著者 土肥 正行
「電磁重力ひもからの究極な理論について その1」の力の部分の以下に示す。
● 力に対する電磁重力ひもと既存理論の相違
○ 力に対しての両理論の比較
力に対する比較表を下記に示す。
11
○ 電磁重力ひもの素粒子の構造
力の説明の為に電磁重力ひもの素粒子の構造を示す。
12
○ 力に対する両理論の相違点
☆ 力の意味
△ 電磁重力ひも---力とは二つのフェルミオンがボソンを放出して、互いに相互作用すること。弱い力は
力と考えていない。
△ 既存理論---上記の弱い力も含めて力と呼んでいる。
☆ 力の統一
△ 電磁重力ひも---力の統一といことはない。
理由は、力は宇宙の始めの出現光子に組み込まれたので統一といことはない。
宇宙創生の歴史で、クォークは単独な時代はなく、光子の対生成から閉じ込められたままバリオンになった
のである。
△ 既存理論---力の統一がある。
理由は、宇宙創生の歴史おいて、単独な時代、スープ状態、クォークの閉じ込め時代を経る為に、順番に重
力分離、強い力の分離、電磁力と弱い力の分離となると考えている為である。
○ 電磁力・重力に対する両理論の相違
電磁力と重力に対して両理論のイメージを下記に示す。
電磁重力ひもの単独な弦(単独な電磁弦・単独な重力弦)は、距離に応じて拡大する。
13
○ 強い力に対する両理論の相違
強い力はクォークが結合する為の力であるが、電磁重力ひもと既存理論の特に相違する点である。
即ち、既存理論ではそれは色理論のカラー力であるが、電磁重力ひもは特別なボソンはなく、近距離で磁気モーメ
ント力が一定になるとしてそれとクーロン力の合成であり、それを仮想核力と呼んだのである。
☆ 既存理論の強い力の概要
既存理論の強い力はカラー力であり、この性質を下記に示す。
△ 既存理論の強い力(カラー力)の性質
カラー力は色の合成が白色の時引力になる。
この為、バリオン(クォーク3個)とメソン(クォーク2個)で、色の構成が下記のように相違している
14
△ 色理論のカラー力の式
文献(ゲージ場の量子論入門、近藤慶一著、サイエンス社、2006)によると のクォーク間力のポテンシャ
ルVが載っており、これからこれを微分して力Fを求めたものを下記に示す。
15
△ カラー力の漸近自由性とクォークの閉じ込め
宇宙創生に必要なカラー力の漸近自由性とクォークの閉じ込めがある。
◇ 漸近自由性
カラー力は、ポテンシャルが100GeV程度で、カラー力が弱まる漸近自由性の性質がある。これにより、宇宙
創世時の高温時にクォークの単独な時代の裏付けである。
◇ クォークの閉じ込め
カラー力のポテンシャルが100GeV以下になると距離が離れるに従ってカラー力が強くなる。この為、クォ
ークのスープ状態から陽子の誕生となる。
それに合わせて、質量を与えるヒッグス場ができるのである。
◇ 宇宙創世時の関係式
宇宙創世時の宇宙時間に対する関係式を下記に示す。
この関係式は、下記の文献を参考にして関係式を求めた。
S・ワインバーグ(小尾信弥訳):宇宙創生はじめの3分間(ダイヤモンド社)、2004
16
17
△ 色理論に対する批判
色理論のカラー力には下記のような不思議な点がある。
◇ グルーオンはボソンの性質に反している
色理論のカラー力の媒介ボソンは、グルーオンである。 しかし、このグルーオンは、今までのボソンが相
互作用はしないことに反しており、グルーオンに色がある。その為、グルーオン同士の相互作用があり、更
に分裂・吸収ができるのである。
◇ グルーオンは多様に変化し過ぎる
グルーオンは、3原色(赤R、緑G、青B)とその補色(反赤 、反緑 、反青 )の色がある。実際の色は、色
と反色の2色の下記の8色である。
18
この色は2色(色・反色)をどのようにして送れるのであろうか? 最後の2色は式であり、尚更どのよう
にして送れるのであろうか?
内部量子数なら数値として送れるのであろうか?
グルーオンは送り手から放出後、分裂・吸収を繰り返して受け手に届くが、受け手側でどの送り手の色かど
うして区別ができるのか?
