多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

【ガイド】錦秋の高層湿原へ/苗場山

2017-09-29 19:51:45 | ガイドのこと
9月25~27日、信越/苗場山(なえばさん・2145m)のガイドを行いました。

岳と森の「秋山郷から錦秋の高層湿原へ」で、M、Aさんが参加。






苗場山は信越国境、長野県下水内郡栄村と新潟県南魚沼郡湯沢町、中魚沼郡津南町にまたがります。南にゆるやかに傾く広大な山頂をもつ成層火山で、山頂周辺には高層湿原が発達。南北約5㎞、東西約2㎞の台地上に大小600もの池塘が点在しています。その山名は、池塘とそこに生えているミヤマホタルイなどを、苗を植えた田んぼに見立てたことに由来。

「青い空と白い雲が池塘に写っている様」「霧の中にオオシラビソがときどき姿を見せ池塘と湿原植物が霞んで見える様子」はそれぞれに美しく、「天上の楽園-この言葉がこれほどふさわしい山は珍しい」(『自然を読み解く山歩き』小泉武栄著)。




“影苗場”(下)と鳥甲山(とりかぶとやま・2038m=左上)を望む。



新潟側、祓川への下山途中に苗場山(上)を振り返る。

いつも思いますが…この山の頂上に、これほど広大な湿原が広がっているとは…想像できますか…?




2017夏山シーズンの締め、そして紅葉シーズンの始まり。澄んだ青空と白い雲の下、ベニサラサドウダンの赤、ミネカエデの黄…「天上の楽園」の旬の紅葉をのんびり、静かに楽しんでいただくことができました。「(夏山をがんばった)山の神さまからのご褒美!」(Aさん)でしたね。


お疲れさまでした!

今回は、JR越後湯沢駅からバスに揺られて約2時間、長野県側の“秘境”秋山郷(あきやまごう)から入山しました。


小赤沢コース、朝陽の中のブナ巨樹。

前泊した…

同栄村・小赤沢の苗場荘さん。

2014年7月、鳥甲山を目指した時にお世話になって以来の再訪でした。




天然イワナの刺身と塩焼き、クマ肉のミニ鍋、各種山菜の天ぷら…郷土料理の数々と、何より、明るく元気な奥様の変わらないおもてなし…これで一泊二食7400円也。朝食も、トレッキングの出発時間に合わせて早めていただきました。ありがとうございました!

秋山郷を訪れるなら…

オススメのお宿ですよ~。







コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 檜原村ふるさとの森-9月 | トップ | 【ガイド】秋の花探しとハイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