明日から一泊二日で日光へ修学旅行に行く小6長男は荷造りに余念がありません。そこで、つい「iPhone持って行くんだろう?」と尋ねたら、「カメラは持って行っちゃいけないんだよ」とのこと。私の子ども時代は中学校の修学旅行だってカメラはNGでしたが、今は時代が変わっていて、児童がカメラ持って行くことを禁ずる理由が薄弱になっているのじゃないかと思いました。携帯電話禁止は理解できるのですが。
iPhone4に換えてから不要になった旧iPhoneは、アクチュアルな通信デバイスとしての機能を喪失していますが、ゲームとカメラアプリで遊ぶのに丁度いいだろうと思い、子どもたちに与えていました。そのお下がり機が充電中だったり、居間に転がっているのを拾い上げてライブラリーを見ると、結構面白い写真や動画を撮っているのに感心します。大人の発想にはないアングルや構成で、なんというか新感覚なのです。さすが幼少時からDVDや高性能TVゲームに親しんで育った「映像ネイティブ世代」というべきなのか。まだ容量は25GB以上も余裕があるので、「死ぬほど動画撮ってもいいし、よほどの失敗作以外は消さないでよし」と言い聞かせています。だから、最近は家族の外出時や帰省にも持参し、空手でお互いの演武を撮り合ったりということもあり、それで前述のような会話が発生したのです。
旅のしおりや要項を読むと、お土産用の小遣いが2千円以内というのが、30年前の私の修学旅行と同じなのは驚きましたが、カメラ持ち込みは相変わらず禁止となっています。
いや、予想される理由はなんぼでも思いつきますよ。
1.紛失・盗難などトラブル回避
2.嵩張って荷物になる
3.不公平が生ずる
4.児童の管理がしにくい
5.子ども写真がネットに出回るリスク
などなど
1の盗難・紛失リスクは、現金など決してカメラに限ったことではありません。昔は紛れもなく一家に1台の高価な家電であり、子どもが手にしたり持ち出すことなどは考えられませんでした。フィルム代や現像代もバカになりませんから、大人の管理が必要だったのです。でも現在、カメラの出荷台数は銀塩時代の3倍というじゃありませんか。量販店で旧式のデジカメは数千円で叩き売りされているし、ゲーム機やモバイル端末などにも当たり前のように撮影機能が搭載されています。カメラは1人何台という普及品となっているのです。
2についてデジカメは小型化・軽量化しており、スマホに至ってはポケットにも入ってしまうほど薄いですから、邪魔になりません。
3については、カメラを持参した子はもっぱら撮影者になるでしょうから、自分の写真は減るわけで、むしろ撮ってもらう側の方が得だったりする。事後のデータのやりとりが無料なんですから。
4は児童が撮影に夢中になってしまい統率に支障が出る怖れがあるということですが、それこそ使用する場面や場所を決めておけばよいし、撮影マナーを指導する良い教育機会になるでしょう。大人になっても公の場で見苦しい人がいますからね、国会で天皇陛下を写メしちゃう議員とか・・・。
5も運動会など撮影が禁じられていない行事もあるわけで、これはモラルの問題ですから、個人の責任で管理すべきことです。
そうなるとこの旧態依然に、どうしても学校と業者の癒着を考えてしまう。
はたして、しおりには「〇〇のカメラマンが2名同行します」と、課外行事の後の写真注文袋の下に記載されている毎度お馴染みの「学校アルバム・記念文集専門」業者の名が記されていました。
私も子供時代に記憶にありますよ。周囲をちょろちょろして撮っていた街の写真屋の存在を。でも今はカメラの性能が上がっているし、一眼レフの低価格化が進んでいますから、集合写真だって引率教員が撮ればいいし、だいたい2名のスタッフで120名の児童の動きをカバーできないでしょう、班ごとの自由行動もあるんだから。それで旅行後に貼り出された写真リストの中から、自分が写っている僅か数枚を見つけ、高値で注文することになるんですよね。1枚単価80円、大判で500円とか・・・。免許書き換えの時の交通安全なんちゃら協会とかにボラれる法外な写真代を想起させます。
そろそろ学校が写真の独占をやめて、開放すべきじゃないかというのは暴論でしょうか?。
そういうとまた、「一生に一度の思い出は、自分の目に焼きつけるべし」などという精神論をぶつ人がいるかもしれません。でもそんな人ほど、自分が旅行に行ったらバシャバシャ写真撮っていると思う。だって撮りたくなるのは自然な感情だもん。
そういえば私が子どもの頃に、修学旅行から帰った夜、父親に激怒されてバッグとか全部外に放り投げられたという事件がありました。帰宅してからずっとテレビ見てたかゲームに没頭していたかして、碌に旅の報告をしなかったのが原因なのですが、なんか訊かれてもイマイチ反応が鈍かったので親父がキレちゃったのです。ただ、学校で行った合宿や旅行のことって、意外と説明が難しいものなんですよ。色んな行程があったといえばあったけど、級友や班のメンバーとの関係を抜きにしては語れないし、子どもは風景や出来事をうまく表現するスキルに乏しいからです。そんなとき、本人が撮った動画や写真があったら、帰宅後に家族の会話も大いに弾むような気がするんだけど。大人だって画像があるとプレゼンしやすいのと一緒です。
妻は「さすがにカメラ解禁はムリでしょ」と悲観的ですが、ずいぶん前に彼女は「幼稚園の林間学校に付いて行きたい」と真顔で言っていた。
「そうや、今回かて仕事がなければ日光まで車で行きたいくらい」
「アホか、雅子妃殿下じゃないっつーの」
「私は雅子さまみたいに心配だから密着したいというんじゃない、あくまでも思い出の写真を存分に撮って我が子に残してあげたいから」