このようなことが起こると、送り手から受け手に届く間に、無限の分裂・吸収が起こり、受け手側に到達で
きないのではないのか?
余りにも多様な変化を許し過ぎており、場が何処まで許しているのか?
◇ 色は何時できたのか
色はどのようにできたのか?不明である。 量子数として仮想粒子の時にあったのであろうか?
3色が等分に分かれているのであろうか?
どうして、電子は仲間外れされて色がないのであろうか?
◇ 色と質量の関係
色と質量は無関係であるが、u・dクォークの質量が小さ過ぎで、その為、陽子の質量はカラー力のポテン
シャルでできていると考えられる。 そうすると100GeV以上で漸近自由性になると思われるが、実際のトップ
クォークの質量は176GeVである。単独のクォークで発見されたのか?不明?
◇ 色理論は難解し過ぎる
色理論は、数学的なSU群に属しており、質量、電荷、色との対称性から対応して類推されたもののようで
ある。
その為、難解な数式は文献にはあるのであるが、力やポテンシャルの数式は余り文献には載っていないの
である。
だからグルーオンの色というものが前の項の数式であり、それをどの位1秒間に交換して、ポテンシャルが
できるかということは議論されない。
また、グルーオンの交換するものは何か?(運動量、エネルギー等)
クォークの色は3色が常に変わっているとのことであるが、どのように交換しているのであろうか?
残念ながら当方にはこの難解な数学は理解できない為に、物理の解説書の言葉からの受け入りしかできな
い。
その為、当方は言いたくなるのである。 自然はそんなに難解な数学でできているのであろうか?
自然に対して難解な数学を押し付けていないのか? と考えるのである。
☆ 電磁重力ひもの強い力(仮想核力)の概要
△ 仮想核力の式誘導
仮想核力は、電磁力の磁気モーメント力の1粒の力Fm1から(r/b2)が無次元量であることに注目して、近距離
ではこれを4乗したものをFmに掛け合わせることにより一定値になると考えた。 この式は、クォークの閉じ込
めの時に力が一定になることを表していると考えたのである。
19
20
△ 仮想核力の性質
仮想核力は、今考えると名前の付け方がよくなかったと思う。 何故なら仮想という意味は非現実ということな
ので、仮想核力はとは、非現実な核力と思われがちである。 本来は、仮想核力は、下記のように現実的
(リアル)な核力なのである。
磁気モーメント力には、2つのクォーク間の磁気モーメントの方向(軸に垂直と軸に平行)により引力となるも
のが2種類あり、その為、仮想核力も下記のよう2種類ある。
21
22
△ 仮想核力はクーロン力と磁気モーメント力は互いに逆
バリオン(クォーク3個)の結合は、2点間のクーロン力と磁気モーメント力が互いに逆になるように結合する
のが安定していると考えられる。
これを仮想核力のタイプとで分けると下記のような結果になる。
23
△ 仮想核力を核子に適用した場合
上記の結果を陽子(uud)と中性子(ddu)に適用するとuクォークとdクォークの配置と質量構成がわかることに
なる。
24
△ 宇宙創世時に対する電磁重力ひもの関係式
既存理論でカラー力による宇宙創世時による関係式のグラフにおいて、カラー力のポテンシャルに変わって、
下記のu系クォークの質量エネルギーを下記の式に従って載せたグラフを下記に示す。
25
☆ 力に対する電磁重力ひもと既存理論の相違点
△ ポテンシャルの差異
◇ ポテンシャルと質量
電磁重力ひも;クォークの質量が回転半径b2で決まる。
既存理論 ;クォークの質量がヒッグス場から与えれる為か小さい。
両理論のポテンシャルと質量の比較を示す。
26
◇ クォークの閉じ込めの範囲
ポテンシャルにおいて、クォークの閉じ込めを表す項は下記のように距離に比例する項である。
ポテンシャルの閉じ込めを表す項 ; ;定数、r;距離
両理論で、この閉じ込め項の有効範囲は下記になる。
27
両理論の閉じ込め項の有効範囲は、距離が10^-15mで正反対である。
問題点
既存理論のカラー力のように、有効範囲が10^-15m以上で有効になると核力(核子間の結合力、
π中間子)に影響すると考えられるが何故影響しないのか?
