ひょうたんじじい備忘録

ファイナルカウントダウンに向けて

なかなか死ねない

2017-03-17 16:42:02 | 日記・エッセイ・コラム
「なごりおしくおもへども、娑婆の縁尽きて、ちからなくしておはるときに、かの土へはまいるべきなり」とする心境には依然として変わりないものの、この世には興味・関心ある、いささか不謹慎な言い方をすると、確かに面白い出来事が次々と発生し、なかなか死ねないのが実感である。大はトランプ大統領の問題から、中程度かなぁ…の豊中の国有地払い下げ、また、豊洲への移転など。こうして人はダラダラと生き続けるのか。まあそれもヨシとするか。

秋山征夫の『荷風と市川』(慶應義塾大学出版会)を読む。偏奇館焼失の後、市川市菅野に住み始めてから昭和34年に永眠するまでの生活を検証している。素の荷風が見られて楽しい。

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