大阪アルティメットMEMO

関西のアルティメットを中心に徒然なるままに書いてみる

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スピリッツvs上智大学 2011年全日本本選 準決勝 その2

2011-10-21 | 大会
 5点差と言うのは一般的にセーフティリードと呼ばれる点差である。この点差があれば基本的に取って取られてモードに移行しオフェンスだけしっかりキープ出来れば例え2,3点追い上げられても修正が効く一つの目安とされている。今試合まだ一度もブレイクされていない上智としては、オフェンスを確実に取っていけば勝利が転がり込んでくる点差だった。

○後半開始
 後半開始の上智の選択は上級生(オフェンスセット)を温存して更にオフェンスキープの可能性を高めることだった。強風の風上からのディフェンススタートである事から下級生によるゾーンを仕掛けてきた。結果論ではあるがそれは少し甘かった。オフェンスキープモードにするためにはこの風上のセットはディフェンススタートと言えどもキープするべき得点だったのだ。この得点を辛くも辛くもキープしたたスピリッツは息を吹き返すこととなる。
 前述したが、上智は学生の強豪らしくプレーに迷いが無い。展開の速いアルティメットが出来る良チームだ。ただし、それは万能という訳ではない。少しの歪がリズムを狂わせ思うようなプレーが出来なくなる事がある。この歪を表に出させるためにゾーンなど手を替え品を替え揺さぶるのだ。そのヒントが前半最後のバックアップゾーンに有った。スピリッツは今試合初めてバックアップのマンツーを行う。これにより上智はいつも出ていたパスが出ない、またはいつものタイミングでパスが出なくなった。ほんの僅かな事である。ミドルはタイミングを取りあぐね脚が止まる。孤立したハンドラーは苦しいプレーを強いられ難しいスローを選択せざるをえない状況に追い込まれた。スピリッツはその混乱を逃さず怒涛の5連取。一気にイーブンまで得点を戻し、しかも風上を得る事に成功した。この風上を得点できれば、今度は逆にスピリッツが取って取られてモードに入いれる可能性がある。
 この時、スピリッツは5連続ポイントしているバックマンツーを続けるかゾーンを挟むかの選択を迫られる。結局、この良い流れを切ってまでゾーンをする勇気は無くバックマンツーを続けることとなった。ところが、さすが学生チャンピオンの上智である。ここでバックマンツーの対応が間に合う。向かい風を意地のキープで再び1アップで風上を獲得したのである。
 ここからは一進一退の攻防が続き、やがてタイムキャップ迎えた。点差は上智1点リード。上智はこのポイントを取れば2アップでタイムキャップに入り、決勝点まで2点となる。その場合スピリッツは4点必要となり上智圧倒的有利となる。対してスピリッツもこのポイントを取ればイーブンでしかも風上を獲得することが出来る。試合の勝敗を左右する重要なポイント。得点したのは、、、上智だった。
 決勝点は14点。スピリッツ10点、上智12点。スピリッツはオフェンスセットで風上をキープし11−12。風下からのディフェンス、メンバーはもちろんTOを取れて向かい風も取れるベストメンバー、勝負である。この得点を取れば再びイーブンに持ち込み更に風上を獲得。そうなれば追い風を2回取れば勝利する事が出来る。ほんの少し勝利の可能性が高まるのだ。しかし、これを得点したのは又しても上智であった。やはり簡単にやらせてくれる相手ではない。
 これで、スピリッツには後が無くなる。上智が得点すれば即終了。しかし、スピリッツの勝利にはあと3点も必要なのである。ここで、風下の上智が仕掛けてきた。ここに来て下級生のゾーンである。上智の算段は恐らくこうだ。スピリッツは後が無いのでベストメンバーを出し続けるしかない。もし、ここで1点取られても上級生を休ませることが出来る。元気を取り戻した上級生が風上からのオフェンス、しかも2連続となるスピのベストメンバーとのマッチアップとなる。もし、それを取られたとしても最後にもう一度オフェンスのチャンスがあると。これが吉と出るか凶と出るか。
 実際、得点はしたもののこのゾーンによってスピリッツのオフェンスセットの体力は強かに削られ、面子を落とす事を余儀なくされた。タイムアウトが残っていなければ。。。そう、スピリッツにはタイムアウトが一回残っていたのである。2分休憩後、もう一度ベストメンバーでの勝負が可能となり向かい風をブレイクしイーブン。そして何度目の正直だろう、イーブンの追い風を得点しこの試合始めての勝ち越し点は決勝点となった。