△ 力に対する両理論の差異
28
● 素粒子自体と場自体から見た見解のまとめ
素粒子自体の立場として電磁重力ひもで、場自体の立場として既存理論でその相違点を宇宙創生と力において論
じた。
そのまとめを以下に述べる。
○ 宇宙創生
☆ 素粒子自体の立場で論じた方がスッキリするのではないか?
電磁重力ひもでは、宇宙の始まりに巨大なエネルギーの光子1個が出現し、それが分裂して、素粒子の元の
光子と宇宙ができたとしている。
このように考えれば、スピンや素粒子の構造は光子の性質が継承したものとして理解し易い。
このように考えれば、多次元空間や仮想粒子等のお化けは生ぜずスッキリしているのではないかと考える。
巨大なエネルギーの光子(10^110GeV))は、プランクエネルギー(10^19GeV)を破っているので、物理法則は満足
しない。 しかし、インフレーション後は物理法則に従うので、既存理論のインフレーションの再加熱による
エネルギーのただ食いと同程度の見解ではないかと考える。
☆ 電磁重力ひもの宇宙創生の問題点
大きな問題点は、下記である。
△ 宇宙温度が高温の為、単独なクォークになっているのでは?
光子の分裂は、u系クォークの対生成・対消滅が関係している為、u系クォークは光子のエネルギーと同程
度である。また、宇宙温度は光子のエネルギーなので、u系の質量エネルギーと温度は同程度のエネルギー
である。
相対論では、質量を持った粒子が速度を持つことは、その静止質量より大きなエネルギーなる。u系の質量
エネルギーと宇宙温度は同程度のエネルギーなので、宇宙温度により加熱されて、単独なクォークになるま
での速度は持つことができないので、ほぼクォークは静止状態と考える為、単独なクォークになることはな
いと考える。
その為、閉じたままバリオンになる。
○ 力
☆ 強い力は仮想核力でも説明可能
電磁重力ひもの仮想核力は、クーロン力と磁気モーメント力の合成であり、更に、近距離においては磁気モー
メント力は一定になりクォークの結合力になる。
これは強い力を色を使わなくても論じられ難解な数学は必要ない。
更に、磁気モーメント力は、軸に平行と垂直により引力となる対の方向が相違し、これがカラー力の3色と2
色の合成に対応している。
バリオンが安定点で結合する為には、クーロン力と磁気モーメント力は互いに逆の力で結合する必要であり、
これはカラー力では満足できない。
仮想核力を核子に適用するとその結合のクォーク構成が分かるのである。
クォークは世代により質量エネルギーが不連続に変化する為、質量が関係する磁気モーメント力の為に仮想
核力も世代により不連続になる。
このように仮想核力は、カラー力よりクォークの結合力をよく説明できるのではないかと考える。
○ その他の電磁重力ひもと既存力の相違点
☆ 電磁重力ひもでの場自体に対する考え方
電磁重力ひもは素粒子自体の立場から自然を論じている為、場自体の立場から論じられている時空間の素粒
子の振る舞いについて何も論じていない。
これに対しては次のように考える。
△ 時空に対する既存理論の方程式
時空に対する既存理論の方程式は、方程式としてそのまま正しいものとしてそのまま採用する。 これらの
方程式は下記のものがある。
◇ ニュートンの運動方程式
◇ Maxwellの波動方程式
◇ シュレーディンガーの波動方程式
◇ 特殊相対性理論と一般相対性理論の時空に対する方程式
◇ 力に対する式; クーロン力、磁気モーメント力、万有引力、核力等
△ 時空に対する統一的見解
上記の方程式は、場自体の立場から論じられたものであり方程式自体は正しいのであるが、素粒子自体の立場
から統一的にできるのではと考えている。
◇ 電磁重力ひもの見解で各方程式を見直
□ 量子力学の波動周波数は、電磁重力ひものスピン回転周波数である。
□ Maxwellの方程式の電界と磁界は、光子の2重化の電磁ひもで見直す
□ 特殊相対論の周波数が高周波数成分と低周波数成分の合成と考え、高周波数が静止質量に、低周波が
運動エネルギーに相当する見直し
□ 上記の見直しによる既存理論の時空に対する統一的方程式が究明されるのではと考える。
◇ 電磁重力ひもで送受信処理の方程式
□ 光子の電磁力と重力の影響
光子は、単独な弦は放出しないが、単独な弦の影響は受ける。
即ち、光子は単独な弦から引力を受ける。(光の重力による湾曲)
