにつながりかねない。ことばを大切にしない社会は、次第に衰えていく。ことばを大切にする社会を作りたい。
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