 西にいると東のお話には疎く風の噂程度しか回ってこない。それによると今年の上智はけっこうヤンチャ揃いだという。どんなチームなのかと興味津々であったが、バッドなプレーやコールもない好感の持てるの実力派チームであった。こういうチームに勝利して決勝にいけるのは光栄なことである。

決勝頑張ります!!
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スピリッツvs上智大学 2011年全日本本選 準決勝 その1

2011-10-21 | 大会
 久々の更新である。2011年度全日本アルティメット選手権大会。大阪スピリッツは初となる決勝進出を果たした。今回取り上げるのは準決勝のカードであるスピリッツvs上智大学。

 上智大学は創設30年を迎える長い歴史を持つ名門である。名門が常に上位をキープしているのは昨今のアルティメット事情を考えると並大抵の事ではない。今年の上智は学生チャンピオンであり、ノマディックトライブ、シータ不在の本大会では決勝進出の最右翼といっても良いだろう。むろん、西日本で1位を獲得し準決勝まで辿りついたスピリッツもそのチャンスを不意にする事は出来ない。そんな2チームの対戦であった。

 上智の前情報としては最近チラホラ採用するチームが増えてきたバーティカルスタックを操るという。ホライゾンがその名の通りゴールラインに対して水平にセットするのに対しバーティカルスタックはこれもその名の通りゴールラインに対し垂直にセットする。どちらも一長一短があるが突き詰めていくとフィールドに立つ7人がどれだけ意識を統一できているか?つまり成熟度により攻撃力が変わってくる。並み居る強豪を倒してきたのだからその成熟度はかなり高いと見るべきだ。 また、学生らしく良く走るとの情報も得ている。マンツーマンディフェンス、特にハンドラーレンジではかなりの強さが予想された。
 それに対してはスピリッツはバーティカルスタック世代とホライゾン世代が共存する年齢層の幅が広いチームだ。実際の試合でも両方使う事ができ、相手によって柔軟に対応出来るのが強味である。その反面、1つのセットに多世代が混在するため意識を統一する事に苦労することにもなった。チームとしての成熟はもう少し時間を要するだろう。

○試合開始
 スピリッツは風上からディフェンス。良く走り乗せると止められなくなる学生相手にゾーンから入り、スローペースの試合展開を意識付けさせるという作戦がある。ゲームの展開としてこちらのオフェンスはなるべく短く、相手のオフェンスなるべく長く、というのが好ましい。同じ取って取られてでも得点するのが相手より時間が掛かるとオフェンスが上手くいっていない様に感じる事があるからだ。しかし、スピリッツはバーティカルスタック攻略の一つである挟むマンツーマンを選択する事とした。理由はバーティカルスタックに慣れ親しんだ世代が多数いたからである。相手の得意目に先制パンチを与える作戦だ。これに対して上智は愚直にスタックで対応。一時、ハマるかに見えた挟むマンツーだが上智はこれを掻い潜り強風の向かい風をブレイクした。上智はこれで勢いに乗る。裏の展開、ミートのタイミング、ロングシュート、悉くスピリッツの予想を上回り3連続ポイント。スピリッツは溜まらずタイムアウトを取った。これ以上離されるとこの強風の中取り返しのつかない事になる。
 最近の強い学生に共通なのはプレーに迷いが無い点。数十、数百時間もの練習や試合がそれを成させるのだろうが、そのお陰でプレーの展開が速くエンドゾーンに到達するまでディスクも人もが止まることは無い。上智も例外ではなくそれであった。対してスピリッツは良く見て抜けているプレイヤーに投げるためプレーのテンポは遅い。元気な学生には捕まえやすいオフェンスといえるかもしれない。現にスピリッツのオフェンスは脚が動いていないことも相まって捕らえられつつあった。
 スピリッツは挟むマンツーを修正しつつ対応するが、「それは既に知っている」といわんばかりのプレーで対処された。遅ればせながらゾーンを掛けて揺さぶってみるが、それすら上智にとっては想定内であったようだ。逆にブレイクを奪われ4ダウン。反撃の糸口すら見つけられなかった。実力の差を痛感し成す術が無い。前半の終盤に苦し紛れのバックアップゾーンを試した。これもしっかりとキープされたのだが、この時相手のオフェンスに微妙な違和感を感じる。それはスピリッツの誰もが感じたことだった。しかし、その後もブレイクを許し前半4−9。スピリッツの5ダウンで終えることとなる。