□ 単独な弦と電磁重力ひもの送受信処理
送信側のフェルミオンの開放端から単独な電磁弦は常時放出され、受信側で処理される。この単独な弦
の多重化とその放出処理、距離による拡大、受信処理の大雑把な関係は求めた。
しかし、その多重化のひもの構造、そのひもの張力等の材質等は不明であり、送受信処理がどのように
実現されるかは不明である。
更に、光子やフェルミオンの電磁ひもや重力ひもの電磁重力ひもが直接受信された場合の処置が、単独
な弦とどのように相違するか不明。
量子力学の重ね合わせと波動的関係の理由が不明。
□ 上記の関係を究明することにより送受信処理の方程式が求まるのではと考えている。
☆ その他の相違点
電磁重力ひもと既存理論の相違点は、次項の電磁重力ひもで公開した論文を参照して下さい。
● 電磁重力ひも(EMGS)に対するwebサイト
○ 「電磁重力ひもの論文公開」
(http://www7b.biglobe.ne.jp/masadphy1/index.html)
電磁重力ひもとして発表した過去10個の論文掲載。(最新版を参照)
○ gooブログ
(http://blog.goo.ne.jp/masadphy1)
「電磁重力ひも(EMGS)による素粒子の解明 最終結論の抜粋」
○ My Open Archive
(http://season1.myopenarchive.org/toppage/)
Searchで「masadphy1」のタグで検索、2010.11.30 で投稿終了、 閲覧可能。
電磁重力ひもから見た自然観の抜粋
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/747)
電磁重力ひもから見た自然観(素粒子の現象は電磁重力ひもで解明可能)
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/708)
素粒子に対する見解の電磁重力ひもと既存理論の比較
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/676)
Outline of ElectroMagnetic & Gravitational String (EMGS)(英文)
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/657)
● 提案内容の概要図
「電磁重力ひもからの究極な理論について その1」の力の部分の以下に示す。
● 力に対する電磁重力ひもと既存理論の相違
○ 力に対しての両理論の比較
力に対する比較表を下記に示す。
11
○ 電磁重力ひもの素粒子の構造
力の説明の為に電磁重力ひもの素粒子の構造を示す。
12
○ 力に対する両理論の相違点
☆ 力の意味
△ 電磁重力ひも---力とは二つのフェルミオンがボソンを放出して、互いに相互作用すること。弱い力は
力と考えていない。
△ 既存理論---上記の弱い力も含めて力と呼んでいる。
☆ 力の統一
△ 電磁重力ひも---力の統一といことはない。
理由は、力は宇宙の始めの出現光子に組み込まれたので統一といことはない。
宇宙創生の歴史で、クォークは単独な時代はなく、光子の対生成から閉じ込められたままバリオンになった
のである。
△ 既存理論---力の統一がある。
理由は、宇宙創生の歴史おいて、単独な時代、スープ状態、クォークの閉じ込め時代を経る為に、順番に重
力分離、強い力の分離、電磁力と弱い力の分離となると考えている為である。
○ 電磁力・重力に対する両理論の相違
電磁力と重力に対して両理論のイメージを下記に示す。
電磁重力ひもの単独な弦(単独な電磁弦・単独な重力弦)は、距離に応じて拡大する。
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○ 強い力に対する両理論の相違
強い力はクォークが結合する為の力であるが、電磁重力ひもと既存理論の特に相違する点である。
即ち、既存理論ではそれは色理論のカラー力であるが、電磁重力ひもは特別なボソンはなく、近距離で磁気モーメ
ント力が一定になるとしてそれとクーロン力の合成であり、それを仮想核力と呼んだのである。
☆ 既存理論の強い力の概要
既存理論の強い力はカラー力であり、この性質を下記に示す。
△ 既存理論の強い力(カラー力)の性質
