飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

映画「序の舞」(主演:名取裕子/1984年)

2010-10-21 | Weblog

■製作年:1984年/東映
■監督:中島貞夫
■出演:名取裕子、岡田茉莉子、風間杜夫、水沢アキ、三田村邦彦、他

上村松園展を見るのにあわせて名取裕子が主演した映画「序の舞」を見ました。公開当時、話題になった映画ですね。その時はボクは見ていないのですが。名取裕子は当時そんなにボクはいいとは正直思わなかったです。好みのタイプではなかったんですね。顔がでかいしスタイルもそんなんいいいとはいえないし、みたいな感じで…。

 

それが最近は彼女をいい女優だな、いい女だなと思います。極上の女じゃないでしょうか?女性に対しては年齢によって好みは変化するんですね。以前書いた記事、松本清張の「けものみち」に出演した名取裕子を見たとき、彼女の魅力を発見し、いい女だなとつくづく思いました。そして今回の「序の舞」も負けじ劣らじのいい女っぷりです。こんな存在感、吸引力を見せる女優はなかなかいません。女の色気もムンムン、着物を着て歩いているだけでフェロモン出まくりです。画面からそんな魅力を醸し出す人は滅多にいません。名取裕子の魅力に気づくのに遅すぎたって気がします。(ベタ褒めです)

 

映画は上村松園=名取裕子の成功に至るまでの壮絶な生き様を描いています。師匠が弟子の女に成功への口利きをネタに体の関係を要求する。それを見ていてどこの世界も同じなんだなと思いました。ボクの身近なところで他の芸術分野で同じようなことで悩んでいる女性がいるというのを聞いていますから。芸術とは精神的な活動ではあるのですが、男と女のことは別ということなんでしょうね。あるいは生活に困窮し絵を売りに行ったら、女の描いた絵は売れない。枕絵を描けと言われてしまう始末。まだまだ時代は男尊女卑が蔓延っている時、女性が自立して生きていくには厳しかったのです。

 

それは、松園が結局、師匠の子を孕んだ時の世間体を過剰に気にして反応する母親の様子でも見て取れます。映画は時代と戦いながら激しく生きた上村松園を名取裕子が熱演を見せながらも、物語は唐突に終わり、結局何だったのと中途半端な余韻を残したのでありました。

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