続く
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2011年 西日本アルティメット予選結果

2011-09-25 | 大会
[オープン]
 1位 大阪スピリッツ
 2位 大阪体育大学
 3位 同志社大学
 4位 TIBETS
 5位 博多八カーズ
 6位 近畿大学
 7位 Trigger
 8位 甲南大学
 9位 斑
10位 岡山大学
11位 びわこ成蹊スポーツ大学
12位 京都大学
13位 和歌山大学
14位 四天王寺大学
15位 大阪大学
16位 佛教大学

[ウィメン]
 1位 大阪体育大学
 2位 びわこ成蹊スポーツ大学
 3位 Hey-Hoooo
 4位 博多八カーズ
 5位 近畿大学
 6位 関西学院大学
 7位 楓
 8位 佛教大学
 9位 四天王寺大学


スピリッツオブザゲーム賞
[オープン]
 斑
[ウィメン]
 佛教大学
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第1回全日本社会人アルティメット選手権大会予選 結果

2010-07-29 | 大会
 7/24,25日に富士で第1回全日本社会人アルティメット選手権大会予選が行われた。規定チーム数に達したのはオープンとウィメンであったため他のディビジョンはオープンに組み込まれた。オープン、ウィメンとも上位4チームは8/28に堺トレセンで行われる本選に出場する事が出来る。今年の本選出場チームはオープンから文化シヤッターBuzzBullets、Nomadic Tribe、LOQUITOS、大阪スピリッツ。ウィメンからは壱、MUD、HUCK、えびみりんである。日本を代表する社会人チームが大阪に集結する事は初めてではないだろうか?中でも文化シヤッターBuzzBullets、壱、MUD、HUCKは世界トップレベルのチームである。関西在住の人は必ず見に来てそのプレーを目に焼き付けて頂きたい。

以下、第1回全日本社会人選手権の結果
[オープン]
5位 東京ベジグリフォンズ
5位 θ
5位 サムライ
5位 Crews
9位 A.G.FUNKS
9位 TIBETS
11位 LINK
11位 BOMBERS
13位 IKU!
14位 TRIGGER
15位 信州ROOTS
16位 SQOAL
17位 Happy Campers
18位 STILTS
19位 BIG BOMBERS

[ウィメン]
5位 Buddy’s
5位 Seven Colorz
7位 TRIGO
7位 BOMBERS
9位 Happy Campers
9位 楓

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西日本学生 2010

2010-07-06 | 雑感
 現在チェコのプラハでWUCCが行われている。スピリッツは残念ながらランキングが満たず参加する事が出来なかったが、日本の地より全ての日本代表チームの健闘を祈ろうと思う。頑張れ!日本チーム!

 さて、今年の西日本学生の傾向を筆者なりに紹介したいと思う。今年の西日本の学生は一言で言うと混沌としている。近年稀に見る団子状態でしかもレベルが高い。ベスト5を予想するのはかなりの困難を伴うのではないだろうか?

 その中でも頭一つ抜け出しているのはやはり大体大だろう。ここ数年、常に高いレベルをキープし西日本のアルテ界をリードする存在。昨年が4回生一人だった事もあって戦力低下はほぼ無いに等しい。戦力充実の今年の大体大は学生選手権だけではなくもっと大きな野望を描いているのではないだろうか?

 その大体大を追いかけるのは、関学、近大、同志社、京大、和歌山大、びわこ成蹊、岡山大。その中でも筆者が注目するのは京大と和歌山大である。

 京大はチベッツ譲りの独特なオフェンスとハンドラーレンジに無類の強さを見せるディフェンスが特徴だ。そのプレーはベスト4にまで上り詰めた古きチベッツを彷彿させる。先に行われた舞洲シリーズでは、ミニトーナメントとはいえ、チベッツ、大体大、スピリッツという強豪に勝利して価値ある優勝を果たした。
 一方の和歌山大は1回生から強いチーム作りを目標としてきた7人が4回生となった集大成の年。まさに勝負の年である。芝選手のワンマンチームと言われ続けてきたこのチームはチーム全体のレベルを上げることに成功。芝選手をワンマンプレイヤーからエースへと昇華させた。それでも、やはりこのチームが真価を発揮するのはエースをどれだけ高い位置でプレーさせるか。それが叶えば今年の台風の目となることは間違いない。