カラー力は色の合成が白色の時引力になる。
この為、バリオン(クォーク3個)とメソン(クォーク2個)で、色の構成が下記のように相違している
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△ 色理論のカラー力の式
文献(ゲージ場の量子論入門、近藤慶一著、サイエンス社、2006)によると のクォーク間力のポテンシャ
ルVが載っており、これからこれを微分して力Fを求めたものを下記に示す。
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△ カラー力の漸近自由性とクォークの閉じ込め
宇宙創生に必要なカラー力の漸近自由性とクォークの閉じ込めがある。
◇ 漸近自由性
カラー力は、ポテンシャルが100GeV程度で、カラー力が弱まる漸近自由性の性質がある。これにより、宇宙
創世時の高温時にクォークの単独な時代の裏付けである。
◇ クォークの閉じ込め
カラー力のポテンシャルが100GeV以下になると距離が離れるに従ってカラー力が強くなる。この為、クォ
ークのスープ状態から陽子の誕生となる。
それに合わせて、質量を与えるヒッグス場ができるのである。
◇ 宇宙創世時の関係式
宇宙創世時の宇宙時間に対する関係式を下記に示す。
この関係式は、下記の文献を参考にして関係式を求めた。
S・ワインバーグ(小尾信弥訳):宇宙創生はじめの3分間(ダイヤモンド社)、2004
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△ 色理論に対する批判
色理論のカラー力には下記のような不思議な点がある。
◇ グルーオンはボソンの性質に反している
色理論のカラー力の媒介ボソンは、グルーオンである。 しかし、このグルーオンは、今までのボソンが相
互作用はしないことに反しており、グルーオンに色がある。その為、グルーオン同士の相互作用があり、更
に分裂・吸収ができるのである。
◇ グルーオンは多様に変化し過ぎる
グルーオンは、3原色(赤R、緑G、青B)とその補色(反赤 、反緑 、反青 )の色がある。実際の色は、色
と反色の2色の下記の8色である。
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この色は2色(色・反色)をどのようにして送れるのであろうか? 最後の2色は式であり、尚更どのよう
にして送れるのであろうか?
内部量子数なら数値として送れるのであろうか?
グルーオンは送り手から放出後、分裂・吸収を繰り返して受け手に届くが、受け手側でどの送り手の色かど
うして区別ができるのか?
このようなことが起こると、送り手から受け手に届く間に、無限の分裂・吸収が起こり、受け手側に到達で
きないのではないのか?
余りにも多様な変化を許し過ぎており、場が何処まで許しているのか?
◇ 色は何時できたのか
色はどのようにできたのか?不明である。 量子数として仮想粒子の時にあったのであろうか?
3色が等分に分かれているのであろうか?
どうして、電子は仲間外れされて色がないのであろうか?
◇ 色と質量の関係
色と質量は無関係であるが、u・dクォークの質量が小さ過ぎで、その為、陽子の質量はカラー力のポテン
シャルでできていると考えられる。 そうすると100GeV以上で漸近自由性になると思われるが、実際のトップ
クォークの質量は176GeVである。単独のクォークで発見されたのか?不明?
◇ 色理論は難解し過ぎる
色理論は、数学的なSU群に属しており、質量、電荷、色との対称性から対応して類推されたもののようで
ある。
その為、難解な数式は文献にはあるのであるが、力やポテンシャルの数式は余り文献には載っていないの
である。
だからグルーオンの色というものが前の項の数式であり、それをどの位1秒間に交換して、ポテンシャルが
できるかということは議論されない。
また、グルーオンの交換するものは何か?(運動量、エネルギー等)
クォークの色は3色が常に変わっているとのことであるが、どのように交換しているのであろうか?
残念ながら当方にはこの難解な数学は理解できない為に、物理の解説書の言葉からの受け入りしかできな
い。
その為、当方は言いたくなるのである。 自然はそんなに難解な数学でできているのであろうか?
