庭で座ってのいろんな思い

庭の四季で花や木との語らいを写真とともに思いついたら記載する

久しぶりの小説は

2017-05-17 | 読書
重松清さんの「かあちゃん」を読みました。

400以上の小説を書いている作家だそうです。
彼のファンの中学校の先生で、ほとんど読んだという人がいるそうです。

以前、テレビ放送で「とんび」という彼のドラマがあったことを覚えています。
妻を失った父親が、いろんなことに出くわし悩みながら、息子アキラの幸せを第一に考え育てた、父親ヤスの半生・親子の絆を描いた作品でした。
「とんびが鷹を生んだ」といわれるほど、優秀で真っ直ぐな青年に成長していく物語でした。

さて、吾輩の久しぶりに読んだ本の「かあちゃん」は、母と子の物語です。
同じ会社の課長さんを巻き添えに、相手の車がセンターラインをオ-バ-した交通事故で死んだ父の罪を背負って、笑うことも幸せになることも禁じたおふくろ。
会社は上司の葬式に出席して、自分の葬式には誰も来ないうえ、その課長さんへお悔やみに行っても追い返される始末。
それでも、昼夜を問わず働いて働いて、何十年間も毎月毎月お金を送り続ける母。
まるで、償い歌詞(さだまさし作詞作曲)そのものです。


この小説は、中学生のいじめから、先生、親、生徒たちの物語です。

いじめから自殺未遂そして転校生のクロちゃん
いじめから親友を救えなかった啓太
次のいじめにねらわれたトシ
認知症のばあちゃんを世話する文香
母親が優秀な教師だった担任のアカンタレ水原先生
子育て教師の福田先生
再婚の母親が妊娠して居場所のない美帆
親の離婚騒動でいじめをしているコージ

作者の意図は、ゆるせる、ゆるせない、とのことらしい。



追伸
母親が病気の時、吾輩が彼女の部屋を掃除機をかけていると、「うるさいなぁ!」と怒りました。
その後であやまりました、「ごめんなぁ、怒って。せっかく綺麗にしてくれたのに・・」と言ったこと。
もうひとつは、病院へ彼女の3か月分の薬をもらいに行った後、朝昼晩に薬を飲むときに種類を探すのに時間がかかるので、小さなビニール袋に朝昼晩別に薬を区分けしたら、めずらしく「ありがとう!」と御礼を言いました。でも、一週間分の薬を飲まないうちに2年前亡くなったことを思い出しました。
誰でも天国へ行くときは優しくなる、と思います。
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