 注目の2チームとして京大と和歌山大を紹介したが、他のチームが実力的に劣るわけではない。

 関学は一昨年の全日本本選出場以来、安定して強くなってきている。本選出場が良い刺激をもたらしているのだろう。実は去年の関学が強かった理由の一つにDセットとして活躍した当時の2回生によるところが大きかったと筆者は見ている。Dセットを担った彼等はゾーンを駆使しチームとして想定していた以上のブレイクを奪った。今年はそのメンバーが主力となり期待は膨らむ。のだが、、最近は伸び悩んでいるように感じる。4回生との更なる融合が鍵か?
 毎年面子が変われど少しずつだが着実に強くなっているのは同志社だ。チームカラーとなりつつある堅実なオフェンスは相手のミスを逃さず突く静かなるプレッシャーを与える。しっかりスローをしてしっかりとキャッチするという基本をキッチリ遂行できるチームであり、中堅所を目指すチームはお手本にする事をお勧めする。反面、学生らしい爆発力は弱いイメージがある。接戦をモノにできる精神力があれば上位に喰い込んでいく可能性大。
 黄金世代である昨年の4回生がゴッソリ抜けた今年の近大。戦力の低下は著しく前述した上位を狙うチームに1歩も2歩も遅れをとると予想していたが、黄金世代に隠れるも次世代はすくすくと成長していたようだ。流石に上位チームの最右翼と紹介するのは贔屓の引き倒しで憚るが、評価が上のチームを喰っていくだけのポテンシャルは備わっている。上手く勢いを操ることが出来れば面白い結果が得られるかもしれない。

 岡山大とびわこ成蹊は情報不足のため現時点での評価は控えようと思う。後日機会があれば他チームも合わせて紹介したい。
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ブログ更新

2010-02-03 | 雑感
 久々に新規投稿の画面に向かい合った。長らく更新していなかったがタイミングを逃すとなかなか更新できないものだ。幾つか更新できなかった理由は有るのだが、その一つに絶対書かなければならない記事があり、それが後回しになってしまったというのが最も大きい。。今日はその記事をアップしたいと思う。

 国内ルールではあるがゲームを円滑に進めるために得点後ラインアップする制限時間が決められている。得点後オフェンスは45秒以内にセットしなければならず、ディフェンスはオフェンスがセット後15秒以内にセットしなければならない。このルールをスピリッツは利用(悪用と言っても良いだろう)したことが少なからずある。具体的には、スピリッツがオフェンスセットをプレー中にコート外に用意しておき、スピリッツが得点された後直ぐにセットするのである。これによりディフェンスはセットするまでの猶予は僅か15秒しか無い事になってしまう。これを人数の少ないチームや主力が出続けなければならない学生などに対して行って休む時間を少しでも削ぐというわけだ。一見ルール的には問題無いように見えるが、そもそもこの45秒15秒ルールは円滑にゲームを進めるためのものであり人数の少ないチームのハンデとなって良いものではない。何より当ブログで再三書いてきた「スピリッツオブザゲーム」に反している行為といえるだろう。純粋にアルティメットの技術を競うということとは明らかに懸け離れている行為であるからだ。この行為に関しては当ブログでも慶応戦で紹介しており全日上位のチームであるスピリッツが行っているものとして同様に行うチームも増えてきた様だ。スピリッツオブザゲームを唱えて他チームの見本にもならなければならないスピリッツや、公衆の面前に晒して偉そうな事を嘯いている筆者などは責任を感じなければならず、率直にお詫びを申し上げなければならない。これからはより慎重に行動、執筆し信頼を回復したいと思う。もし、同様の行為を行っている読者がいれば褒められた行為ではないので止めていただけるよう切に願う。
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西日本社会人リーグ2009 vs 信州ルーツ

2009-07-29 | 大会
 7/5に岡崎総合公園で2回目となる西日本社会人リーグが行われた。参加チームは大阪スピリッツ、Link、信州ルーツの3チーム。昨年度優勝チームのトリガーやTIBETS、A.G.Funksは不参加となった。ウィメンのエントリーは壱と楓のみであったため今年もチーム不足を理由に開催は見合された。苦戦が続く西・中部の社会人リーグだが全日本社会人選手権への移行は着々と進んでいる。来年は日本のアルティメット界に大きな動きがあるのではないだろうか。。。