自然に対して難解な数学を押し付けていないのか? と考えるのである。
☆ 電磁重力ひもの強い力(仮想核力)の概要
△ 仮想核力の式誘導
仮想核力は、電磁力の磁気モーメント力の1粒の力Fm1から(r/b2)が無次元量であることに注目して、近距離
ではこれを4乗したものをFmに掛け合わせることにより一定値になると考えた。 この式は、クォークの閉じ込
めの時に力が一定になることを表していると考えたのである。
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△ 仮想核力の性質
仮想核力は、今考えると名前の付け方がよくなかったと思う。 何故なら仮想という意味は非現実ということな
ので、仮想核力はとは、非現実な核力と思われがちである。 本来は、仮想核力は、下記のように現実的
(リアル)な核力なのである。
磁気モーメント力には、2つのクォーク間の磁気モーメントの方向(軸に垂直と軸に平行)により引力となるも
のが2種類あり、その為、仮想核力も下記のよう2種類ある。
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△ 仮想核力はクーロン力と磁気モーメント力は互いに逆
バリオン(クォーク3個)の結合は、2点間のクーロン力と磁気モーメント力が互いに逆になるように結合する
のが安定していると考えられる。
これを仮想核力のタイプとで分けると下記のような結果になる。
23
△ 仮想核力を核子に適用した場合
上記の結果を陽子(uud)と中性子(ddu)に適用するとuクォークとdクォークの配置と質量構成がわかることに
なる。
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△ 宇宙創世時に対する電磁重力ひもの関係式
既存理論でカラー力による宇宙創世時による関係式のグラフにおいて、カラー力のポテンシャルに変わって、
下記のu系クォークの質量エネルギーを下記の式に従って載せたグラフを下記に示す。
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☆ 力に対する電磁重力ひもと既存理論の相違点
△ ポテンシャルの差異
◇ ポテンシャルと質量
電磁重力ひも;クォークの質量が回転半径b2で決まる。
既存理論 ;クォークの質量がヒッグス場から与えれる為か小さい。
両理論のポテンシャルと質量の比較を示す。
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◇ クォークの閉じ込めの範囲
ポテンシャルにおいて、クォークの閉じ込めを表す項は下記のように距離に比例する項である。
ポテンシャルの閉じ込めを表す項 ; ;定数、r;距離
両理論で、この閉じ込め項の有効範囲は下記になる。
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両理論の閉じ込め項の有効範囲は、距離が10^-15mで正反対である。
問題点
既存理論のカラー力のように、有効範囲が10^-15m以上で有効になると核力(核子間の結合力、
π中間子)に影響すると考えられるが何故影響しないのか?
△ 力に対する両理論の差異
28
● 素粒子自体と場自体から見た見解のまとめ
素粒子自体の立場として電磁重力ひもで、場自体の立場として既存理論でその相違点を宇宙創生と力において論
じた。
そのまとめを以下に述べる。
○ 宇宙創生
☆ 素粒子自体の立場で論じた方がスッキリするのではないか?
電磁重力ひもでは、宇宙の始まりに巨大なエネルギーの光子1個が出現し、それが分裂して、素粒子の元の
光子と宇宙ができたとしている。
このように考えれば、スピンや素粒子の構造は光子の性質が継承したものとして理解し易い。
このように考えれば、多次元空間や仮想粒子等のお化けは生ぜずスッキリしているのではないかと考える。
巨大なエネルギーの光子(10^110GeV))は、プランクエネルギー(10^19GeV)を破っているので、物理法則は満足
しない。 しかし、インフレーション後は物理法則に従うので、既存理論のインフレーションの再加熱による
エネルギーのただ食いと同程度の見解ではないかと考える。
☆ 電磁重力ひもの宇宙創生の問題点
大きな問題点は、下記である。
△ 宇宙温度が高温の為、単独なクォークになっているのでは?
