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(予告)「司書教諭資格付与科目」の授業実践を共有する連続シンポジウムをはじめます。

2016年01月15日 | 知のアフォーダンス

 

 下記のとおり、司書教諭資格付与のための必修科目として司書教諭講習規程に定められる5科目について、毎回、1科目を取りあげて、教育実践を共有する会を始める計画を立教大学の中村百合子さんと立案中です。具体的な日程と教室、プログラムの詳細などがきまりましたら、各方面に告知するとともに、このブログでもお知らせしますので、関心のある方は心づもりをしておいてくだされば、ありがたいです。

主催: 立教大学司書課程

場所: 立教大学池袋キャンパス

時期: 2016年3月から隔月開催、全5回(土曜日か日曜日の午後)
     初回は3月6日(日)の午後(13:10-16:00)を予定しています。

参加: 関心のある方はご自由においでください。事前申込は不要です。

科目配当: 下記の順にとりあげます。

  第1回:「学校経営と学校図書館」(3月)
  
第2回:「学校図書館メディアの構成」(5月)
  
第3回:「読書と豊かな人間性」(7月)
  
第4回:「情報メディアの活用」(9月)
  
第5回:「学習指導と学校図書館」(11月)

進め方: 毎回2名または3名のパネリストが各自の授業実践を共有してお互いに話し合った  のち、フロアをふくめて全体で話し合います。毎回2時間程度を見込んでいますが、初回と最終回は、導入とまとめのために長めの時間を設定します。

趣旨: 学校図書館司書教諭の養成は、学校図書館法第5条および司書教諭講習規程に定められており、戦後をとおして、「講習」という形で行なわれてきた。各地の大学で司書教諭資格付与の課程が置かれたが、資格付与は、所定の科目を修めた学生について講習実施大学に届け出ることで行なわれている。日本図書館協会図書館学部会が2003年度について調査した際には、司書教諭資格取得者は14,668名で、大学での取得者が7,862名、短大が312名、通信教育が432名、司書教諭講習が7,062名であった(日本図書館協会図書館学教育部会編『日本の図書館情報学教育2005』同協会, 2008.)。また、司書教諭講習の受講生の過半数は現職教員ではないかと、教授経験者の実感からは推測されている。このように、全国のさまざまな機関で、教員免許状の取得が前提となっているという以外の背景も多様である受講生に対して、ひとつの司書教諭資格を付与するために、どのような教育実践が行なわれているのか、これまで十分な情報共有と教育内容の共通化、質向上の努力がされてこなかったのではないかという反省のもとに、このシンポジウムを企画した。

*なお、この計画については、中村百合子さんのブログもご参照ください。

 

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