 さて、スピリッツ、Link、ルーツで行われた西日本社会人リーグである。3チームのみの参加ということで総当り戦となった。第1試合:スピリッツ vs ルーツ、第2試合:ルーツ vs Link、第3試合:スピリッツ vs Link。一応暫定のランキングでは最も上位のスピリッツが最も恵まれたスケジュールとなった。他のチームは45分程度時間が空くとはいえ連戦しなければならない。
 第1試合の相手であるルーツはスピリッツが試合開始1時間半前にボチボチ到着しだした頃には既にアップを開始していた。並々ならぬ意気込みである。が、この後益々暑くなっていきそうな天候を考えると、正直アップを開始するには早すぎるのでは?と案じていた。ルーツの人数はスピリッツの16人に比べて11人だったのである。ところが、試合が始まるとそれは筆者の願望だった事に気づく。信州ルーツは良く鍛えられた走るチームだったのである。
 ルーツは身長の高い選手が幾人か揃っており社会人らしく基本以上の技術が全員に備わっている。高い身長にモノをいわす豪快なロングシュートこそ少ないが奇を衒わない堅実なプレーと独特な間合いから繰り出されるリードシュートが印象的だった。ゲームは風が弱かった事もあってオフェンスのキープ合戦となった。スピリッツの今年の課題の一つであるOセットのオフェンスは、この日もぎこちなく「何とかキープ」なのに対して、ルーツのオフェンスの安定感はスピリッツのそれより上であった。結局Oセットは踏ん張りきれずに連続ブレイクを許し、一方のDセットは1度もブレイクを奪えず最悪の3ダウンで前半を終えることになった。
 今年のスピリッツは昨年よりもOセットに戦力を集中させている。これによりキープする確率を高めどの様な相手でも引き離されないようにゲームを作っていこうという主旨なのだが、ブレイクを先に許しては元も子もない。またOセットに戦力を集中させた分Dセットのブレイク率が下がっている。これを補うために勝負どころでOセットDセット問わずベストメンバーでブレイクを取りに行くのだが、こうもOセットが点を取るのに手こずっていては勝負に行けない。
 後半オフェンススタート。この後半最初のオフェンスは非常に重要である。4ダウンと2ダウンではモチベーションや試合展開に天と地ほどの差があるからだ。この得点の重要性はハーフタイムでも話しておりチームの共通認識の基に何とかキープして望みを繋いだ。しかし、相変わらずDセットは相手に走り負けておりマンツーでブレイク出来る雰囲気は皆無であった。前半から使用しているゾーンも相手を崩す糸口とはならず長い時間お手上げ状態が続いた。
 それでも流石に終盤にもなるとルーツに疲れの色が見え始めた。Dセットが何とかブレイクし1ダウンに詰め寄るとそのまま13-14でタイムキャップに突入。これをブレイクして14-14となり16点が決勝点となった。双方1点ずつ取り合い15-15。最後は面子を揃えたスピリッツがブレイクに成功し辛くも、辛くも勝利を収めた。
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全日本選手権の申し込み

2009-07-08 | 雑感
 今週末は東西共に社会人リーグが行われる。もちろんスピリッツも西日本社会人リーグに参加するのだが、参加するチームはスピリッツとリンクとルーツの計3チームのみ。ウィメンは規定チーム数に達しなかったので中止という淋しい状況となった。前年度の優勝チームトリガーやチベッツ、AGファンクスがエントリー出来なかったのも惜しいところである。
 それに引き換え東は今年も充実した大会となりそうだ。しかも常勝軍団・文化シヤッターバズバレッツは本大会もWGに出場する主力を除いての参加となる。CJIではWGに次ぐ意地の2位キープを見せたが果たして今回はどういう結果が待っているのか?ノマは?θは?ロキートスは?遠方にいながらも興味は尽きない。
 学生の大一番である全日本学生選手権も近付いてきた。多くの学生にとっては全日本選手権以上に重要な大会であるだろう。今年も8/11〜13という真夏に行われる様だがくれぐれも事故の無いように頑張ってもらいたい。