光子の分裂は、u系クォークの対生成・対消滅が関係している為、u系クォークは光子のエネルギーと同程
度である。また、宇宙温度は光子のエネルギーなので、u系の質量エネルギーと温度は同程度のエネルギー
である。
相対論では、質量を持った粒子が速度を持つことは、その静止質量より大きなエネルギーなる。u系の質量
エネルギーと宇宙温度は同程度のエネルギーなので、宇宙温度により加熱されて、単独なクォークになるま
での速度は持つことができないので、ほぼクォークは静止状態と考える為、単独なクォークになることはな
いと考える。
その為、閉じたままバリオンになる。
○ 力
☆ 強い力は仮想核力でも説明可能
電磁重力ひもの仮想核力は、クーロン力と磁気モーメント力の合成であり、更に、近距離においては磁気モー
メント力は一定になりクォークの結合力になる。
これは強い力を色を使わなくても論じられ難解な数学は必要ない。
更に、磁気モーメント力は、軸に平行と垂直により引力となる対の方向が相違し、これがカラー力の3色と2
色の合成に対応している。
バリオンが安定点で結合する為には、クーロン力と磁気モーメント力は互いに逆の力で結合する必要であり、
これはカラー力では満足できない。
仮想核力を核子に適用するとその結合のクォーク構成が分かるのである。
クォークは世代により質量エネルギーが不連続に変化する為、質量が関係する磁気モーメント力の為に仮想
核力も世代により不連続になる。
このように仮想核力は、カラー力よりクォークの結合力をよく説明できるのではないかと考える。
○ その他の電磁重力ひもと既存力の相違点
☆ 電磁重力ひもでの場自体に対する考え方
電磁重力ひもは素粒子自体の立場から自然を論じている為、場自体の立場から論じられている時空間の素粒
子の振る舞いについて何も論じていない。
これに対しては次のように考える。
△ 時空に対する既存理論の方程式
時空に対する既存理論の方程式は、方程式としてそのまま正しいものとしてそのまま採用する。 これらの
方程式は下記のものがある。
◇ ニュートンの運動方程式
◇ Maxwellの波動方程式
◇ シュレーディンガーの波動方程式
◇ 特殊相対性理論と一般相対性理論の時空に対する方程式
◇ 力に対する式; クーロン力、磁気モーメント力、万有引力、核力等
△ 時空に対する統一的見解
上記の方程式は、場自体の立場から論じられたものであり方程式自体は正しいのであるが、素粒子自体の立場
から統一的にできるのではと考えている。
◇ 電磁重力ひもの見解で各方程式を見直
□ 量子力学の波動周波数は、電磁重力ひものスピン回転周波数である。
□ Maxwellの方程式の電界と磁界は、光子の2重化の電磁ひもで見直す
□ 特殊相対論の周波数が高周波数成分と低周波数成分の合成と考え、高周波数が静止質量に、低周波が
運動エネルギーに相当する見直し
□ 上記の見直しによる既存理論の時空に対する統一的方程式が究明されるのではと考える。
◇ 電磁重力ひもで送受信処理の方程式
□ 光子の電磁力と重力の影響
光子は、単独な弦は放出しないが、単独な弦の影響は受ける。
即ち、光子は単独な弦から引力を受ける。(光の重力による湾曲)
□ 単独な弦と電磁重力ひもの送受信処理
送信側のフェルミオンの開放端から単独な電磁弦は常時放出され、受信側で処理される。この単独な弦
の多重化とその放出処理、距離による拡大、受信処理の大雑把な関係は求めた。
しかし、その多重化のひもの構造、そのひもの張力等の材質等は不明であり、送受信処理がどのように
実現されるかは不明である。
更に、光子やフェルミオンの電磁ひもや重力ひもの電磁重力ひもが直接受信された場合の処置が、単独
な弦とどのように相違するか不明。
量子力学の重ね合わせと波動的関係の理由が不明。
□ 上記の関係を究明することにより送受信処理の方程式が求まるのではと考えている。
☆ その他の相違点
電磁重力ひもと既存理論の相違点は、次項の電磁重力ひもで公開した論文を参照して下さい。
● 電磁重力ひも(EMGS)に対するwebサイト
○ 「電磁重力ひもの論文公開」
(http://www7b.biglobe.ne.jp/masadphy1/index.html)
電磁重力ひもとして発表した過去10個の論文掲載。(最新版を参照)
○ gooブログ
(http://blog.goo.ne.jp/masadphy1)
「電磁重力ひも(EMGS)による素粒子の解明 最終結論の抜粋」
○ My Open Archive
(http://season1.myopenarchive.org/toppage/)
Searchで「masadphy1」のタグで検索、2010.11.30 で投稿終了、 閲覧可能。
電磁重力ひもから見た自然観の抜粋
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/747)
電磁重力ひもから見た自然観(素粒子の現象は電磁重力ひもで解明可能)
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/708)
素粒子に対する見解の電磁重力ひもと既存理論の比較
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/676)
Outline of ElectroMagnetic & Gravitational String (EMGS)(英文)
(http://season1.myopenarchive.org/documents/view/657)
● 提案内容の概要図