なるほど、学校の写真独占に風穴を開けたいという志(?)は同じだったのか。
あいにく明日から2日間の天候は芳しくないようですが、良い修学旅行になればいいね。
iPhone4に換えてから不要になった旧iPhoneは、アクチュアルな通信デバイスとしての機能を喪失していますが、ゲームとカメラアプリで遊ぶのに丁度いいだろうと思い、子どもたちに与えていました。そのお下がり機が充電中だったり、居間に転がっているのを拾い上げてライブラリーを見ると、結構面白い写真や動画を撮っているのに感心します。大人の発想にはないアングルや構成で、なんというか新感覚なのです。さすが幼少時からDVDや高性能TVゲームに親しんで育った「映像ネイティブ世代」というべきなのか。まだ容量は25GB以上も余裕があるので、「死ぬほど動画撮ってもいいし、よほどの失敗作以外は消さないでよし」と言い聞かせています。だから、最近は家族の外出時や帰省にも持参し、空手でお互いの演武を撮り合ったりということもあり、それで前述のような会話が発生したのです。
旅のしおりや要項を読むと、お土産用の小遣いが2千円以内というのが、30年前の私の修学旅行と同じなのは驚きましたが、カメラ持ち込みは相変わらず禁止となっています。
いや、予想される理由はなんぼでも思いつきますよ。
1.紛失・盗難などトラブル回避
2.嵩張って荷物になる
3.不公平が生ずる
4.児童の管理がしにくい
5.子ども写真がネットに出回るリスク
などなど
1の盗難・紛失リスクは、現金など決してカメラに限ったことではありません。昔は紛れもなく一家に1台の高価な家電であり、子どもが手にしたり持ち出すことなどは考えられませんでした。フィルム代や現像代もバカになりませんから、大人の管理が必要だったのです。でも現在、カメラの出荷台数は銀塩時代の3倍というじゃありませんか。量販店で旧式のデジカメは数千円で叩き売りされているし、ゲーム機やモバイル端末などにも当たり前のように撮影機能が搭載されています。カメラは1人何台という普及品となっているのです。
2についてデジカメは小型化・軽量化しており、スマホに至ってはポケットにも入ってしまうほど薄いですから、邪魔になりません。
3については、カメラを持参した子はもっぱら撮影者になるでしょうから、自分の写真は減るわけで、むしろ撮ってもらう側の方が得だったりする。事後のデータのやりとりが無料なんですから。
4は児童が撮影に夢中になってしまい統率に支障が出る怖れがあるということですが、それこそ使用する場面や場所を決めておけばよいし、撮影マナーを指導する良い教育機会になるでしょう。大人になっても公の場で見苦しい人がいますからね、国会で天皇陛下を写メしちゃう議員とか・・・。
5も運動会など撮影が禁じられていない行事もあるわけで、これはモラルの問題ですから、個人の責任で管理すべきことです。
そうなるとこの旧態依然に、どうしても学校と業者の癒着を考えてしまう。
はたして、しおりには「〇〇のカメラマンが2名同行します」と、課外行事の後の写真注文袋の下に記載されている毎度お馴染みの「学校アルバム・記念文集専門」業者の名が記されていました。
私も子供時代に記憶にありますよ。周囲をちょろちょろして撮っていた街の写真屋の存在を。でも今はカメラの性能が上がっているし、一眼レフの低価格化が進んでいますから、集合写真だって引率教員が撮ればいいし、だいたい2名のスタッフで120名の児童の動きをカバーできないでしょう、班ごとの自由行動もあるんだから。それで旅行後に貼り出された写真リストの中から、自分が写っている僅か数枚を見つけ、高値で注文することになるんですよね。1枚単価80円、大判で500円とか・・・。免許書き換えの時の交通安全なんちゃら協会とかにボラれる法外な写真代を想起させます。
そろそろ学校が写真の独占をやめて、開放すべきじゃないかというのは暴論でしょうか?。
そういうとまた、「一生に一度の思い出は、自分の目に焼きつけるべし」などという精神論をぶつ人がいるかもしれません。でもそんな人ほど、自分が旅行に行ったらバシャバシャ写真撮っていると思う。だって撮りたくなるのは自然な感情だもん。
そういえば私が子どもの頃に、修学旅行から帰った夜、父親に激怒されてバッグとか全部外に放り投げられたという事件がありました。帰宅してからずっとテレビ見てたかゲームに没頭していたかして、碌に旅の報告をしなかったのが原因なのですが、なんか訊かれてもイマイチ反応が鈍かったので親父がキレちゃったのです。ただ、学校で行った合宿や旅行のことって、意外と説明が難しいものなんですよ。色んな行程があったといえばあったけど、級友や班のメンバーとの関係を抜きにしては語れないし、子どもは風景や出来事をうまく表現するスキルに乏しいからです。そんなとき、本人が撮った動画や写真があったら、帰宅後に家族の会話も大いに弾むような気がするんだけど。大人だって画像があるとプレゼンしやすいのと一緒です。
妻は「さすがにカメラ解禁はムリでしょ」と悲観的ですが、ずいぶん前に彼女は「幼稚園の林間学校に付いて行きたい」と真顔で言っていた。
「そうや、今回かて仕事がなければ日光まで車で行きたいくらい」
「アホか、雅子妃殿下じゃないっつーの」
「私は雅子さまみたいに心配だから密着したいというんじゃない、あくまでも思い出の写真を存分に撮って我が子に残してあげたいから」
なるほど、学校の写真独占に風穴を開けたいという志(?)は同じだったのか。
あいにく明日から2日間の天候は芳しくないようですが、良い修学旅行になればいいね。











うちの次男は林間が中止になってしまったので、可哀想でした(>_