 この様に社会人も学生も重要な大会で盛り上がる時期だが、実は日本の最高峰の大会である文部科学大臣杯・全日本アルティメット選手権の申し込みが始まる時期でもあるのだ。毎年どこかのチームがエントリーを忘れていて泣く泣く不参加になっている。スピリッツも以前エントリーできなかった事があった。1年間を棒に振るのは2度と御免被りたいものだ。
 今日JFDAから要綱が発送される予定だが締め切りは16日と非常にタイトなスケジュールとなっている。要綱は代表者だけでなく会員全員に来るそうなので代表者1人に任せるのではなくそれぞれが声を掛け合って、各チームとも不本意な不参加をなくしてもらいたい。申込用紙はJFDAのホームページでもアップされる予定なので新参チームや要綱が届かないチームはこれを利用しても良いかもしれない。

 念のために記しておくが、文部科学大臣杯・全日本アルティメット選手権は日本で最も権威があり日本で最もレベルの高い大会である。これに参加しない手はないだろう。
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関西オープン2009 第2戦

2009-07-01 | 大会
 関西オープン2009の第2戦が6/27,28に和歌山県で行われた。この関西オープンは基本的にはJFDAの会員登録や団体登録に縛られず、また試合時間が40分3試合程度な事もあって比較的参加しやすい大会である。エントリーは安全のため10人以上が必要ではあるが、それさえクリアすればこの大会のみのチームでも参加が可能だ。今大会でも人数が揃わなかったバディーズ・楓・フリーリーが混合チームで参加していた。
 この日は、オープン16チーム、ウィメン11チーム、総勢400名を超えるアルティメットプレイヤーが和歌山の地に集まった。流石にこの規模にもなるとミニトーナメントと表現してよいのやら躊躇ってしまう。参加チームもチベッツ、大体大、びわこ成蹊、と全日西日本予選さながらの顔ぶれであり役者も揃ったという感じである。関西としては間違いなく現時点での最高レベルの大会といえるだろう。これもクラブジュニアの関西地区マネージャー・丸井氏が今までコツコツと積み重ねてきた努力によるところ大だと思う。このクオリティでこれからも開催し続けることが出来れば関西のアルティメットは大いに盛り上がり、レベルアップも期待できると確信する。今後は他の地方からの参加の要望も増えていくのではないだろうか?
 さて、今大会が大規模になった理由の一つには、いよいよ迫ってきた学生選手権の存在がある。最終調整には少し早いがまだ修正・強化が効くこの時点で自分達のチームがどこ辺りにいるのか確認するためには丁度良い大会なのだろう。さあ、果たして参加したチームは本大会を通してこれから約一ヶ月でやるべき事が見えたのだろうか。。。
以下、大会結果。


オープンの部
1位:大阪体育大学
2位:大阪スピリッツ
3位:トリガー
4位:同志社大学
5位:チベッツ
6位:京都大学
7位:びわこ成蹊スポーツ大学
8位:甲南大学
9位:関西学院
10位:和歌山大学
11位:立命館大学
12位:龍谷大学
13位:近畿大学
14位:岡山大学
15位:大阪大学
16位:佛教大学

ウィメンの部
1位:大阪体育大学
2位:関西学院
3位:びわこ成蹊スポーツ大学
4位:龍谷大学
5位:バディフリ楓
6位:京都大学
7位:近畿大学
8位:同志社大学
9位:甲南大学
10位:佛教大学
11位:和歌山大学

詳細は関西フライングディスクの情報サイトで
http://ultimate-kansai.info/default.aspx
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舞洲シリーズ2009年度 第1戦

2009-06-11 | 大会
 6/6に舞洲シリーズというミニトーナメントが同所で行われた。この大会は土のグランドで行われるものの大阪市内で開催される貴重な大会である。今回の参加チームはオープン14チーム、ウィメン10チーム。一試合30分のトーナメント形式で行われ最大4試合と少ない人数のチームでも比較的参加しやすい。またJFDA配下ではないためJFDAの会員登録も不要である。よって発足間もない社会人チーム等には利用し易い大会だと思う。また岡山大学や和歌山大学など普段他チームとの対戦が難しい少し離れた地域のチームにとっても有難い大会となっているのではないだろうか。参加チームに大体大やびわこ成蹊、トリガーの名前が無いのは寂しいところだが次回の参加を願うとしよう。
 順位はこちらの通り→http://ultimate-kansai.info/maisima.aspx
お陰様でスピリッツは優勝する事がでました。内容は酷いものであったが、、、各試合を徒然に書いてみようと思う。

