土木の工程と人材成長

土木建設の工程管理や組織運営、そして人材成長の話題や雑学を紹介します

監督職員の考え方主任技術者の考え方(根底にある双方の価値観を考えてみる)

2016-10-16 23:30:44 | 建設経営
監督職員の思い

・受注したのだから、設計図書どおりにやれると考えての落札のはず。だから、設計図書に基づいて、工期内に安全に品質を確保して築造すべきである。

・施工プロセスにおいては、第三者に被害や迷惑をかけることなく、現場と設計図書とが異なるときは、きちんと知らせて欲しい。必要な場合には設計変更しましょう。

・監督職員は、監督することが職務であって、施工のことは知らないから、現場の施工のことを、やいのやいのと言われても困る。だから、施工のことは主任技術者が考えて提案して 欲しい。勿論、設計コンサルタントに委託しなければならない事象が出た場合にはそうします。けれども、少々のことは現場で判断してやって欲しい。ワンデーレスポンスになって ないと陰口は言わないでもらいたいものだ。

・調査関係も、補助基準などがあり、潤沢に予算は使えないので、ボーリングなども不足の場合が多くなっており、そこは斟酌して現場をスムーズに進めて欲しい。

・不可視部分は、きちんと写真を撮っておいて欲しい。監督責任が問われないように、気を配って安衛法など法規を守り、また、地元から苦情がでないように十分手を回して、手抜か りなく施工して欲しい。

・変更は、歩掛のないものなどもあり、変更にあげづらいものや、少々な金額のことは、企業努力でやって欲しい。

・くれぐれも、関係法令を犯すことなく、仕様書や各種の基準をよく読み込んで、間違いのないように施工して欲しい。

監理(主任)技術者の思い

・監督職員は、設計図書と現場が異なる時には、適切な施工ができるように、すぐに設計変更で対応して欲しい。

・公務員であり、高い給与をもらっているのだから、それなりの仕事を円滑にして欲しい。我々は営利企業であり、ぐずぐずしてもらっては利益が阻害されるので困る。ワンデーレス ポンスを唱えるだけでなく、実質的にシャンシャンと返事をして欲しい。

・そもそも、もう少し現場を調べて、地質調査をやり、上空占有物や地下埋設物なども調べてから、施工がはじまれば、現場が止まらないような状態で発注して欲しい。

・立会や段階検査にも、現場を待たせることがないように、希望の日時に来て欲しい。甲乙対等は原理・原則であり基本的なことなので、請け負けにならないように、図面作成の手間 に見合う金額が無いような場合を除き、変更は全て計上して満額を見てもらうべきだと考えている。

・高品質の施工をすれば、工事成績は高い点をつけるのが当然だと思うので、そうして欲しい。ボランティアなどの社会貢献活動は、工事成績とは本質的に異なるものだから、軽視し て、実質的な品質本位の採点をして欲しい。
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