僕の池での制作は、
一つの作品を実現できるまで数年単位で考えないと無理な制作。
僕の中では、今現在実現した作品も何年も前に思いつづけていたもので
もの凄い充実感はあるものの、新鮮さはない。
だから、作品を展示する事で生じる様々なハプニングの方に興味を感じたりしている。
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ここ10年は自分の制作を通して、他の作家にも役所との交渉ごとなどに立ち会ってもらい
、
ついでに、他の作家達の発表の場をつくり、彼ら自身の作品展示の経験を通じて独自の方向性を見つけ出して欲しいと思う様になった。
ただ、僕も20年以上かけて今のノウハウをおぼえた訳で、
それを僅か数年。場合によっては半年程度で経験する訳だから無理がある。
いまでは、極力、短時間で習得し、尚かつ、作家としての精神的なバランスを崩さない
指導方法がないか模索したいと思うようになった。