一回戦:同志社
 初戦という事もあってスピリッツの体は動いていなかったが、それ以上に同志社の動きは良かった。良く走る良チームであり前半は同志社がアップしていたと思う。30分ゲームの場合先行逃げ切りを狙うのがセオリーだが同志社ペースの試合展開だったと思う。転換期はスピリッツのゾーン。マンツー合戦のゲーム展開でいきなりゾーンを入れてリズムを変えると学生チームは対応しきれないことが多いのだが、この日の同志社も例外ではなかった。逆転を許すと「やっぱりスピリッツには勝てないか」という気持ちが湧いてくるのかテンションもスローダウン。スピリッツにとっては本大会で一番難しい試合だったのだが同志社の皆さんは知る由も無かったのだろう。そのまま6−4でスピリッツの勝利。もしスピリッツの心境を知っていれば、もっと食下がれたかもしれない。勝手に自分達で答えを出してしまうのは勿体無いことだ、と筆者も心に留めておこうと思う。

二回戦:岡山大学
 岡山大学はその名の通り岡山にある大学でなかなか対戦する機会が少ない。この黒い鷹軍団は噂によると総勢100名を超える部員がいるとか何とか。真偽は確かめていないが個人的には一度練習に参加させてもらいたいと思っているチームの一つだ。試合では学生では珍しくゾーンをポイントで入れてきた。このゾーンは少し変則的なゾーンでハンドラーには余りプレッシャーの掛からないルーズなタイプのようである。試合後このゾーンについての感想を求められたのだが、不覚にもこのゾーンの用途、意図を聞き忘れた。例えばこのゾーンは、目先を変えるためのものか?主力を休ませるためのものか?セットプレー封じか?時間稼ぎなのか?マンツーマンとのギャップを狙うためのものか?風が強い時仕様か?それによって感想やアドバイスも変わるべきはずなのだが。。結局、思いつく事をつらつらと話してしまっただけのように思う。何かの参考になってくれていれば良いのが。。スコアは9−4でスピリッツの勝利

準決勝:近大
 今年の近大は強いと当ブログでも紹介した。毎週のように行っているスピリッツとの練習試合では互角の力を見せ、先日行われた関西オープンではスピリッツに競り勝っての優勝だった。本大会も苦戦必死と思いきや8−4でスピリッツの圧勝。その後の3位決定戦でもチベッツのOBが名を連ねるとはいえ即席チームのシャチホコに手痛い敗戦を喫し4位という順位となった。確かにポーチ系のディフェンスをスピリッツが多用したとはいえ余りに小振りなアルテ、まるでミスをしないためだけのプレーをしているかのような印象を受けた。確かにスローとキャッチの精度を上げて目に見えやすいミスを減らす事に勤しんでいるようだが、果たして勝負をするべき時にしなかったというミスは見えていたのだろうか?無謀とは一線を画すと断っておくがチャレンジしてこないチームは恐くない。厳しいようだが現時点では評価を下げざるを得ない。もう一度、自分達はチャレンジャーなのだということを思い出して欲しい。

決勝:チベッツ
 昨年は関学に全日本本選の切符を奪われ無念の予選敗退となり今年も相次ぐ主力の離脱で苦悩が続くと予想されたチベッツだが、この日は一回戦でその因縁の関学に一点差で勝利し勝負強さを見せると決勝まで一気に駒を進め健在振りをアピールした。同チームはここ数年の時代の流れと共にホライゾンでプレーする日々が続いていたのだが、この日はチベッツのその代名詞とも云うべきバーティカルスタックへと原点回帰を試みていた。バーティカルスタックを知らない世代(学生チーム)にとっては脅威になる可能性が高いと思う。決勝の結果は5−4という接戦を制したスピリッツが勝利した。しかし、これをもって強豪チベッツの復活と宣言するにはまだ時期尚早だと記しておこう。実はこの決勝、同志社戦とは逆に点差程の圧迫は感じなかったのである。本当のチベッツの復活とは単にバーティカルスタックを操るだけではない。しぶといオフェンスにしぶといディフェンス。これこそがチベッツの真骨頂のはずだ。強いチベッツは西日本のアルティメットにはなくてはならない要素の一つである。必ず全日予選に合わせてくるものと期待したい。
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