高原の小さなおうち

高原に小さなおうちを手に入れました。小さなおうちとの往復の中でのつれづれ記です。

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那須の遭難事故に思う

2017-03-30 10:06:59 | 日記
多くの高校生が犠牲となった那須の雪崩事故、ラッセル訓練は現場の教員の「経験則」により実施されたと報道されています。経験則とはその人が過去に経験したことによって未来に起こりうることを予測することだと思います。すなわち、過去に経験したことではなければ起こらないと見做すことなのです。たまたまその教員はあの場所で雪崩がおきるということを経験していなかったにすぎません。現に雪崩注意報が出ているということは、その地帯で雪崩がおきやすいという気象台の経験則から出ているものですが、気象台は気候現象の専門家ですからこちらの経験則を尊重すればよかっただけではないでしょうか。

教員であるのは今日と明日の二日しかない上の子が、今日も部活指導だと言っていました。教員の仕事は命を預かることだとも言っていました。登山部のある学校に勤務したこともあり、3人の部員に倍近くの顧問教員が割り当てられる部活動だとのことです。

明治時代に学制が敷かれて150年ほど、学校は富国強兵の目的のためでした。戦後70余年民主教育とはいえ、国に役立つ人を育てるという目的は、国が学習指導要領を定めている限り残っています。そして昨今ではその色が濃くなってきているように思えます。道徳が評価を伴う教科になり、中高生の部活動は全入の方針を取っているところも多くなりました。

登山のエキスパートではなく、ただ体力的に顧問になれるという基準で、教員は顧問とされるのです。雪崩に遭遇したらとにかく気道を確保しながら泳ぐように逃げるという基本さえも教えられず、その他の不手際も重なって悲惨な事故になってしまいました。

命さえあればあとはどうとでもなります。その命を軽く考えた結果だと思います。ご冥福をお祈りいたします。

那須の小さなおうちで夏を過ごし、今家で咲いているふた冬目のシクラメンです。命が続いているからこそ花が咲かせられるのです。

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2 コメント

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絶対はない (笹竜胆)
2017-03-30 16:00:35
会見で責任者の教師は、絶対安全と思ったと云っていたが、世の中絶対安全なんてない。この発言は責任逃れだろう。絶対安全でなぜこのような事故が起こるのか聞けばよかった。まず安全だろうと思った。これが正解ではないか?
学校文化の弊害 (にゃんちゃん)
2017-03-30 18:38:27
学校の常識世間の非常識で若い命をこんなに犠牲にしたということだと思います。

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