新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月12日 その2 イワキFCを評価したい

2017-07-12 08:23:50 | コラム
ラグビー選手がサッカーをやっているようにしたい:

10日のNHKの9時のニュースの中で採り上げられた「イワキFC」の運営方針には、良い意味で驚かされた。元はJリーグの選手だったと聞いた代表兼総監督の大倉智氏は「優れた筋力と体格を備えた」という意味で(私には非常に残念で情けない話だったが)「日本代表の優れた筋力と体格を備えたラグビーの選手がサッカーをやっているようなテイ―ムを作ろうという理想で取り組まれた」と語っておられた。

私はこの大倉氏の言わんとするところは「サッカー界の体格作りと筋力トレーニング不足」を指摘されたのだと解釈し、納得した。

実は、ニュースの出だしがそのJリーグの組織では言わば7部に属するイワキFCが、J1の札幌だったか仙台だったかに5対2で勝った天皇杯の予選を試合も流していた。その試合では7部の選手が1部の選手と当たると転がされるのが1部であり、筋力と体格を鍛え上げた成果を見せただけではなく、3点も差を付けたという辺りが強調されていた。

この大倉智氏が強調された鍛え方の実際の様子も見せられたが、そのトレーニング設備が素晴らしく整っていたのも印象的だった。また、選手たちは皆アマチュアで午前中に厳しい練習をした上で午後からは社業に従事し、全員が合宿生活をして栄養士が準備する食事で筋肉を作るように管理されているのだった。グラウンドも芝生状態もテレビ画面では素晴らしいように見えた。日本代表よりも優れた条件で練習が出来ているようだった。

この話題をここまで採り上げたのには理由がある。私はこれまでに何度も繰り返して「日本代表の連中のみならず、現在のサッカー選手たちの体格の(ラグビーや、言いたくはないが野球などと比較した場合の)貧弱さ」を指摘してきた。鍛え上げられていないから、欧米のみならず韓国や中近東の連中と常に当たり負けしていることを批判してきた。

それだけではない。過去に何名かのフットボールのXリーグのテイ―ムでトレーナーをやっていた者たちから「サッカー選手たちの体格と筋力についての心得違い」を笑われていたことも採り上げてきた。更に、私はこれまでに「何故、ラグビーの連中はあれほど優れた体格になっていたのだろうか」と素朴な疑問を呈してきた。

彼らが、イワキFCと同じことをやって来たか否かは知らないが、このイワキFCのような管理方式は運動選手育成の狙いでは当然のことであり、何ら斬新でも異色でもあるまい。そうしたことで成果が挙がった様子なのも、サッカー界にとっては怖い気がするのだ。

愚息どもは高校からフットボールをやっていたが(回顧すれば30年以上も前のことになって、今更ながら自分の高齢化に感無量だ)当時でもウエイトトレーニングなどは当たり前で、「これを日頃からきちんとやっておけば、タックルを受けても転がされたり針亡くなる」と言っていたのだった。つまり、「それなのにも拘わらず、サッカー界は」と言いたいのだ。

上記のトレーナーたちは「残念ながら我が国では未だにマイナースポーツであるフットボールが、科学的なトレーニングの手法では最先端にある」とも言っていた。

ハリルホジッチ監督様やサッカー協会から「何を抜かすか」というような反論が出てくれば大変結構だと思う。だが、その前にイワキFCが何処まで勝ち上がっていけるのか、将来大倉氏の理想のように何部まで昇格できるのかに大いなる関心がある。

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