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ISISにまつわるテロ朝の報道と官僚の姿勢

2015-02-06 23:19:12 | 政治
ヨルダン人パイロットのモアズ・カサスベ中尉(26)がISISに火炙りで殺害されたことを受け
ヨルダン国内ではリシャウィ死刑囚を早速死刑に処した。

リシャウィ死刑囚は2005年にヨルダンの首都アンマンで行われた結婚式で夫と共に
自爆テロを試みたが夫の方は自爆死したが、リシャウィの方は自爆せずにそのまま
他の避難者と共に紛れて逃亡したが4日後に逮捕された。

更にはヨルダンはリシャウィ死刑囚の刑の執行に続きISISに報復するためにシリアのラッカに
向けて空爆を行った。

ヨルダンはシリアやISISと同じイスラム教の国であり隣接する国でもある。
これまでのISISを打倒する目的での有志国連合軍アメリカ、イギリス、などに加わることになる。
この有志国連合軍は国連軍としての多国籍軍とは違い、国連憲章の採択無しに武力制裁を行うことが出来る。

日本が集団的自衛権を行使するうえで国連の採択を必要とするNATO軍では無いことは理解しておく必要がある。

元々イスラム諸国は内輪モメが多かった地域ではあるが、シリア内戦のサリン使用を巡る事件が起きてからは
その内輪モメに米国が加担する機会が増えて来た。

シリアとういう国の内戦を舞台に政府軍と反政府軍としての自由シリア軍に加え世界的に知名度の上がったISIS
なのだが、いつの間にか内戦が主要な問題ではなく、反政府軍側のこのISISのイスラム原理主義に対抗するテロイズムとの
戦いに変わってしまっている。

シリア内戦による政府軍対反政府軍→→(サリン使用を巡る疑惑)→→ISISテロイズムとの戦い。

このISISのテロイズムに対抗する国々が徐々に増加しており、フランスでの表現の自由を巡るシャリルエブド襲撃
事件からはフランスが有志連合軍に、ヨルダン人パイロット殺害からはヨルダンもイスラム国ながら有志連合に加わっている。

日本はと言えば、ISISに人質殺害された湯川はるなと後藤健二の二人の犠牲者を出しておきながら
殺害以前のイスラム原理主義と戦うイスラエル側に2億ドルの支援をするだけに留めている。
ヨルダンと比べてISISへの対応の仕方は歴然とした差がある。

この事件を切っ掛けに日本はヨルダンと同様にISIS問題に深く足を踏み入れるものだと想像する人もいるのかもしれないが
安倍総理は更なる追加支援策として空爆を行う有志連合軍への援助を躊躇っている。

多くの日本人がこのISIS人質事件から自衛隊の国際貢献という名のものとに集団的自衛権の行使として
有志連合軍への加担が叫ばれると想像しながらも、足踏みをする安倍政権に苛立ちを隠せないような思想は出てこない。
殆どが重い腰を上げることなく、静観を決めている。

現在、自衛隊をシリアへ派遣する是非を問う政治的な問題の卓上にも上らない腰抜け振りを見せる日本の右派思想だ。
尖閣諸島での領海侵犯から海保の巡視船と衝突事故を起こした中国籍の漁船一隻には散々たる目くじらを立てて
領土問題と身勝手に担ぎ上げて日中国交悪化するまでに発展したのは記憶に新しいが、相手がISISとなると全く歯が立たない
無能なダメ右派を世界中に知らしめている。

それには同盟関係にある米国から見ても不甲斐ない様に映るようで自衛隊を蹴飛ばさないと立ち上がらないという
毎度毎度のモチベーションの低さを同盟国に印象づけている。

幾分の株式を米国ロックフェラーに所有されているテレビ朝日を利用して日本の海外派兵に向けた政策の尻に火を付けるように
テレビ朝日ではISISの残虐性を公共の電波に乗せて発信し続ける。3.11の被害報道では社内規制に引っ掛かり予定されていた内容
全てを報道することが出来なかった報道ステーション、その後番組プロデューサーが謎の死を遂げて原発関連企業のGEからの
圧力ではないかと噂されたが今度はバックのロックフェラー絡みでISIS報道に利用される左翼メディア。
原発問題はタブーでISISは盛んに報道するテレ朝の株主米国ロックフェラーの思うがままだ。

