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飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

永遠の妖女#7・・・「ケンラッセルのサロメ」(監督:ケン・ラッセル)

2008-02-19 | サロメ
「ケンラッセルのサロメ」

■公開年:1987年
■配給:ベストロン映画配給
■監督:ケン・ラッセル
■出演者:ニコラス・グレイ、ダグラス・ホッジ、イモジェン・ミライス・スコット、他

監督のケン・ラッセルは、映画「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」でボクの中にしっかりと刻み込まれたお方。幻想的、耽美的、キッチュといった言葉がこの監督の修飾語として飾られるのであろうが、けっこうギャグ満載というか笑えるんですよね、これが。割とマジで幻想的な方向へ突き進んでいくのですが、どこかおかしい。もしかしたらコメディ一歩手前のスレスレの領域を微妙に演出しているのかもしれません。悪趣味といったほうがあたっているのでしょうか?

映画の「サロメ」なんですが、戯曲「サロメ」を書いた世紀末の耽美派の作家オスカー・ワイルドが登場します。当のワイルドは「サロメ」を書き上げるも、その内容が聖書から題材にとっていることや、しかも聖書には表現されていない官能性を強調・拡大していること、また上演時間も短すぎることなどの理由によって作品の上演が禁止されたという歴史上の経緯があります。そこで彼の友人である男娼館の主人らが仲間を募ってワイルドの前で「サロメ」を上演しようというのがこの映画のお話であります。よって映画はいわば劇中劇の構成となっています。

しかし、現実のワイルドは「サロメ」が舞台にかかっているものを観ることはなかったそうです。映画はワイルドが男色の恋人アルフレッド・ダグラス(=ポジー)を伴って館にはいるところから始ます。迎える男娼館の主人がヘロデ王を演じます。このヘロデ王のほどよく太り脂ぎった頬いやらしい目線は助平オヤジ絶妙に演技しています。もしかしたらこの映画のベースを支えているのは、ヘロデ王を演じたこの役者の演技かもしれないほどにだ。

主役であるサロメは、館の女中が演じるのですが、これが聖書のエピソードではもともと少女ではあるのですが、とても妖艶とはほど遠いロリータ系の女優をあてがっているのです。背は低く平坦な胸、ボーイッシュなシルエットと女性的というよりは中世的。それが上半身を露にしたダイナマイトボディーの女性の家来と対比され一層強調されているのです。それは今流行のゴスロリに近いのかも。

しかし彼女はあくまで大人であり少女ではありません。ですから大人として(経験も豊富な?)の意味ありげな性的な挑発を見せていきます。挑発的にバナナを咥えて見せたり、大股開きで坐って見せたりと怪しげで不思議な雰囲気を醸し出すのです。

そして七つのヴェールの踊りの段になると、突如一人が二人へと分離します。その分かれた一方は間違いなく男。全裸になったとき、ぼかしが入っているので確認はできないのですが、男性のシンボルが映っているに違いないのです。彼女は両性具有なのか?二つの性を行き来きする存在?監督それを見せたくてこのような配役をしたのだろうか?流石たたでは転ばないケン・ラッセル監督です。



コケティッシュな魅力を持った悪趣味な「サロメ」でありました。

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