新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

大相撲には多数の休場者が

2017-09-13 08:02:28 | コラム
コンタクト・スポーツの一種である以上仕方がないのでは:

目下開催中の秋場所とやらでは三横綱を始めとして休場者が多発しているようだ。その理由を舞の海が「力士の平均体重が右肩上がりで163 kgに達したことが主たる原因である」と指摘していた。それは力士が大きくなった体重をコントロール出来ない為に土俵から落ちた際などに筋や筋肉を傷めるだという意味だった。私には柔道で言う受け身が出来ていないと言いたいのかとも聞こえたし、「違うだろー」と何処かの療養中の代議士のように言いたい衝動にも駆られた。

この問題を別の視点から考えてみれば、(相撲をスポーツの範疇に入れることに懐疑的な私が言うのは自己矛盾だが)、相撲があれほど激しく裸で当たり合う「コンタクト・スポーツ」(=contact sportsだが、適当な訳語がないようだ)である以上、負傷するか故障者が出るのは仕方がないのではないかと思っている。稽古に近代的合理性が欠如していないとも考えている。

ここで、「“contact sports”とは」と検索してみると、 Wordnetには “a sport that involves physical contact, a method of throwing an opponent called nagewaza“ と出てきた。例としてはフットボールやレスリングが挙げられていた。何でサッカーが入っていないのかと疑問に思った。私は2度も骨折したし、捻挫だって何度もして苦しんだのに。反対の noncontact sports にはテニスやヴァレーボールやバドミントンが出ていた。

コンタクト・スポーツの例に挙がっていたフットボールではヘルメットも着用されるし、ショルダーパッドを始めとして腰等々の方々にパッドが入っている。練習ではウエイトトレーニングは必須であり、受け身の練習や当たりの訓練もされている。それでも負傷はつきものである。そこで「それにも拘わらず、相撲では・・・」となるのかなと考えている。

しかしながら、相撲については全く不案内な私だが、何時だったか「力士の筋肉はあの稽古で非常に良く鍛え上げられているから、滅多に大きな怪我がない」と聞いたこともあるし、力士たちもウエイトトレーニングを含めた近代的な「練習」も採用しているとも報じられていた。すると、結論は舞の海が言うように「体重過多」が原因なのかという所に戻ってきてしまうのかなと考え込んでしまう。


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