それを平気でテレビ朝日はISISの協力者で情報の流布の一躍を担っているメディアのように叩くネトウヨに腐った日本人根性を
見てしまう。ISISによるこれまでの国内における影響は人質二人に対する自己責任論、ISISの行為をバカにするクソコラなどの
画像の合成によるもの、安倍政府を非難するための政局に利用されることを恐れた左翼批判の3種類だけだ。

「自己責任論」「政局に利用する左翼」「クソコラージュグランプリ」「後藤健二の生みの母親の存在」

そしてそこに新たな題材として「テレビ朝日のテロ報道」が加わった。


そこに外務省からのお達しがあり、報道ステーションで流れたニュースの当初は安倍総理の中東訪問とエジプトでの演説に
関して外務省が難色を示しており安倍総理の中東での言動は総理府の意向で作成されたものだと報道に対して事実と違うと
報道の内容を否定した。

こちらの外務省と総理府の安倍総理中東訪問についての確執があるかのような報道なのだが、忘れてはいけないのが
2014年年末の総選挙後(この時点で公表はされていないがISISによる人質事件が発生していた。)内閣では防衛担当大臣だけが
江渡聡徳氏から中谷元に変更になっている。外務大臣は継続的に岸田が務めている。

安倍内閣になって防衛大臣が3人目である。小野寺五典は防衛大綱の見直しで更迭されて、次の江渡はこのISISの事件によって
解任されたと考えられる。NSCによる安全保障問題は外務省と防衛相の連帯で構成されるのだが、その内の防衛相大臣だけが
解任されているとなるとこの事件の影響で外務省にも何らかの動きが有ったと見るべきだ。

安倍総理の中東訪問には多くの謎が存在してる。それは外務省も防衛相もこの問題に首を突っ込むことを恐れていたに違いない。
その為にどちらも安倍総理の判断には納得できなかったかもしれない。その中でも防衛相は自衛隊を海外へ派兵することを反対し
これに執着した為に防衛大臣の江渡は解任されたものだと推理できる。

安倍総理は「新型左翼」この問題で自衛隊の海外派兵が行われ、自衛隊人気に陰りが出て拡大を続けた国内軍産への平和ボケを
前提とした装備品開発による財政獲得の在り方に警笛を鳴らし大きくテコ入れをすることになれば、再び財務負担の大きい
防衛相を縮小できると考えているかもしれない。 防衛相そのものが『お花畑でしたね。』

外務省は相変わらずそのスタンスを表すことさえも億劫だとする構えだ。


米国の戦争に巻き込まれる不安は早速的中してしまったようだ。
ネトウヨ改めネット保守の図星はISIS人質事件でその瀬戸際まで日本を進ませている。直前でブレーキを踏んで
怖気づくことは不要と判断されても、いつの間にか人質批判と左翼批判にコースを変える腐れ外道。
本質を失い論の根幹を持たない個人攻撃と流言飛語に終始する日本の保守ネトウヨの無残なまでの脳内変換と自己正当化に
明け暮れる妄想が続く。

これ以上は危険との赤信号を目の前にした交差点で後ろからテレビ朝日が何度もISISのクラクションを鳴らす。
安倍政権がこの交差点で右に曲がるかどうかの以前にほゞ立ち往生をしている様を見ながら横断歩道を渡る歩行者に向けて
右折するのに邪魔だと攻撃する悪質ドライバーのネトウヨ。 危険な交差点を渡る時に事故に遭ったら自己責任。

日本の右傾化は交差点で右折する際に歩行者を巻き込む無謀運転に加えて
矢印の進路制限信号が右を点灯させていることを口実とした無情なメディアを使った煽りにあっている。

正面の交差点の信号は間違いなく赤を点灯させているが、その下の右を示す矢印だけが無情にも青を点灯させている。
あまり考える余地や選択肢は少ないのかもしれない。






コメント
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