飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

ワンダースポットへ Go!⑱⇒高尾山の天狗信仰

2009-12-01 | ワンダーゾーンの世界
昨日の記事の通り紅葉を見るため高尾山の薬王院へ行きました。フランスのミシュランの三ツ星の観光地にもなっているのでそこをワンダースポットなんて言ってしまっていいのかわかりませんが(日が沈むとそこは間違いなくワンダースポットに変貌するんだろうけど…)、ついつい紅葉の美しさに目を奪われてしまうのですが、天狗が住む山なのであります。

 
 
 
 

その天狗なんですけど、赤い顔に男性のシンボルを連想させるような高い鼻で、修験道の行者のような服を纏っているイメージがありますが、調べるとそうしたイメージは江戸時代になってからのもののようなんですね。むしろ民間伝承では、姿を見せない山の中の精霊的な存在であることのほうが多いそうで、この山の精霊としての天狗は、修験道の行者を守護する存在として山の精霊、あるいは神であったものを天狗という名前で具体的な姿を与えたというのが定説としてあるようです。

 
 

で、この天狗さん、初めて古文書に登場するのは「日本書紀」とのこと。637年の頃、夜空を流星が音を立てて飛んだとき、中国の僧が、あれは天狗というものだと言ったそうだ。音を立てる流星を中国では天狗と呼び、その流星が地上に落ちるとそこには犬がいると考えられたそうだ。しかし当時の日本人はそれを「テング」とは読まず「アマツキツネ」と誤訳してしまったようです。それ故に天狗は後世に狐もしくは稲荷神の眷属、あるいは稲荷神と習合した茶枳尼天(ダキニ)とも関係があるとされたということらしいです。

 
 

この高尾山・薬王院は飯縄権現(いづなごんげん)を本尊としています。この飯縄権現は長野市の飯縄山に祀られた飯縄権現社が本地とされ、先の茶枳尼天の化身といわれています。その姿は白狐の背に乗った烏天狗の像で表現される女神であるそうな。その茶枳尼天の眷属である野干(やかん=ジャッカル)と天狗が同一視されたようで、その野干も天を翔ける狗(いぬ)と信じられ、天狗信仰と繋がってくるということらしい。分かったか、よく分からないような繋がりですが…。

 
 
 

兎に角もこの高尾山には天狗の造形やそれに関連したグッズや食べ物など、注意してみれば天狗づくしとなっています。確かに高尾山は、少しばかり想像力を膨らまし林立する木々を見れば、赤い顔で高鼻の天狗が立っているような気がしてきます。そんなパワースポット=ワンダースポットが高尾山としておきましょうか。

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