映画「ハレンチ学園 身体検査の巻」（主演：児島みゆき）１９７０年

■製作年：１９７０年
■原作：永井豪
■監督：丹野雄二
■出演：児島美ゆき、高松しげお、宍戸錠、近藤宏、林家こん平、他

昨日に続き、なつかしくって、くだらなくって、馬鹿さ加減が仕事を忘れさせてくれるので、映画版「ハレンチ学園」の２作目を見てしまいました。記憶がうら覚えではあったのですが、ネットで調べて同じ児島みゆき主演でテレビ放送もあったこともわかりました。ボクの記憶の中で柳生十兵衛＝児島みゆきは、もしかしたらテレビの記憶なのかもしれません。ところで当時はどんなだったんでしょうね。なんせ映画が公開された１９７０年はボクも９歳の子供なので、スカートめくり遊びはやったことがあっても、どの程度世の中を席巻していたのか…。たとえば中学生や高校生の間ではどんなだったんでしょうか？

今回の映画の副タイトルが「身体検査」、やっぱり身体検査がエッチな感じがするというイメージは、この「ハレンチ学園」から植え付けられたように思います。ですから当時の子供達のエッチな感性を開拓したのはこの漫画の影響は大きかったんじゃないのかなと思います。でもそれが悪かったのかというと、何とも言えなくて、想像力を逞しくさせたということもありますから、貢献度も高かったと見ることもできるんじゃないでしょうか。少なくともワクワク、ドキドキさせるイメージの構築、仕掛けというのを「ハレンチ学園」から無意識に学んでいるようにも思います。シュチエーションで引き込んでいくというか…。

だいたい囚われの美女、美女と野獣といった神話的パターンをこの「ハレンチ学園」に見ることもできなくもないのですから。子供心にその神話的パターンを漫画の「ハレンチ学園」によって植え付けられたボクは、同じような囚われの美女、美女と野獣というシュチエーションに出会うとロマンとドキドキ感を感じてしまいます。その原点はこの漫画にある？といったら言い過ぎでしょうか？

映画は２昨目で十兵衛役の児島みゆきと教師マカロニ役の宍戸錠、山岸の両親役の俳優、左卜全以外の主要な役者は入れ代わっていました。あまりにくだらない？話なので出演しなかった？？あるいは当時のコメディアンを総動員したのか？？？配役が変わってしまうとシリーズ感の連続性がちょっと薄れてしまいますね。

映画の中で面白い台詞がありました「スカートまくりは女の子の人気のバロメーターである」、名言ですね。美女であればあるほと水着姿を見てみたいとは男の子真理であるのですから…。

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