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不登校・引きこもりの家族が越える5つの関門③

2016-10-26 | 日記
第3関門 「子どもの感情を大切に、自分の気持ちや態度を振り返る」

第2関門「非審判的態度で受容する」をクリアしても、次の第3関門が待ち受けています。
何とか子どもを受容して親子関係が安定してくると、子どもはだんだん元気になってきて、表情が明るくなり、ゲームにこうじたり、テレビや漫画を見て笑ったりできるようになります。
すると今度は、そのくらい元気になったら学校へ行けるのではないかとか、せめて家では教科書くらいは開いて少しは勉強できるのではないかと考えるようになり、そんな子どもの姿にだんだん不満を募らせます。親の会でも「テレビを見て笑っている子どもを見るとイラッとする」とか「ゲームやネットに夢中になっている姿を見ると腹が立ってくる」という話をされる方もいます。

ケースワークではクライアント(この場合は子ども)が自分の悩みや気持ちを思い切り吐き出せるように最大限の配慮をすることがとても大切で、そのことでクライアントは心が軽くなり、気持ちを整理して解決の手がかりを得ることができます。語ること自体に大きな治療的効果がありますが、親は子どもの感情表現をふさいでしまうことがよくあるので、クライアントに接する人は自分の感情を自覚し吟味するという態度に心がける必要があります。
つまり、いま自分がどのような気持ちで、感情で、態度で子どもに接しているのかを常に振り返り自覚することをしないと、口に出さなくても、子どもに対する否定的な気持ちや感情は子どもに伝わり、子どもの感情表現を大切にすることができなくなります。いろんな相談場面で親御さんから「無理して学校に行かなくていい」と言っているのに子どもはさっぱり元気にならない、という話を聞きます。しかし、詳しく話を聞くと、確かに口ではそう言っても「学校に行ってほしい」というオーラが出まくっていて、子どもはそれを敏感に感じ取るので元気になるはずもなく、逆に「言っていることとやっていることが違う」という親への反発を強めたりします。まさに「目は口ほどに物を言う」です。

引きこもりの交流会でも、親御さんは「決して働くことを強制しているわけではなく、仕事について良い情報があるので、子どもに伝えたが反発する」と話します。子どもや当事者にとっては「指示や命令」にしか聞こえないという場合が多いです。
子どもや当事者の気持ちに余裕ができて、いろんなことを前向きに考えることができるようになっていれば効果的ですが、受けとる側にそのような準備ができていないときは、親の意図とは裏腹になり、逆効果になることを親の側では押えておいてください。

(つづく)
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