人はみなひとりでは生きてゆけないのです

俺たちの旅第７話。

新しい下宿先(たちばな荘)での生活をスタートさせた
カースケ、オメダ、グズ六達。
騒がしい３人に対して、隣の住人、浜田大造(ワカメ)が
怒鳴り込んできた。彼は、京大受験目指して三浪中なのだ。

彼に会いにきた同郷の女の子(富永)を無視するなど、勉強
以外のことはどこ吹く風という態度をとっていた。

ふとした小競り合いで、ワカメは階段から転げ落ちる。
そのショックで、数学の公式が思い出せないワカメは
記憶喪失の振りをする。

３人は、ワカメが自殺するかもしれないと思い込み、
代わる代わるワカメのことを見張る。

ワカメは、わざと自殺する振りをして、川に飛び込むそぶり
を見せ、逆にカースケを川に落とす。





また、ガス自殺するように見せかけ、それに気づいたオメダは
ベランダ越しにワカメを助けようとするが、２階から落ちて大怪我をする。

病院に駆けつけるカースケ。
オメダは、怪我をしてもなお、ワカメの身を案じていた。

ワカメ
「あの人が馬鹿なんだよ。最初から死ぬ気なんかないのに。」

カースケ
「ばっきゃろー！」
(と、殴りつける。)

オメダ
「どうして嘘ついたんだ？」

ワカメ
「うれしかったんです。あなた達が、僕のために
あんなに必死になってくれたことが。」

オメダ
「いつかの女の子。どうした？会ってやれよ。勉強が
大事なことはわかるけど、人間は一人で生きているわけじゃないんだ。」


同郷の女の子に会うワカメ。
しかし、ワカメに会いにきたのではなく、ワカメの友達に
会いたかったのだ。そしてワカメは振られてしまう。

３人の心の温かさを知ったワカメは、３人と酒を
飲み交わす。


人はみな一人では生きてゆけないものだから。




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この回から、影の主人公といっていいくらいの活躍をする
ワカメこと、浜田大造が登場します。
彼が中心となって、後に「なんとかする会社」が設立されます。
ああ、僕もそんな会社が作ってみたいです・・・。

ちなみに、画像の川のはしごは、ここ。